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ドリトル先生と沖縄の蛇達

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第十一幕その十

「結果的にね」
「そちらからもね」
「健康になって」
「それでね」
「毛並みもよくなってるね」
「そうなるね、いや日本に来て」
 それでというのです。
「よかったよ」
「お水もいいし」
「こうしてお茶を飲んでもね」
「美味しくて」
「素敵だよね」
「本当にね、じゃあ今夜も」 
 そちらのお話もするのでした。
「飲んで食べて」
「そのうえで」
「楽しむんだね」
「今夜はバイキングだよ」
 ビュッフェというのです。
「勿論沖縄のお酒も一緒だよ」
「泡盛だね」
「それかビールだね」
「泡盛かな、氷を入れて」
 ロックにしてというのです。
「飲むよ」
「泡盛もいいし」
「これも沖縄のお水がいいから」
「だからお酒も美味しい」
「そういうことだね」
「そう、いいお水はいいお酒も造るんだ」
 お茶もお料理もです。
「そういうことになるからね」
「じゃあね」
「今はお茶を楽しんで」
「そしてだね」
「お酒もだね」
「楽しむんだね」
「そうなるよ」
 ラスクも食べましたが砂糖をまぶしてあってとても甘いです。
「夜も楽しみだよ」
「沖縄も楽しかったね」
「今日まで色々あって」
「色々見て食べて回って楽しんで」
「凄くよかったわ」
「うん、沖縄もよかったよ」
 先生の言葉は今はしみじみとしたものになっています。
「じゃあまたね」
「機会があれば」
「その時はだね」
「また沖縄で」
「楽しむのね」
「そうしようね、皆で」
 笑顔で言う先生でした、そして。 
 夜はそのビュッフェを楽しんでからお外で夜の散歩をしていますと。
 夜空からです、先生に声がしてきました。
「ドリトル先生かしら」
「誰かな」
「蝙蝠よ」
 先生達はホテルでビュッフェを食べて今は繁華街の中を歩いていましたが繁華街のお店の屋根にです。
 蝙蝠が逆さで止まりましたがその大きさは。
「うわ、オオコウモリさんなんだ」
「蝙蝠さんっていっても」
「大きいね」
「凄いね」
 動物も皆もその蝙蝠を見てびっくりです。
「そういえば沖縄にもね」
「蝙蝠はいるね」
「蝙蝠さん達は世界中にいるけれど」
「日本にもね」
「そうだよ、彼女はね」 
 先生は声から蝙蝠の性別がわかりました。
「オオコウモリだね」
「そうよね」
「普通の蝙蝠さんじゃなくて」
「そちらの種類ね」
「そうね」
「うん、日本では沖縄と小笠原諸島にね」
 この二つの地域にというのです。 
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