| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ディレイン・ファイス

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

新都
  強敵~

 
前書き
強敵と書いてともと読む!





(゜д゜)?的な精神で読んでね! 

 
ドームタワー内部

レイドとシルハは内部へと入っていく。
ムラクは先程の女性を街に送り届けるため
離脱したそうな。


いいやつだったよ。
※勝手に殺すな。 byムラク

ドーム内部には、兎のようなモンスターや
不飛行鳥などがうろうろしていた。

時に壁や置物にぶつかる。



涌き場所考えとけよゲームマスター。

それらをスルーして
レイドたちは奥へと進む。

レイド「奥いきゃどうにかなんだろ。」
シルハ「迷うなよ。」

シルハが念を押し、
ドームの中心部へ向かう。


ドームタワー 中心部

観客の座る椅子が無数に並べられ、
広大な広さを誇る。ここが中心部で
間違いはないようだ。


レイド「どこに柱があると思う?」
シルハ「それっぽいものはないよな。」

この中心部には柱とおぼしき物は
何処にもない。
場所を間違えたのだろうか。

レイドは中心部の中心地。
即ち円形の台にのった。


ガコン.......

突如台が下へ降下した。

レイド「うわあ!」
シルハ「!!!」

レイドはそのまま下へと
意図せず降りていった。

シルハ「可動式....いや、少し違う。」



???

レイドが降りた先には薄暗い空間と、
重々しいダンジョンとおぼしき
扉があった。

レイド「この先で間違いはないな。さてと。」

レイドはシルハの到着を待つ。


来ない。

レイド「台上げるの忘れてたわ。」


ガコン.......

台がゆっくり上昇していく。



シルハ合流。

二人の前には頑丈そうな扉がある。
この先が柱に繋がるのは間違いないだろう。
が、タイミングやら準備やらである。


レイド「いきなりボスっていうケースは
ないよな?」

シルハ「そんなことDIREINでは
なかったはず。」


レイドは扉へと手を掛ける。

扉はゆっくりと開いた。
その先は扉前の薄暗い空間と
なんらかわりない。通路のようなものだ。

レイド「進むぞ。」
シルハ「了解。」

二人は武器を構えてダンジョン内部へと
潜入した。




30分後


ダンジョン~平面砦

レイドたちは、今までの狭い道とは
裏腹に、やけに広いところへ出た。
灯りこそほぼないが、辛うじてレイドは
見える。

レイド「見えるか?シルハ。」
シルハ「夜目は利く。大丈夫。」

シルハはちゃんと空間を目で把握している。

レイド「夜目が利く....種族か?」
シルハ「種族?」


チュートリアルに遡るが、
人間以外にもうひとつの種族を追加して
自身にその加護をつけることが可能。
それによって人間にはない動きなどを
実現したりできるのだ。

例としては、
種族 サーペント(海属)の場合、
水中呼吸が可能なため、長時間の水中探索を
可能にしたりできる。というところ。


シルハ「夜目が利くだけって...嫌だな。」
レイド「仕方ないよ。後でお互い種族を調べよ?」
シルハ「ふふっ。了解。」

シルハは笑みを浮かべる。
だが、鎌を構える手に力をいれている。
レイドもそれに気づいた。


レイド「シルハ.....?」
シルハ「敵だよ。構えて。」


シルハが鎌をつきだした方向に、
ぐにゃっと曲がった....刃をもつ
剣と丸い盾、ライトシールドを装備した
二足歩行の大きなトカゲが姿を現した。

体色は青緑。すらりとした体つきのわりに
構えはどっしりしている。

レイド「リザードソルジャー....か。」
シルハ「もっとゴツくなかったか?」


     「ガアァッ!」

.......

「ガアガアッ!」 「ガウァァ!」

リザードソルジャーが号令を出すように
短く鳴くと、近くにいたらしい二匹が
追加されてきた。

武器は斧だったりと違いは見えるが、
その体色やレイドたちを睨む目付きは
ほぼ同じ。

レイド「追加ってか。」
シルハ「頼んでないです(泣)」


「アオオオオッ!」

3匹のリザードソルジャーのうちの
一匹がレイドたちに飛びかかる。

レイド「返り討ちだ!」

レイドはリザードソルジャーの
曲剣を交わして斬りかかる。

ガギィン!

ギィン!ガァン!スカッ!

