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『残骸』

作者:零那
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『捻れ』



世の中のニュースは良いことより悪いことが多くて、だからニュースなんて見たくない。
此の地球ごと蝕まれてる気がして怖くなったりもする。
誰が何に支配されてるのかなんて知ってはいけない裏側。

常に憂いてるわけじゃない。
それはみんなそうだろう?
現実社会は廻ってんだし、そんな暇じゃない。
何気ないことだけど、確かに幸せな瞬間とかは在る。
心から笑ってる瞬間は在る。

解り合うってのは正直無理難題だ。
みんなみんな理解出来てしまえるほど単純ではない。
色んな思考が交差して、色んな感情が混ざって、面倒極まりない。
其れが人間で、其れが生きるってことなんだと改めて思う。

譲れることも譲れぬことも、裏も表も中も外も、全部全部丸ごとを解る。
そんな神業的なこと誰が出来るのだろう。
自分自身が手に負えないのに誰かが解ってくれるわけ無い。

知らぬ間に誰かを鋭い刃で斬りつけ、抉ってるかもしれない。
孤独を嘆いても悪意を嘆いても、結局は離れられないもの。
受け入れるしかない。


 
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