カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション

全国大会も残るは決勝戦のみ
気合が入るタイガたちの前にクロノが現れた
突如として始まったタイガとクロノのファイト
その中でクロノはタイガが真実を知ったことを問いただす
はたしてクロノの目的とは……… 

決勝進出を果たしたタイガ達
この日の試合がすべて終わり帰り支度をしていた
「親父が晩飯連れてってくれるってよ」
「いいのかな、私たちまで一緒で」
「決勝進出の祝いだと、カムイさんたちにも声かけてるって」
ハジメとメグミが話しながら歩く中タイガは自身のファイカを見つめていた
「タイガ」
するとクロノが彼らの前に現れ声をかけた

Turn:45 タイガVSクロノ

「まずは決勝進出おめでとう」
「ありがとうございます………」
突然現れたクロノに驚きを隠せないタイガ達
タイガが戸惑っているとクロノが自身のファイカを取り出した
「いつかの約束、果たさせてくれないか？」

シオン達が待っていた店にクロノと共にやってきたタイガ達
事情を話すとテーブルの一つを使いファイトすることに
ボードを外して現れたファイトテーブルで向き合うタイガとクロノ
「「スタンドアップ！ヴァンガード！」」

惑星クレイの工業地帯で向き合う二体のユニット
「ガンナーギア・ドラコキッド！」
「クロノ・ティガー！」
「ライド！メーザーギア・ドラゴン！ガンナーギアは移動」
メーザーギアは現れるとともに腕を広げ威嚇した
「ライド！スチームハンター・エメンバーラ！クロノ・ティガーは移動！ティガーのブーストでアタック！」
腰に左手を置いたエメンバーラが右手に持った銃でメーザーギア・ドラゴンを狙う
「ドライブチェック」
【夜に啼くギアタビー】クリティカルトリガー
「クリティカルトリガー！効果はすべてエメンバーラに」
エメンバーラの放った弾丸がメーザーギアの腹部をかすめる
さらに飛びかかったエメンバーラのかかと落としが脳天を直撃する
「ダメージチェック」
【アップストリーム・ドラゴン】トリガーなし
【スチームメイデン メラム】トリガーなし
「ライド！スモークギア・ドラゴン！クロックフェンサー・ドラゴンをコール！エメンバーラにアタック！」
勢いよくエメンバーラに向けて突進していくスモークギア
並走するようにクロックフェンサー・ドラゴンが剣を振り上げる
「ドライブチェック」
【スチームメイデン ウルル】ヒールトリガー
「ダメージゾーンのメラムを回復」
クロックフェンサーによって斬られよろめくエメンバーラ
さらにスモークギアが飛びかかる
【スチームハンター・エメンバーラ】トリガーなし
【クロノファング・タイガー】トリガーなし
「スチームテイマー ナニでスモークギア・ドラゴンにアタック」
【ニャンニャン・ワーカー】トリガーなし
ナニの振り上げた剣がスモークギアの巨体を転倒させる
その場に倒れるスモークギア・ドラゴン
【クロックフェンサー・ドラゴン】トリガーなし
「ライド！スチームバトラー ク・バウ！スキル発動！クロックフェンサー・ドラゴンでアタック！」
「ガード！」
ニャンニャン・ワーカーが庇うようにしてナニの前に立った
「ク・バウの与えたスキルでクロックフェンサー・ドラゴンをタイムリープ！スクエアワン・ドラゴンをスペリオルコール！ク・バウでアタック」
手札を見るタイガだったが
「ノーガード」
ここはガードしないことに決めたようだ
「ツインドライブ」
【アップストリーム・ドラゴン】トリガーなし
【スチームスカラー カー・ランマ】クリティカルトリガー
「パワーはスクエアワン、クリティカルはヴァンガードに！」
ク・バウの剣による攻撃を受けるナニ
膝をついたナニにスクエアワンが銃口を向けるが
「ガード！」
カー・ランマがそんなナニの前に立ってスクエアワンの攻撃を止めさせた
「ターン終了時、スクエアワンの効果でソウルチャージ、スクエアワンをデッキに戻してクロックフェンサー・ドラゴンをもう一度リアガードへ」
「スタンドアンドドロー」
「“真実”を知ったんだな」
クロノのその言葉にタイガの手が止まる
「クロノさんは………知っていたんですか」
「ああ………そのカードはあの事件の後、俺がずっと持っていた」
クロノの視線の先、タイガの手札にあるあのカードを見つめていた
「じゃあ、このカードは」
「渡したのは俺じゃない、けど、お前ならもう気づくんじゃないか？」
クロノファングはクロノが持っていたカード、それをタイガに託すことのできる人物………
「ミライ………あいつがこれを？」
「その先は自分で聞くんだな」
そう言ってクロノは促すような視線でタイガを見る
「ライド、クロノファング・タイガー、スキルで手札のニャンニャン・ワーカーをバインド、ガンナーギアを山札へ、ストライドジェネレーション」
杖を鳴らしたクロノスコマンド・ドラゴンがク・バウに向けて攻撃を放つが
「完全ガード」
「トリプルドライブ」
【スチームテイマー ナニ】トリガーなし
【スチームメイデン シャクシャ】トリガーなし
【夜に啼くギアタビー】クリティカルトリガー
しかし完全ガードされた以上このトリガーに意味はない
「ニャンニャン・ワーカーのスキルで一枚ドロー、手札のギアタビーを捨てる」

