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オズのジュリア=ジャム

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第四幕その九

「お野菜がね」
「ハンバーガーがお野菜はあまり入っていないからね」
「そう、だからね」
 サラダやトマト、ピクルスを挟んでいますがメインではありません。
「お野菜のお料理も出しましょう」
「じゃあシチューはどうですか?」
 神宝がこのお料理を出しました。
「それは」
「シチューね」
「はい、シチューならお野菜も沢山入っていて」
「いいわね」
「そうですよね」
「ええ、じゃあね」
 ジュリアは笑顔で、でした。神宝に答えました。
「お野菜をたっぷり入れたシチューも出すわ」
「それじゃあ」
「そのうえで皆でね」
 夜になればというのです。
「食べましょう」
「わかりました」
「お腹一杯食べて身体も奇麗にして」
「今夜もですね」
「しっかりと寝ましょう」
「食べて寝て」
「明日も楽しく冒険をするのよ」
 こう言うのでした。
「いいわね」
「今夜もですね」
「ええ、ただ本当にお腹が空いたわね」
 ジュリアは少し苦笑いになってまた言うのでした。
「今日は」
「もうぺこぺこですよね」
「だからね」
 それでというのです。
「今日はね」
「沢山食べて」
「じっくりと寝るのよ」
「いつも通りですね」
「そうしましょう」 
 こうしたお話をしてです、夕方まで皆で進んでいるとふとでした、皆の目の前、煉瓦の道の横にでした。何と。
 温泉が見えました、恵梨香がその温泉を見て言いました。
「よかったらここで」
「今日はなのね」
「はい、お風呂にしませんか?」 
 こうジュリアに提案するのでした。
「どうでしょうか」
「いいわね」
 ジュリアも恵梨香に笑顔で応えました。
「それも」
「そうですよね」
「ええ、温泉はいいわよね」
 ジュリアはにこにことして言うのでした。
「身体が温まってね」
「気持ちもいいですし」
 入っていてというのです。
「だからね」
「ここで、ですね」
「入ってね」
 そしてというのです。
「気持ちよく奇麗になりましょう」
「身体が奇麗になれば」
 神宝も言いました。
「そのうえで芯から温まると」
「いいわね」
「はい、それじゃあ」
「夜になったらって思ってたけれど」
「いえ、もうですよ」
 ここで言ったのはジョージでした。 
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