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『ふたりごと』

作者:零那
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『29歳と脳内』



【いつまで続くんやろ...過去と対峙すんのって相当なエネルギー使う。現実の生活すら大変やのに...】

『まぁ何よりも大事なんは現実の生活って事は解っとかなあかんで?』

【それはちゃんと解ってる。過去に飛ぶんは子どもが寝てる時間だけや】

『ほなええけど...あんま悩んでると子どもは解らんようで解るんやで?』

【変なとこ鋭いからな(笑)】

『母親のことは案外シッカリ見てんねんで?口にせんでも心で解ってることもあるからな』

【子どもって時々メッチャ怖いよな...】

『其れが普通や。おまえの憧れた「普通」が今此処に在るんやで?解ってる?』

【ほんまに普通なんかな?自分も旦那も普通ちゃうのに...】

『異端同士やもんな(笑)でも一般的に普通の家庭やと思うで?個々の問題は多かれ少なかれ誰にでも在る。せやから、おまえらも至って普通の家族や』

【誰にでも在る...?】

『当たり前や。何もない人生の人のが少ないんとちゃうか?まぁ楽観的か悲観的かによってまた色々変わってくるけど(笑)』

【そっか...そりゃそぉやわな(笑)楽観的な人が羨ましいわ。いや、羨ましぃない...腹立つ】

『悩むだけアホらしぃなんねんな、そぉゆう人見たら(笑)』

【ほんまそれやで...】


 
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