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サクラ大戦7人目の隊員

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10章 真宮寺直哉消失篇
  10章 真宮寺直哉消失篇 あるべき形1


はあ、やっと来ましたね、この世界を歪めている元凶の真宮寺直哉」

「お前は何者だ?」

「死に行く者に語る名はないんだがな」

「何だと!!」

「良かろう我が名は、ヒミコ。貴様ら歪みを粛清する者だ」

「ヒミコだと!!」

「じゃあ貴様は、邪神巫女イヨの関係者か?」

「ほうお前達、我娘を知っておるのか?」

「「娘だって」ですって」

「何じゃ、知らなかったのか?まあ当然じゃな、ワシが出てきた以上お前達に生き延びる術はないからの」

「「くっ」」

「だが、今は機嫌がいい、真宮寺直哉よ」

「何だ?」

「お主が封印されれば、ワシはこの世界を去るぞ?」

「・・・それは、本当か?」

「ああ、ワシは、嘘はつかん。ただしお主が封印されれば、お前の姉は地獄を見るがな」

「なっどういう事だ!!。うわああああああ。お姉ちゃんーー」

「きゃああああ。直哉君が、石になったよ」

「ふむこれで、封印は完了だ。真宮寺姉弟よ再び過去に戻り、私を見事に倒せるようになるがいい」

「きゃああ」

「真宮寺姉よ、弟を忘れている世界で、いつまで耐えられるかな?」

そして直哉君は石に変えられ、私はヒミコの力で、過去に飛ばされてしまいました。

太正12年4月・・・

「私は、帝劇の中庭の中にある直哉君が石になっている石の前で剣術の稽古を、する事が、日課になっていた。直哉君いつか必ず封印を解いてあげるからね」


「そして私は、2度目の大神さんのお迎えに行く事になった」

「あの・・・大神一郎少尉ですか?」

「はい自分が大神ですが君は?」

「私は帝国華撃団花組の真宮寺さくらですよろしくお願いしますね大神さん」

「いやあそれにしても貴女のような方が隊員とは驚きましたよ」

「ふふ頼りになりませんか?」

「いやそんなことないですよ」

「さてそれでは大神さんを大帝国劇場に案内しますね」

「え、劇場にですか」


そして、行き先を、劇場と言われ、困惑する大神を案内するさくらだったが、内心では、早く帰って、直哉に会いたいと言う気持ちで、いっぱいだった。


そして大神とさくらは、大帝国劇場に着いた。


「うわあここが去年建てられた大帝国劇場なのかあ」

「大神さん始めてなんですね。それでは正面玄関から入りましょうか」


「うわあロビーも広いなあでも人が少ないですね?」

「今日は夜の部だけですから」

「キャハお兄さんさくらの恋人?」」

「いいなんだこの子は?」

「アイリス駄目じゃないこの人は私達の新隊長なのよ」

「アイリスちゃん俺の名前は大神一郎ていいますよろしく」

「大神少尉支配人は、支配人室に居ますので、それでは失礼します」

私は、大神さんと別れ、自分の部屋に戻ると、不意にヒミコのあの言葉を思い出していた。

「ああ、ワシは、嘘はつかん。ただしお主が封印されれば、お前の姉は地獄を見るがな」

確かに私にとって直哉君は、居るのが当たり前の存在だった。それが突然消えるという事は私にとって、それは地獄の始まりに過ぎない。




 
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