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fairyLOVEstory

作者:寒元毬藻
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個性豊かなクラスメイト編
  第18章 二人の絆

 
前書き
今回は死と愛の物語です。涙を流すかもしれませんので、ハンカチやティッシュのご用意をお願いします。 

 
前回のあらすじ
お楽しみ会のゲームを決めるのに男と女が争っていたとにに馬場芭助がバスケで決めようという案を出し、勝負をすることになった。そんな試合中に馬場芭助の好きな人の女心筈花をバスケットボールによって怪我をしてしまい、救急搬送された。

「かなり大量の血があふれているな・・・。このままでは死にいたるかも。」と医師が言った。一緒についてきた馬場は号泣した。俺は、あまりにも馬場が可哀想でどうすればいいのか悩んだ。そして、1つ良いことを思い付いた。それは、マチルの力を借りることだった。すぐさまマチルは作業にとりかかった。そして、奇跡はおきた。なんと、筈花が目を覚ましたのだ!馬場は喜んだ。しかし、マチルは
「時間がない!」と言った。そう。筈花は一時的に生き返っただけだったのだ。それを聞いた筈花は最後の言葉を残した。それは
「馬場くんって優しいのね。そういう人好き・・・」と。馬場は
「筈花ちゃん!僕も!僕も・・・」と、言っている間に筈花は息を引き取った。馬場は筈花と名前を叫んで号泣したのだった。


あれから二度と馬場は学校に顔を見せることはなかった。しかしある日、馬場に会うことができた。それは筈花のお葬式の日だった。祭壇に飾ってある筈花の遺影を見て、馬場はずっと泣いていた。そして最後、筈花の顔を見ることが出来るとき。馬場は一瞬しか見ることが出来なかった。よっぽどつらかったのだろう。葬式が終わり、馬場は家に引きこもってしまったのだった。それから、馬場はあることを決心した。それは、毎日お墓参りに行くことだった。馬場がまた元気を取り戻すことを祈るしか僕にはなかったのだった。 
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