「親父たちも知ってたのか？」
焼きそばを食べながらハジメが問いかけるとシオンは首を横に振った
「彼の事情についてもアムから聞いて驚いたくらいだ、トコハはもしかしたら知ってるかもしれないけど」
そう言って隣のテーブルでファイトしているタイガとクロノを見るシオン
そのトコハは気を利かせたのか少し離れたところでエミやミツキと一緒だ
「で、そんな大事なことをなんで黙っていたのかな、クロノは」

「ストライドジェネレーション！時空竜 エポックメイカー・ドラゴン、更にコール」
アップストリーム・ドラゴン、スチームブレス・ドラゴンがそれぞれコールされる
アップストリームが歯車をクロノファングに向けて飛ばしてくる
【メタルグライダー・ドラゴン】トリガーなし
「アップストリームの効果でスチームワーカー・エタナをスペリオルコール」

「エタナはバインドゾーンに置かれるとユニットをパワーアップできる効果を持ってる」
「エポックメイカー・ドラゴンの効果と合わせてパワーの高い攻撃を連続で狙いに行ってるんだ」
アムとシオンの言葉にハジメとメグミは心配そうにタイガを見た

「エポックメイカー・ドラゴンでアタック」
クロノファングも俯くままでエポックメイカーを見ていない
だが次の瞬間六体のユニットがエポックメイカーの前に立ちはだかった
その中心にいたのは
「エメルアンナ………」
タイガは手札からエメルアンナを使いガードしてきた
シャクシャ、ギアタイパー、メタルグライダー、メラムにカー・ランマ
トリガー2枚以上で突破される布陣
だが、真実を知ったタイガがショックを受けていると思っていたクロノは驚いた
顔を上げたタイガは笑っていた
「確かにきっかけはあいつが仕込んだことかもしれない、でも、今俺は、俺自身の意思でこの場所に立ってるんだ！こいつと共に！」
タイガのその言葉にクロノは満足そうに笑った
「トリプルドライブ」
【スチームバトラー ク・バウ】トリガーなし
【スモークギア・ドラゴン】トリガーなし
【ラッキーポッド・ドラコキッド】ドロートリガー
「パワーはクロックフェンサー・ドラゴンに」
「エメルアンナのスキルでドロップゾーンのニャンニャン・ワーカーをバインド」
「スチームブレスのブーストしたクロックフェンサーでアタック」
「ノーガード、ダメージチェック」
【スチームスカラー エメルアンナ】トリガーなし
「ターン終了、なら、俺はこれ以上何も言わない、かかって来い！」
クロノのその言葉に笑みをこぼしGゾーンのカードを手に取るタイガ
「突き進め！我が心のままに！運命に抗い、信じる世界を切り開け！クロノタイガー・リベリオン！」
出現と共に咆哮を上げるクロノタイガー・リベリオン
その力強い姿を見上げ満足そうに笑うク・バウ
「ギアタビーとシャクシャをコール、ギアタビーをバインド、その効果でソウルに移動、クロノタイガー・リベリオンにパワー+5000、1枚ドロー、ナニでクロックフェンサーにアタック」
「ノーガード、クロックフェンサーは退却」
