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ソードアート・オンライン handle a system

作者:ハマT
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74紫色の復活

アンダーワールドザッカリアの町
ラフコフの襲撃を受けたキリトは治療の為アンダーワールドにログインしていた。しかし本人は何も知らずルーリッドの村の近くに襲撃前後の記憶を失いさ迷っていた。そこでユージオという少年と出会い二人で整合騎士になろうと約束しまずはザッカリアの町に向かって旅に出た。そこで行われる武術大会で優勝すればザッカリアの騎士団に入ることができさらにそこで活躍すれば央都セントリアの帝立修剣学院に入学することができる。
二人が第一段階とも言える武術大会に優勝し騎士団に入って半年が過ぎた頃だった。

「怪しいやつ?」
「うん最近この辺りで騎士でもないのに剣を持った人物が目撃されているんだって」
この日食事をしていたキリトにユージオが持ってきたのは最近ザッカリアの町に怪しい人物がうろついているという話だ。それも騎士団の団長からの情報なため……

「やっぱりこうなるんだよなぁ……」
必然的に新人の二人がこの事を調べる事になる。話によるとその人物が現れるのは基本的に夜らしい。しばらく町を巡回していると……
「あれから半年かぁ……キリト何処にいるんだろ?」
紫色の髪をした人物が剣を腰にさして歩いていた。ザッカリア騎士団に紫色の髪の騎士はいない。
「なぁ君何処の騎士団だ?答えによっては……」
「え?」
その人物が振り返り顔を見た瞬間キリトは絶句した。何故ならいるはずのない人物がいたからだ。かつてALOでキリトが一度も勝つことができずリュウヤでさえ一度も決着を着けることができなかった相手。
「何で……お前が……」
ユウキがそこにはいた。
「やっと会えた!!キリト!!」
「ちよっ……だから何でここにいるんだよ!?お前は確か死んだはずだろ?!」
キリトに抱き着こうとしたユウキをかわしキリトはユウキにここにいる理由を問いかけるが……
「ごめんその事はまだ言えないんだ……でもボクがここにいるのはリュウヤに君を見張るように言われたからだよ」
「兄貴……が」
ますます分からなくなるキリト。
「……キリトなにしてるの?」
そこにユージオが現れる。

「……つまり彼女はキリトの知り合いでキリトの元いた国からキリトを探しに来たけど道に迷って気が付いたらザッカリアの町にいたってことだね」
「まぁそういうことになるね」
とりあえずユージオにユウキの事を話すキリト。もちろんキリトの事情にあわせて色々と変えているが。
「でもこれでキリトのいた国がわかるね何処の国なの?」
「うーんとねリアル……じゃなくてラース」
「……え?……嘘だよね?」
「本当」
ユウキの言葉に信じられないような顔をするユージオ。
「どうしたんだ?ユージオ」
「ラースって言うのは神の国の名前だよ!!知らないの?昔闇の世界と僕たちの世界が大きな戦いをしていたときラースって国から四人の神が現れて僕たちの世界を山脈で囲ったんだ。やがて四人の神はラースに帰ったんだけどこの世界の調和を守るため一人の使いを残していったんだ。それが今の公理教会の大司教様って言われているんだ」

「……つまり彼女をザッカリア騎士団に入れて欲しいと言うことだな」
キリトとユージオはザッカリア騎士団団長にユウキを騎士団に入れてもらえるようにお願いしに来ていた。
「お願いします!!彼女は強いので騎士団の役にたつかと……」
「ならば私と勝負しなさい。強いと思わせたらザッカリア騎士団への入団を認めよう」
団長につれられてやってきたのはザッカリアの町にある修練場だ。
「ユウキ殿が持つ剣………どうやら神器のようだな………すまないが今回は私の渡す剣を使ってくれ」
そういってユウキに剣を渡す団長。
「ねぇキリト……ユウキって強いの?」
剣を構える団長とユウキ。
「記憶がほとんど無い俺が覚えてる限りアイツは最強だ」
同時に相手に向かって走り出す二人。
「俺が足下にも及ばない強さを持つ兄貴と互角だからな」
「それってつまり……」
ユージオの言葉をかきけすように甲高い音が鳴り響く。見るとユウキが団長の剣を弾き飛ばしていた。
「……参ったよ……まさか一瞬で決めてくれるなんてね……合格だ。ユウキ、君は今日からザッカリア騎士団の一員だ」


明日菜がオーシャンタートルに来る前

一人の人物がサブコントロールルームに入ってきた。
「和人の様子は?」
入ってきた人物が菊岡に問いかける。
「一応記憶のブロックミスがある以外は順調だよ」
「そうか」
「それより例のあれは完成したんっすか?」
今度は比嘉が問いかける。
「完成したよ……あれを使えば六本木からでも限界加速に耐えることができる」
「さすがっすね」
「にしても少し嫌な予感がするな……ユウキ仕事だ」
その人物が呼び掛けるとスピーカーからユウキの声が聞こえる。
『久しぶりだね……アリスの保護失敗のとき以来だね』
「剣の腕は鈍ってないだろうな?」
『心配はいらないよ僕を誰だと思っているの?』
「そうだったな……いつかちゃんと決着を着けよう……ALOで」
『うん今度は絶対に決着を着けよう!!で仕事って?』
「キリトの監視だ詳しいことはデータベースαに入ってる」
『……なるほどね……少し時間はかかるけどキリトと合流するよ』
「頼んだぞ……菊岡俺もアンダーワールドに行くアカウントは何時ものやつだ」

 
 

 
後書き
アリシゼーション計画について

当初は菊岡や比嘉が中心として行っていた計画だがある時実験するための場所を探していたさいリュウヤの提案によりオーシャンタートルの制作とリュウヤをプロジェクトに加えた。その後リュウヤが計画を進める中心になりプロジェクトリーダーに就任した。なお何処からリュウヤがこの計画の事を知ったのかは不明。
リュウヤ加入前は原作と同じ目的だったがリュウヤ加入後に世界の戦争を仮想世界で行う仮想戦争の実現に目的を変更した。アンダーワールドにログインするためのSTLはメインコントロールルームに3台サブコントロールルームに3台、ラース六本木支部に2台存在する。またアンダーワールドの人工フラクメントを制御する存在としてマザーと呼ばれるフラクメントが存在する。 
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