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艦娘達と少し頼りない提督

作者:Kei督
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着任~艦隊合同作戦
  愛情を優先する男

 
前書き
同じ話を二つも投稿してしまい大変申し訳ありません。
他の作業と、同時進行していたため完全に私のミスです。このような事が無いようにします。
後、新しく来た方の加賀は加賀ちゃんで通します。 

 
前回のあらすじ 加賀さん母になる(大嘘)

「執務室に入る前に少し待っててね。提督にこの事を伝えるから」
加賀は加賀ちゃんにちょっと待ってねと手で合図した
「おお、加賀。新人の子を連れてきてくれたのか。」
「その前に、提督少しお話が有ります。」
「ん?なんかあるのか?」
首を傾げながら宮本は加賀に聞いた
「この子のことなんですが、加賀ちゃんいらっしゃい」
加賀ちゃんは、加賀の後ろに隠れるように来た
「グハッ❗」
宮本が何故か血を吐いた
「提督っ、どうしたんですか?」
加賀は何事かと言わんばかりにすぐに宮本担ぎ上げ
「加賀ちゃん、あなたは大淀さんに伝えて下さい」
「あっ、はい。分かりました」
加賀は医務棟へ、加賀ちゃんは大淀に伝えに言った
加賀ちゃんは加賀に教えてもらった通りに運営管理室に行った
「あ、あの、すみません」
走って来たので息切れを起こしながら加賀ちゃんは言った
「どうかしました?まるで提督が血を吹き出したからどうしようというような顔をしてますね?」
「えっ、何でわかるんですが?」
加賀ちゃんは驚いた、たった一言で伝えようとしていることがわかるのかと
「本当なの?かなり適当に言ったつもりなんだけど、本当なら見に行った方が良いですね。提督は何処にいますか?」
「加賀さんが、担いで医務棟に行きました。」
「加賀ちゃん?で良いのかしら一緒に来て下さい。」 
大淀は加賀ちゃんを連れ、医務棟へ向かった
宮本が運ばれ30分経過
「ん、ここは何処だ?」
「医務棟ですよ。」
大淀が言った
「仕事中に加賀が来て、もう一人の加賀がいた気がするんだがその後はどうなったんだ?」
「加賀さんが言うには血を吐いて、ぶっ倒れたらしいですよ。」
「そうか、加賀には心配かけたな」
「本当ですよ。困った人です」
加賀がもう一人の加賀を連れてきながら病室に入ってきた。
「ああ、思い出した。小さい加賀を見たときに喜びと守ってあげたい気持ちが同時に湧き出てきてそれから現在に至るって事だね。」
「単純過ぎやしませんか?その理屈」
大淀は呆れながら言った
「小さい加賀だから加賀ちゃんで良いのかな?」
「それで大丈夫です。はい」
加賀ちゃんはグッジョブのポーズをしながら言った
「加賀にテンション似てるんだな、話は変わるが加賀ちゃんには俺と加賀の娘になってもらう」
「夫婦揃って変なこと言い出しましたね。ここまで来ると何も聞きませんので」
大淀は更に呆れながら、医務室を後にした
「加賀は、この子が可愛いと思うだろ?」
「そうですね。」 
「守りたくなるだろ?」
「はい」
両者一致の解答だった、加賀ちゃんはこういう人もいるのが世界なんだろうなと後に語った。
「と言うことで、加賀ちゃん。何か困ったことがあればすぐに俺に相談しなさい。明日から空母の人達にどの発艦方が良いか教えて貰い、演習で己の力を上げるように」
「分かりました。宮本提督」
「いやいや、提督なんて堅苦しい、お父さんと呼んでくれると嬉しいな。」
「まだ、段階を踏んでないので」
「加賀ちゃん、見た目小学生位なのに結構キツイ事言うのね」
「まあ、とりあえず明日から頑張るように」
加賀ちゃんはまだ宮本の深海装甲の能力を知らない、これが後に宮本との関係に大きく関わるのだった。

~夜中の執務室~

「あの船は、完成したのか?妖精さん」
「まだです。やはり霧の艦隊の技術を再現するのに手こずりましたが後二日でAIともに完成します」
「思った通りの速さだな流石妖精の科学力だな」
「ところで、何故こんな巨大兵器を作ろうとしたのですか?此方には艦娘がいるのに」
「もう、自分だけが安全な所で命令していることに嫌気が差したからだ、これからはすぐに彼女達を助けられる所で見守っていたい。」
「それは、規則を違反しているのでは?」
「例え、それが違法でも俺は彼女達の希望を優先するまでだ。」 
「私たち妖精には人の法律は無関係ですからどうというわけではありませんが、気になっていたことが無くなりました。だから、AIにその名前を付けたんですね」
「そうさ、本来の話なら違うが全てを救う奇跡の船として、そういう名前をつけたんだよ」
「もう少し名前を捻らなかったんですか?」
「俺なりに、結構考えたんだぞ」
「それはすみません」
「じゃあ、頑張れと皆に伝えてくれ、さらに報酬は上乗せしてあると言うことも」
「分かりました、では」
宮本は電話を切り、外を見つめた
「いつになれば、彼女たちは好きなことをして生きる事が出来るのか?AIだが君も自由を望むだろ?なぁ」
「そうですかね?提督、私は今のままでも十分ですよ」
「そうなのか。だが、これから君にも戦地に行って貰うことがあるからその際は気を引き締めるように」
「分かりました。提督」
「頼んだぞ、ノア」 
 

 
後書き
最後の方に少し出てきた子は後々出てきますのでご期待ください。次回から親バカ二人とそれに振り回される娘の話ですのでゆっくり見てください。 
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