「クロノタイガー・リベリオンでアタック！ソウルブラスト、手札のラッキーポッド・ドラコキッドとリアガードのナニをバインド！クリティカル+1、ドライブ+1！更にバインドゾーンが2枚を超えたことでパワー+5000！」
「完全ガード！」
ク・バウに向けて放たれた攻撃をアルリムが受け止める
「クワドラブルドライブ！」
【スチームスカラー カー・ランマ】クリティカルトリガー
「効果はすべてシャクシャに」
【スチームテイマー ナニ】トリガーなし
【クロノファング・タイガー】トリガーなし
【夜に啼くギアタビー】クリティカルトリガー
「効果はすべてシャクシャに！ソウルブラスト、ナニをスペリオルコール！ク・バウにアタック」

「ナニからアタックするのか」
「シャクシャのクリティカルは3、先に1点与えておけばその場で決められる、けど」
「カー・ランマでガード」
「シャクシャでアタック」
「ダメージチェック」
【メーザーギア・ドラゴン】トリガーなし
【ドレインバルブ・ドラゴン】トリガーなし
【スチームブレス・ドラゴン】トリガーなし
「ターン終了」
悔し気に肩を落とすタイガを見て小さく笑うクロノ
「ストライドジェネレーション！烈火進撃の時空巨神！」
巨大な機械兵のようなGユニット
その圧倒的な姿に身構えるクロノファング・タイガー
「ジジをコール、ソウルブラスト、1枚ドロー、スクエアワン・ドラゴン、スモークギア・ドラゴンをコール、スチームブレスのブースト、スクエアワンでアタック」
「ギアタビーでガード」
「烈火進撃でアタック、そのスキルで俺のスチームブレスと、そっちのクロノ・ティガーを山札の下に」
タイガがクロノ・ティガーを山札の下に置く
「そして山札の下に置いたカードと同じグレードのカードはこのバトルでガーディアンとして使えない」
「っ！」
手札を確認するタイガ、ヒールトリガーもエメルアンナもない、この攻撃を防ぐのに残りのシールドやインターセプトでは足りない
「ノーガード」
「トリプルドライブ」
【変革を呼ぶギアイーグル】トリガーなし
【スチームバトラー ウル・ワタル】スタンドトリガー
「効果はすべてスクエアワンに」
【スチームスカラー カー・ランマ】クリティカルトリガー
「クリティルはヴァンガード、パワーはスクエアワンに」
烈火進撃の攻撃がクロノファングを飲み込んでいく
【夜に啼くギアタビー】

「明日のファイトでミライに見せてやれよ、お前の掴んだ可能性を」
そう言って立ち上がるクロノだったが
「おっと、逃がさないよ」
「げっ」
シオンがすぐさまその肩に手を置いた
「どういうことなのか、俺達には説明してくれるよな、クロノ」
更にカムイにも詰め寄られ逃げ場をなくしてしまう
クロノに敗れたタイガだったが決勝に向け俄然気合が入るのだった 

次回予告
いよいよ決勝戦が始まる
先陣を切るメグミの前にマコトが立ちはだかる
序盤から互いの全力をぶつけあう激しいファイト
強敵を相手にメグミはどう戦うのか
turn:46 メグミVSマコト