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サトシ「25歳」〜理想と現実の先にあるもの〜

作者:ドリ男
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ジュンサー:「最近、(ちまた)を騒がせている
連続オレオレ詐欺集団。やっと見つけたわ、、。
さぁ、あたしが来た以上、
貴方にもう逃げ場はないわよ!
大人しくお縄につきなさい!」






ジュンサーは手錠を取り出し
ヒロシに近づいた。




ヒロシ:「ちょっと待って下さい!
俺たち今、オレオレ詐欺の犯人グループを
捕まえるとこなんです!話しなら
後でお願いします!」




ジュンサー:「そんな話、
通用する訳ないでしょ!とりあえず、
詳しい話は署でしてもらうわ。来なさい!」



ヒロシ:「違う!俺じゃない!」



ジュンサー:「都合いい時だけ
オレじゃないって、、、。さぁ!」



そう言うと、ジュンサーは
ヒロシを逮捕しようとした。



アーク:「ケーッ!」


ブンッ!(アークの尻尾)


ヒロシが逮捕されそうになると、
アークは尻尾でジュンサーを足止め
しようとした。


しかし、、、



ジュンサー:「はっ!」
(尻尾で(つまず)くジュンサー)



ヒロシ:「わわわ、うわっ!」




ズデーン!


ヒロシとジュンサーは
とっくみ合うように転んでしまった。




ヒロシ:「つつ、、、はっ!!」


ヒロシは転んだ事により、
犯人の立て篭っている会社の方に
顔を出してしまった。



そして、、、




「ビリッ!!」(遠くにいるエレク)



ビビビビッ(チャージビーム)




会社の方を見ると、遠方でおばあちゃんの
隣にいるエレクがチャージビームで
犯人らしき人物を攻撃していた。



ヒロシ:「しまった!犯人に逃げられる!」



ジュンサー:「えっ?」



犯人と思われる人物は
会社の中に入ろうとしていた。




ヒロシ:「今向こうに見える
ビリリダマに追われてる人物、
恐らくあいつが犯人です!」



ジュンサー:「何ですって!?」




ヒロシ:「説明は後にして、
今は犯人を追わないと!」



2人は立ち上がった。



ヒロシ:「アーク!テレポート!」



アークはヒロシとジュンサーを含め
会社の裏口にテレポートした。














裏口にて、、、




スゥッ(3人出現)



アークのテレポートで急遽
裏口にきたヒロシとジュンサーだったが、、




ヒロシ:「車が急発進したタイヤ跡、、」



ピピッ(ヒロシの眼鏡)


ヒロシは眼鏡の赤外線機能で会社を透視した。



ヒロシ:「建物内には誰も居ない、、くっ!」



ジュンサー:「私とした事が、、」


ジュンサーはここでやっとヒロシが
犯人でない事に気がついた。



ヒロシ:「早く追跡しないと!」






ジュンサー:「私に任せなさい!」





スッ(無線機)



ジュンサーは無線機を取り出した。



ジュンサー:「、、こちら、グレン駐在所の
フブキ巡査。連続オレオレ詐欺の犯人グループが
車で工業団地を逃走中の模様、、、」




ヒロシ(フブキ巡査、、この人か)



突然のトラブルの中フブキ巡査と
出会ったヒロシ。
しかし、状況が一刻を争う為
ゆっくり挨拶をする暇もなく、ヒロシは
グレンタウンの地図や船の時刻表を広げた。






ヒロシ(ここ(グレンタウン)は
他の町が隣接していない島の町、、、。
俺達にばれた以上、犯人グループは
船でクチバシティに必ず逃亡する。
港からの出発を踏まえて
身を潜められる場所とすれば、
犯人が向かう場所は恐らく、、)




ヒロシ:「フブキ巡査!犯人は途中で
車中移動から徒歩に変わって港の埠頭に
向かうはずです」




ジュンサー:「えっ?」


ヒロシ:「犯人がターゲットにしたのは
携帯を所持していない高齢の女性。
複数の犯行グループで
振り込む手口でないって事は、
会社も無い、一般市民の可能性が高い、、。
組織で動いてない以上、
犯人達は必ずどこかへ逃亡するはずです!」




ジュンサー:「なるほど。つまり犯人は
警察にバレる前に車を途中で捨てて
複数に分かれ、埠頭で合流する訳ね!、」






ヒロシ:「はい。この町に警察署が
一つしかない事を想定すると、犯人は追跡に
大人数の警察を動員出来ない事と
知っているかも知れません。だとしたら
検問を張る場所を埠頭まで続く道一本に絞って、
複数の警官を埠頭で待機させた方が!」



フブキ巡査:「だそうです。工業団地から
埠頭まで続く道の一ヶ所に検問を張り、
残りの動員出来る捜査官を埠頭に回すよう
取り合って下さるようお願いします」



ヒロシ:「犯人は双眼鏡と封筒を
持っているはずです、、」



フブキ巡査:「持ち物は双眼鏡と封筒。
、、、はい、、お願いします」



ピッ(無線機)



フブキ巡査:「ふう、、。とりあえず、
貴方の推測で捜査出来るよう
検討してみるそうよ、、、。
あとは署に任せましょう」




ヒロシ:「、、あっ!
そういえばエレクとおばあちゃん!」




ヒロシはおばあちゃんの元へ向かった。













 
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