ハイスクールD×ウィザード

俺と同期の悪魔であるシトリー眷属の兵士(ポーン)の匙

ある日、奴は毎晩悪夢を見るため寝ることができず、寝るくらいなら絶望してやると言ってしまい、体がガラスのように砕けようとしていた。

間違いない!?こりゃファントムが関連してるぜ

そして現在、匙はオカルト研究部の部室に連れてこられたわけだが

蒼那｢サジ、一体どうしたのですか!?しっかりしなさい!! ｣

運悪く、部室に蒼那会長がいたため匙が見つかってしまった。


支取 蒼那(しとり・そうな)

駒王学園の生徒会長。その正体は悪魔ソーナ・シトリー

頭脳で攻める戦略家。真面目な性格でシトリー眷属の王(キング)をしており、姉は四大魔王の一人であるセラフォルー・レヴィアタン様。匙曰く厳しくて厳しい

匙に惚れられているが本人は匙の恋心に気づいていない

蒼那｢リアス、あなたは何か知っているのですか？ ｣

リアス｢それはその… ｣

ちなみにリアスとは幼馴染みである。

蒼那｢教えてください！匙は一体どうしたのですか!? ｣

できることなら教えてあげたいがそうなると俺がウィザードということまで知られてしまう。

それを避けたいためリアスは話せなかったがこのままではヤバい

こうなったら仕方がない

スッ！

俺はある指輪をはめ

一誠｢会長、ごめんなさい!! ｣

蒼那｢えっ？ ｣

蒼那会長目掛けて繰り出した。

その指輪とは…

『スリープ・プリーズ』

スリープ(眠り)の指輪であり、まともに食らった会長は

蒼那｢な…何だか急に眠気が… ｣

そのまま眠ってしまった。

木場｢イッセーくん、これからどうするの？ ｣

一誠｢決まってんだろ ｣

スッ！

『フレイム・プリーズ』

『ヒー・ヒー・ヒーヒーヒー！』

ジャキンッ!!

俺は仮面ライダーウィザードフレイムスタイルに変身すると

ウィザード｢匙のアンダーワールドに入ってファントムになるのを阻止するんだよ ｣

このまま匙をほっておけば匙はファントムとなってしまう

だが俺が匙の精神世界(アンダーワールド)に入り、中にいるファントムを撃退すれば匙は助かる。

そして俺はアンダーワールドに入れるエンゲージの指輪を構えたその時

リアス｢待ちなさいイッセー！ ｣

リアスに止められた。

すると

リアス｢イッセー一人じゃ危険だわ、私も一緒に行くわ ｣

リアスが俺と共にアンダーワールドに行くという言葉を切っ掛けに

アーシア｢それなら私も行きます！ ｣

朱乃｢あらあら、リアスが行くなら私も行かなければなりませんわね ｣

ゼノヴィア｢私も行くぞ！ ｣

みんなが着いていくと言ってしまった。

アンダーワールドは危険なわけだし、全員で行くわけにはいかないため

とりあえず始めたくじ引きの結果

リアス｢やっぱり私ね ｣

アーシア｢頑張ります ｣

リアスとアーシアに決まり、他のみんなは残ることにした。

ウィザード｢それじゃあ、いくぜ！ ｣

スッ！

『エンゲージ・プリーズ』

シュッ！

遅くなったが俺達は匙のアンダーワールドへと突入した。

…わけなのだが

アーシア｢ここがアンダーワールドですか？ ｣

リアス｢前に来た時と違うようね ｣

普通ならば匙の記憶の一部分に関連した世界なのだが、着いた先は何もない暗い世界だった。

ウィザード｢何だか様子が違うな ｣

俺が不思議に思っていると

？｢ちっ！指輪の魔法使いめ、もう気づいたか ｣

そこへファントムが現れた。

ウィザード｢誰だテメェ！ ｣

ナイトメア｢俺はファントム・ナイトメア。悪夢を見せて苦しませるのが得意さ ｣

やっぱり匙にファントムが憑いていたか

ナイトメア｢もうちょっとでこの宿主を完全なファントムにしかけたが、バレた以上は仕方ない！ ｣

やる気かこの野郎!!

ナイトメア｢宿主が一番強いと思っている人物が相手だ！ ｣

テメェがやるんじゃねぇのかよ!!

ナイトメア｢みよっ!! ｣

そしてナイトメアが作り出したのは

ウィザード｢なっ!? ｣

ま…まさか!?

リアス｢ソーナなの!? ｣

バァンッ!!

支取蒼那会長だったんだ。