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シスコンで吸血鬼で鬼ですが何か?

作者:大秀園斗
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学校教師に日常を

 どうも、お久しぶりです。
 僕です、坂木要です。
 
 あの、神社生首引きちぎり事件から5年が経った。

 僕はあの後、いろいろあって教師になった。
 漫画家は確かに儲かるけどずっと、ブームが続くとは限らない。
 安定できる教職の方がずっといいのだ。

 あ、でも、漫画家もこっそり続けてる。
 ばれなきゃ犯罪じゃないんですよ!

 この学校は駒王学園と言ってかなり自由な校風で先生たちものほほんって感じだ。
 その為、問題児たちも結構いる。
 今回は僕が問題児の中でも特にめんど・・・手を焼いている生徒を紹介しよう。

 一人目が兵藤一誠(ひょうどういっせい)

 二人目が元浜(もとはま)

 三人目が松田(まつだ)

 この三人は通称、変態三人組と言われている。
 この三人には本当に!手を焼いている。

 何せ、此奴(こいつ)らは僕のクラスの・・・生徒なのだ。
 生徒の責任は全部、担任に来るのだ。
 此奴ら、いくら注意しても再犯するのだ。

 次したらマジでラリアット食らわしてやる・・・

 あ、因みに紗凪と無限も同じ学校だ。
 紗凪は高校3年生
 無限は高校1年生だ。

 二人とも中々の人気らしい、駒王学園三大美幼女と陰で呼ばれてる。

 因みに三大幼女の残りの一人は塔城 小猫(とうじょう こねこ)って言う。
 この子にも一応面識はある。

 問題児も居るがもちろん優等生だっている。
 次は僕が感謝するくらいの優等生を少しだけ説明しよう。

 一人目が木場祐斗(きば ゆうと)
 彼はいい子だ。
 ものごっついい子だ!
 成績優秀、運動神経抜群、僕にもよく気を使ってくれる。
 彼のクラスの担任だったらと何回思ったことか!

 二人目が支取蒼那(しとりそうな)
 この子は生徒会長で仕事もテキパキこなして余計な仕事をこちらに寄越さない。
 絵に描いたような生徒会長だ。
 この子は去年僕のクラスの生徒だったがその時も問題一つ起こさなかった。
 もう、最高の生徒の一人だ!

 三人目がリアス・グレモリー
 彼女も去年、僕のクラスの生徒だった。
 たまに、弁当なんかも作ってくれたりして気遣いのできる生徒だ。
 彼女も絵に書いたような優等生だ。
 だけど、ちょっと気遣いし過ぎることもある。
 さすがにバレンタインのチョコは断った。
 義理でも教師が生徒からそういうのを貰うのはダメだ。
 先生同士で貰うなら未だしも生徒に貰うのは怒られる。
 でも、その後涙目になられたのは流石に困った。

 いやぁ、いい生徒を持って去年は幸せだったなぁ。
 なのに、なのに、なんで、

「おっぱい揉みてェ」
「兵藤氏に一票!」
「言うな、虚しくなる」

 まただ、また彼奴ら公衆の面前で・・・

「そうかそうか、そんなに揉みたいなら小麦粉でも揉んでなさい・・・」
 そう、今健全な女子が聞いたらキモすぎて二度と近寄らないレベルのことを言っていたのが変態三人組だ。
 本当に此奴らには羞恥心って物がないのか?

「げげっ!我らの天敵!」
 今のが元浜、っておい天敵とはなんだ先生に向かって
「通称、変態駆除教師!」
 おい、松田、怒らないからその2つ名考えたやつ教えてくれ必殺の高速ビンタを食らわすから
「俺たちの変態道もここまでか」
 兵藤、そんな道通行止めだ学生なんだから勉強しろ。

 というか
「兵藤、松田、元浜、毎回同じ会話して飽きないのかい?」
 そう、此奴らは僕に会うたんびにこの会話をする。
 なんだ?本当にこれを挟まないと僕と話せないのか?

「いや、先生、最近これしないと落ち着かなくて」
「そうそう!イッセーの言う通り」
「同意」
 はぁ、こういう所は子供っぽくて可愛い生徒なのに・・・

 なんでこんなに、
「おい!一誠、元浜!見てみろ!三年のリアス・グレモリー先輩だ!!な、なんだあの胸グハッ!」
「99/58/90!?グレモリーの娘は化け物か!?ありがとグハッ!」
「ナイス、おっぱい、グハッ!」
 三人とも鼻血を出しながらサムザップして倒れた。
 て言うか元浜、そのスリーサイズを一瞬で判断できる洞察力を違うところで活かせないのか?すごいけど

