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おたく☆まっしぐら 2016年の秋葉原

作者:本郷明
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オタクとして、漢として

 
前書き
押しかけてくる幼○っていいとおもいませんか。いえ、本郷くんは二次元に魂を捧げたお方。この程度では揺るがない。

キャラ設定はおいおい書いてまいります。 

 
早朝6時
オタクの朝は早い。何故なら朝アニメがあるからだ。
明「…………」
むくりと起き上がる。隣にはカッターシャツを着ているがはだけてほぼ裸の幼○の姿が。もちろん法的にはなんら問題はない。
明「うむっ……」
パンツ一丁の明は冷蔵庫を開ける。
冷蔵庫: コーラ×17本 調味料一式×1
明はコーラを取り出す。モーションのように彼はコーラを飲み干した。
体力と気力が回復した。
???「ふぁぁ……」
明「起きたか奨学生」
興味を失ったかのように彼はパソコンを起動する。もちろんテレビも観れる。
???「おはようや……明っ」
がばっと抱きつかれる。その小ぶりなおっぱいが彼の背中に当たるが彼の股間はピクリとも反応しない。
明「…………」
???「んっ、ぺろっ……ぺろっ」
背中をぺちゃぺちゃと舐められるが本郷はピクリとも動かない。
なぜなら本郷はアニメを観ているからだ。
明「…………」
視聴が終わり、本郷はようやく奨学生に向き直った。
明「それでだ。なぜマイハウスにやってきた」
???「うちが気にいったからや!」
明「帰れ! 奨学生! 俺は三次元に興味はない」
引きずりだそうとすると、幼○は泣き始めた。
???「うわぁぁぁぁん!」
明「しまっ――」
ドンドンドンドンドン!
本郷はそろりとドアを開けるとそこには警察が、
警察「すいません。今、幼○の泣き声が……」
明「ロリ物のアダルトを観ていたんだ」
警察「わかりました。音量には気をつけてくださいね」
明はこくりと頷く。警察は一度目は優しい。
扉を閉め、幼○の前に座った。
明「俺は……漢を極める者。俺のようなダークな存在(社会的)となぜ」
???「旦那様になってほしいんよ」
明「悪いが俺には嫁がいる」
抱き枕を両手装備にする。
???「布切れやん」
明「こっちは佳代、こっちはレム。どちらも嫁だ!」
???「……」
幼女はたちあがると、本郷の前に立った。
???「アタシは150年もの間続く吸血鬼の家系、ユーフェミア・アークライド。そなたの嫁になりたいと願い、ここに参った」
まるで二次元のように荘厳な雰囲気を醸し出した彼女の姿に本郷は眉ひとつ動かさない。
その姿はまるで西洋の絵画のような美しさを放っている。
明「その姿は美しい。まるで二次元のようだ」
ユーフェミア「わかってくれたん!?」
明「だが俺は三次元に興味がない」
本郷の決意は固い。

本郷は毎日アキバに行く。それは日課だ。仕事は店員(就職予定)それほど入れない。なぜならオタク活動が出来なくなるからだ。
必要なものが出来たとき働く。彼の生活は根無し草だ。
ユーフェミア「明っ!」
本郷は奨学生にまとわりつかれていた。勿論周囲に視線がある。
いくら秋葉原といえど目につく。
明「だからやめろ言うとろうが、奨学生」
ユーフェミア「そんなとこ行ってへん!」
明「中退か。大変な人生だな」
ユーフェミア「家庭教師がおるからええんよ」
お金持ちであると悟った本郷はとくに何事もなく歩いていく。
???「……やめてください!」
美少女の悲鳴が秋葉原にこだまする。
本郷は見た。秋○の目の前でライトオタク(リア充)に襲われる美少女の姿を、
ライトオタクA「御茶ノ水先生じゃないっすか! 僕先生の大ファンなんですよ!」
???「だ、だからって胸触って……」
ライトオタクB「せんせー美人だからあいつスキになったんですよ!」
???「いやっ……だめっ」
本郷はその公然レ○プ姿を眼前に捉え、歩いていく。
ユーフェミア「……明っ、ええの? ほっといて」
奨学生を従え本郷はライトオタクに向かっていく。その形相は静かに怒っているようにも思える。
ライトオタクA「あっ? なんだよ?」
明「よくみろ、そいつは男だ」
ライトオタクB「なに言ってんだキモオタ!」
ライトオタクA「こんなこといって……」
明「おい、男、どうしてそんな可憐な言葉を話す」
???「ええっ……あの、ふぇぇぇぇ!!!!」
明「妙な擬音を出すな!」
ライトオタクA「おい、ふざけんなよおっさん! ○す!」
彼は懐からカッターナイフを取り出す。オタクにとって自分の好きなものを否定されることは戦争。目はすでに本気だ。
明「貴様が信じようが信じまいが、こいつは男だ」
ライトオタクA「ふざけんなぁ! 御茶ノ水先生は女だぁ!」
明「オタクが三次元に振り回されるなやぁああああああああ!」
本郷は上段から振り下ろされたカッターナイフを交わし、相手の顎に的確に蹴りを打ち込む。
空中で左二回転ほどし、コ○ブキヤあたりまで吹き飛ばされたライトオタクは地面を転がっていく。
相方が吹き飛んだもう一人のほうは戦意喪失したのか呆然と立ち尽くす。
ライトオタクB「……ひいいいいいいいいい」
地形効果と数多くの修羅場を乗り越えた本郷は強い。三次元などにうつつを抜かすようなものに漢は負けない。
ユーフェミア「明、ほんま強いんやな!」
明「ふんっ……漢の風上にも置きたくないヌルオタめ……」
???「あのっ!」
本郷は振り返る。
そこには先ほどの可憐な女の姿があった。いや、男というべきか。
明「なんだ男」
???「どうして、僕のこと男ってわかったんですか?」
明「お前みたいななよなよした女のような男がいてな。それよりお前、絵師か」
???「すごい! なんで分かるんですか!」
明「ファンがついているのをみて、絵師という推理がついた」
???「私、御茶ノ水っていいます。あ、ペンネームで――」
本郷は歩き出す。彼は興味を失っていた。
御茶ノ水「ちょ! ま、まって! せめてお礼させてください!」
明「結構だ。では」
御茶ノ水「あ、これ僕の同人誌です」
明「これはこれは……」
本郷は頭をたれながら、相手から同人誌を受け取る。これは会社員の名刺交換ばりに大事な儀式である。
食い入るような眼差しで本郷は中身を確認する。手馴れた動きだ。
明「ふむ、結構なお手前で……」
御茶ノ水「アリガトウございます!」
明「同人作家がなぜ、絡まれていたのだ」
御茶ノ水「僕のこと女だって思う人が多くて……」
明「筋肉をつけろ、髪型を変えろ twit○erで女みたいな発言するんじゃない」
御茶ノ水「そんなの円環の理に……」
明「二次元に帰れ、ホモ野郎!」
アイアンクローが炸裂しつつ、本郷は同人作家と知り合いになった! 同人誌を手に入れた!
御茶ノ水は涙目になりながら立ち去っていった。レイプ目である。
ユーフェミア「……ほんと、アタシの見込んだ男やわ」
本郷にまとわりつくユーフェミア。惚れたら何でも良く見えるものだ。
明「さて、家でエロゲするか」
戦利品の山を抱えて彼は歩き出した。
 
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