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女提督の航海(後悔)日誌

作者:蘭丸
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青葉の疑問

 
前書き
重巡リ級の特攻を防ぎ海斗は直撃を免れたが衝撃によって骨が折れてしまう。再度攻撃を加えようと動きだすリ級に対して長門と海斗が立ち上がろうとすると、何処からともなく天龍達が駆けつけてきた。天龍達と撤退を試みるが 

 

天龍「行くぞ木曾!」

木曾「あいよ!オレ達が何の為に近接武器を持ってるか…!」

天龍「思い知らせてやるっ!」

木曾「お前の剣ってさ、深海棲艦の装備ぶった斬れるのかっ!」

天龍「あたぼうよっ!良く見てな!おらおらっ!」

木曾「相手の武器を破壊して戦意を失わせる!」

龍田「あらぁ~それだけじゃ凶暴な敵さんは大人しくならないわよぉ~」

天龍「龍田が云うと洒落になんねーよ!」

龍田「やるなら徹底的にやらなくちゃねぇ。木曾ちゃん、油断してると足元すくわれちゃうよ?」

木曾「ああっ?すまねぇ!」

青葉「うーむ、艦娘が砲撃しないで刃物ぶん回して接近戦しても良いんでしょうか?」

天龍「細けぇことは良いんだ!ぼさっとしてないで砲撃してくれ!」

青葉「槍を持っている子も居ますし…」

龍田「青葉ちゃん、そんなところで突っ立ってたら危ないわぁ~!避けてー!」

青葉「当たりませんよ~?どうです?青葉の華麗な回避っ!」

木曾「ウダウダ言ってないで手伝ってくれ!」

青葉「うーむ、一部の戦艦の人達は拳も使って戦ってますからねぇ。艦娘にも格闘術の流派みたいなのが有るんでしょうか?」

長門「青葉っ!」

青葉「長門さんは戦艦との殴り合いなら任せてくれと言ってましたし…」

長門「青葉…!後で話が有る」

青葉「ひっ…あ、青葉は取材するのが好きなだけで取材されるのはちょっと…」

長門「イヤなら、天龍達を援護してやれ!」

青葉「はっはいぃぃ!」

長門「提督を抱えていて両手が空いて無い上に弾が尽きて砲撃も出来ない…」

海斗「んじゃオレを降ろせば良いじゃないか」

長門「動けるのか?」

海斗「いつ迄も女の子にお姫様抱っこされてちゃ男として情けないだろ~」

長門「そうか、なら勝手にしてくれ」

海斗「お"う"っ!いっつつ…乱暴なやっちゃ」

長門「何か私に落ち度でも?」

海斗「ねーから、睨むな!」

長門「分かった、提督のそばを離れる訳にはいかん。護衛は任せろ。危なくなったらまた抱えてやる」

海斗「頼もしいねぇ」 
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