 ともあれ、此奴らマジで馬鹿だ。
 先生情けなくて泣きそうだよ。


 あ、グレモリーがこっちに手を振ってる。
 グレモリーはいつも手を振ってくれたり笑顔を向けてくれたり本当気遣いのできる子だ。
 とりあえず、振り返しておくか。

 あれ?こっちに向かってきた。
 なんか、凄い笑顔だ。なんだ、なんかいいことあったのか?
「先生、御機嫌よう」
「あぁ、御機嫌よう・・・でいいかい?」
 御機嫌ようって僕にはあまり似合わない言葉なんだよなぁ
「そういえば先生、そちらの方達はだれなのかしら?」
 グレモリーは後ろの三バカを指差して聞いてきた。
「ん?あぁ、この三人は僕のクラスの生徒だよ」
「へぇ、そうなの・・・羨ましいわね・・・」
「何か言ったかい?」
「いえ、何も」
 グレモリーはプイッとそっぽを向き、ほうを膨らませた。
 ありゃ、なんかしちゃったかな?
「あ、ところで先生、お昼いっしょ「リアス、先生に迷惑をかけてはいけませんよ」朱乃!?」
 あ、姫島、いきなり後ろから現れた姫島にグレモリーは驚いた。
 姫島ってのはご察しの通り五年前の事件の姫島だ。

 因みに僕は今、教師という立場から学校にいる間は全員苗字で呼んでいる。
 勿論、無限も紗凪も坂木と呼んでいる。
 二人が一緒にいるときはフルネームで呼ぶ。
 だから、僕の知り合いにも先生か坂木先生って呼ばせてる。
 まぁ、無限だけは要って呼ぶけどそれはもう諦めてる。
 無限曰く「要、異論、認め、ない」だ、そうだ。

 姫島とグレモリーはなんだか視線を向かい合わせ火花を散らしている。
「二人とも落ち着きなって」
「「先生は黙っててください!」」
 い、息ぴったり、先生仰け反っちゃった。

「大体、朱乃!こういうのは主人の方を持つものじゃない?」
「リアス、女同士の戦いにそんなもの無粋でしかなくてよ?」
 二人ともフフフと、言いながら睨み合っている。

 うん、怖いし逃げよう。

 《坂木要は逃げ出した》


 よし、ここまで来れば安心だろう。
 僕が逃げ出してきたところは僕が担任を務めているクラスだ。
「あれ?先生どうしたんですか。そんなに急いで」
 お、木場、この子が優等生一号の木場だ。
 あれ?なんで木場が僕のクラスに?
「先生、ここ、僕たちのクラスですよ?」
「え?」
 クラスの看板を見たら確かに教室を間違えていた。
「本当だ、ごめんな木場」
「ははっ、先生、別に僕は迷惑掛けられたわけじゃないですよ」
 木場がクスッと笑いながら言った。うむ、彼は本当にイケメンだな。
 後ろにいる女子たちも顔を赤らめている。
「そう言えばそうだね。それじゃ、僕は教室に行かなきゃだから・・・」
 この学校、広すぎて未だに迷う時がある。
 もうすぐ、この学校に僕が来て3年くらい経つ。
「あ、はい、先生また」
 そう言いながら木場くんは手を小さく振って見送ってくれた。
 あぁ、いい子や彼がモテるっていうのも納得だ。



「せんせーい!!!そこの変態共!捕まえてください!」
 ははは、人がいい気分で教室に向かってる時に・・・此奴ら・・・
「しまった!!先生に鉢合わせてしまったぞ!どうする元浜、イッセー?!」
 ほぉ、僕に見つかって逃げ切れると思ってるのか?
 ・・・お前ら全員、ラリアットだ。

「教育的指導!!!」
 僕はラリアットを三人に食らわせた。
 僕の辞書に体罰なんてない。これも全部、愛だ。

「「「おっばい!」」」

 おい、断末魔が可笑しいぞ?この三人はもう手遅れかもしれない。
 いや、手遅れだな。
「先生!ありがとうございます!」
「あ、あぁ、片瀬、村山(かたせ  むらやま)も大変だな」
 お、おう、この子たち僕に笑顔を向けながら兵藤達を竹刀でボコボコにしている。
 この子たちは極力怒らせないようにしよう・・・
「い、いいえ、大丈夫ですよ。先生も助けてくれますし!」
「そ、そうです!」
 い、いやぁ、頼られて先生嬉しい。
 じゃあ、教室戻るか・・・


 キーンコーンンカーンコーン
 もう昼休みか、お昼食べよ。
「坂木せんせーい!お昼一緒に食べましょう!」
「?あぁ、坂木、一緒にか?いいぞ」
 紗凪がお昼を一緒に食べようと誘いに来てくれた。
 あ、後ろに無限もいた。
「む、要、今、我に、気づいた」
 いや、すまん、ワザとじゃないんだ。
「ところで坂木姉妹、どこで食べるんだい?」
「いつもの所ですよー」
「要、早く、準備」
 無限が袖を引っ張りながら言う。
 いや、スーツ千切れちゃうからね。
 今、ビリッていったよ!?
 マジでやめてね。