レイドの太刀筋は
リザードソルジャーの盾に阻まれる。
一方でレイドは曲剣を交わしつつ、
手数を稼いでいた。


シルハ「なんで二匹相手にせなあかんねん。
帰りたい.......」

シルハはガトリングを撃ちながら
リザードソルジャーたちと距離をとる。

「ギィィィッ!」

リザードソルジャーの一匹が
盾を前につきだしてもうダッシュしてきた

シルハ「!?あっぶな!」

間一髪避けたが、もう一匹の斧で
背中を掠めた。

シルハ「―――――――っ!」

掠めたとはいえ
金属質の斧が当たったら、痛いだろう

※当たったことないです。はい。


レイド「大丈夫か!?」
シルハ「......っ!不利だな。」

リザードソルジャーは
人間を凌駕する身体能力を持ち合わせて
いる。
それだけでなく反射神経、動体視力などが
人間の水準を上回っている。
それに筋力やスタミナを持ち合わせて
いるのだから、強くて当然である。




「グングニィィィィィィルゥ!」
突如そんな基地外めいた声と共に
槍が飛んできた。白くて清潔感がある
シガノランスだ。


ムラク「ただいま帰還!助太刀だぜ!」

ガァン!

そしてその槍は呆気なくソルジャーの盾に
弾き飛ばされた。←強キャラですね。


ムラク「強いな。このトカゲ。」
シルハ「あんた今来たのか。」
レイド「死んでるかと思ったぜ。」
ムラク「ひどいよ!!酷だよ!」

3人はこの状況で笑いあい、なにかを悟る。


仲間一同「やっぱ3人だよなぁ......」


「ガアガア!!!」

「ガウウウウ!!」 「ガウァァ!」

3体のリザードソルジャーは
各々の武器を構えて突撃してきた。

レイド「シルハ!サポートを!」
シルハ「オーケー!任せな!」

シルハはガトリングをリザードソルジャーの
足元に浴びせて足どりを不安定にする。

「ガウウウウ!!」

レイド「その体勢じゃ防げないぜ!」


ズバッ!


「ガアアア!!!」

リザードソルジャーの脇腹を青光黒刀が
切り裂く。

しかし、まだ生きている。
ピンピンではないものの、咆哮をあげる
寸前かのようなところだった。




ムラクはランスを持ちながら、
盾で斧を防ぎ、その盾で
リザードソルジャーを殴る。

「ギャッ!」

ムラク「くらえ!スタンスバーニング!」

シガノランスの先端部が黄色い光に
覆われる。そして、その槍を
リザードソルジャーの腹へ突き刺した。


ドスッ!


「ガ.......ア.......。」

リザードソルジャーのうちの一匹が
結合崩壊にて形を失い消えた。


「ガアアア!!!」

シルハ「.....」

シルハのガトリングを防ぎつつ向かってくる
リザードソルジャーだが...

ガァン!ヒュウウウ!!

その盾が銃弾で弾き飛ばされ、
遠くへ放物線を描き飛んでいく。


「ガ?」


シルハ「(o^∀^o)」

そこへシルハは間髪いれず、
フェインサイズのスイッチをいれる。
その光は赤く輝いていた。

シルハ「この鎌を血で染めろ!」

赤く染まったフェインサイズに
リザードソルジャーの首が撥ね飛ばされる。
そしてそのまま結合崩壊した。



レイド「俺は負けない!」
「ガアアアアアア!!!」

リザードソルジャーは今までにない
咆哮をあげる。
そして曲剣を構えた。

「ガアアアアアア!!!」

そして走り抜ける。
そのスピードや気迫は、ゲームでは
けして見れないものだった。

レイド「こい!俺が片付けてやる!」

そしてリザードソルジャーが横切る瞬間、


レイド「ファントム・スラッシュ!」

青光黒刀の刃が青く輝き、
横切ったリザードソルジャーを一閃した。


「ガ......グゥ.....。」


最後のリザードソルジャーが結合崩壊
した。
その場には、ただひたすらな静寂と、
リザードソルジャーが持っていたであろう
曲剣が落ちていた。

レイド「よし。どうにかなったな。」
シルハ「ボスってこれより強いのか?」
ムラク「.......嫌だな。」

各々は複雑な心情を胸に、
奥へと歩を進めた。 
 

 
後書き
長くなったなぁ。
リザードソルジャーの強敵感がパネェ。

では戦った感想を一人ずつ!

レイド「強かったな。心に残ったぜ!」
シルハ「コンビネーションも悪くない。ほんとに雑魚か?」

では次回もお楽しみください!

ムラク「俺は......」

/(^o^)\
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

感想を書く

この話の感想を書きましょう!




 
 
全て感想を見る:感想一覧