 あ、それより弁当弁当・・・あれ?
「あれ、どうしたんですか坂木先生?」
「要、どうした?」
 二人が首をコテンっと、傾げている。
「すまない二人とも、弁当を忘れたみたい」
「え〜、どうするんですか?」
 うむ、学食に行くか。

「先生!お弁当忘れちゃったんですかー?」
 学食に行こうと考えてたら話を聞いていた生徒が聞いてきた。
「だったら私のお弁当少し分けますよー!」
 おぉ、先生は優しい生徒を持って幸せだよ。
 こういうときに教師になって良かったと思うよな本当に。
「あ、私も〜」「俺も〜」「ふふふ、先生!我が秘伝の唐揚げ食らうがいい!」「厨二乙〜坂木先生、僕のもあげますよ」「先生、僕の、そ、ソーセージを!!」「お前、やっぱり・・・」「先生!私はお手製おにぎりを!具は、私の愛です!」「きゃー、◯◯ちゃん攻めるねぇ」
 み、みんな優しい!!先生涙が出てくるよ。
 いや、出ないし出さないけどね。

 余談だが吸血鬼の涙は『血』だ。だからこんな所で泣いた日には教室中大騒ぎだ。
「あぁ、みんなありがとう」
 でも、みんなからお弁当分けて貰ったから凄い量だ。
 食べきれるけどね。
「いやー、坂木先生愛されてますねぇ」
 紗凪がニヤニヤしながら言ってくる。
 絶対からかってる。
 此奴は帰ったら少しお説教だな。
「まぁ、先生冥利に尽きるな・・・」
 多分、僕は今すごいニヤけているな。
『ぽへぇ〜』
 ん?どうしたみんな?
 なんか、ぽへぇ〜ってなってるよ。
「要、お昼、終わる」
 あ、ごめん無限。
 じゃあ、行くか。
 『オカルト研究部の部室に』


 オカルト研究部に着きました。
 ここ、オカルト研究部は僕が顧問を務める部活だ。
 まぁ、顧問って言ってもお飾りで全部グレモリーに任せきりだ。
 グレモリー曰く「せ、先生は先に帰ってください!後は私たちがします!」だ、そうだ。
 なんか気をつかってもらって申し訳ない。
 でも、夜遅くまでオカルト研究部って何しているんだろ?
「失礼するよ」
「おっじゃましまーす!」
「我、入る」
 部室の中には、白髪の少女が居た。
 彼女は、塔城小猫(とうじょうこねこ)さっきも話したが三大幼女の一角だ。
「・・・先生、いらっしゃいです」
 モグモグと菓子パンを食べながら招いてくれる。
 僕は招かれた塔城の隣に座る。
「よいしょ」
「先生、お弁当多いですね」
 僕の昼食の量を見て登場が言う、いつもならこれの半分くらいの量だからね。
「あぁ、色々あってね。塔城も食べるかい?」
 僕がそう言うと塔城はコクリと、(うなず)き食べ始める。
 塔城は小柄ではあるが結構な大食らいだ。
 このぐらいペロリだろう。
 でも、食べても栄養が体に行かないのだろうか全然成長しない。
「む、先生、今失礼なこと考えてましたね」
 そして、塔城は間も鋭い、勘のいいガキは嫌いだよ!
 まぁ、別に嫌いじゃないけどね。
「いや、成長が遅くて少し心配なだけだよ」
 いや、でもそれはここに居る全員に言えることか・・・
「やっぱり、考えてました・・・」
「て言うか、坂木先生なんで私たちの方も見たんですか?」
「我も、気に、なる」
 な、何も見てませんよ。本当だよ?
 だからハイライトの消えた目で見ないで怖いから!


 取り敢えず、事なきを得て昼食は終わった。
 うん、美味しかった。偶に焦げたのや失敗したのもあったけど手作り感があって良かった。
「じゃあ、教室に戻るね」
 そう言って僕が立つと他の全員も立ちみんな教室に帰っていった。


 放課後、この時間が一番好きかもしれない。
 生徒たちの帰宅するときの愉しげな声、部活動生の活気ある声。
 色々な声が聞ける。
 それに、時折聞こえる先生また明日って声が一番好きだ。
 この時も教師をしてて良かったと思う。
 それに、こうしていると平和だぁって気持ちになれる。
 あわよくば、こんな日がずっと続くように神にでも頼もうか。



 吸血鬼と鬼のハーフだけど・・・ 
 

 
後書き

今回は主な原作キャラを紹介する回でしたね。
原作入りは次からです。

次回もサーベルサーベル! 
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