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ドリトル先生北海道に行く

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第七幕その十二

「農業のことも勉強も出来るんだ」
「ただ面白いだけじゃなくて」
「勉強にもなるんだね」
「凄くレベル高いね」
「あとね」
 さらにお話した先生でした。
「岐阜県を舞台にした農業高校のライトノベルもあるよ」
「今度はライトノベルなんだ」
「それも岐阜県なんだ」
「あの愛知県の北にある」
「あの県が舞台なの」
「実はこちらのライトノベルもさっき言った漫画もアニメにもなってるよ」
 先生はこのことも皆にお話しました。
「日本では人気がある漫画やライトノベルはアニメになることが多くてね」
「それでなんだ」
「そうした漫画やライトノベルもアニメになるんだ」
「面白くて人気があるから」
「それでなのね」
「家にもあるよ」
 先生達が今住んでいる日本のお家にもです。
「そうした本も読もうね」
「そういえば最近」
 ここでトミーが先生のお言葉から思い出した様に言いました。
「先生漫画やライトノベルも多く買っていますね」
「うん、そうなったよ」
「漫画の雑誌も買われて」
「そうなっているね」
「イギリスにおられた頃は」
 その頃の先生はといいますと。
「漫画とか読まれることは」
「殆どなかったね」
「そうでしたね」
「漫画はどの国にもあるね」
「はい」
「イギリスでは昔から風刺画が多いね」
「特に政治のものが」
 トミーも頭の中で思い出しました、イギリスでは政治家や政治の状況をシニカルに表現した風刺画が多いのです。
「そうですね」
「そうしたものはあるけれどね」
「それでもですね」
「日本程漫画は多くないよね」
「しかもですね」
「日本の漫画は面白いよ」
 とてもと言う先生でした。
「しかも勉強になるしね」
「日本の文化のことも他の色々なことも」
「さっき言った漫画は農業も勉強出来てね」
「いいんですね」
「日本の農業高校の状況自体もわかるよ」 
 そうしたこともというです。
「それもいいね」
「日本のですね」
「うん、日本も色々な高校があるよね」
「はい、確かに」
「僕達が通っている八条学園にも高等部があってね」
「そういえばあの高等部農業科もありますね」
「あの農業科である様なことがね」 
 先生は八条学園高等部農業科のことにも言及しました。
「その漫画ではよく描かれているんだ」
「そしてライトノベルにも」
「そうなんだ」
「そうですか」
「うん、面白いだけじゃなくてね」
「あの高等部の農業科って凄いですよね」
 トミーは大学に通いながらその農業科のことを見ているので連想しました。
「大学の農業科の施設も使っていて」
「八条大学農業科には色々な施設が充実しているからね」
「だから勉強しやすいんですよね」
「あそこはね」
「そうですね、ただ農業高校もですね」
「漫画になるのが日本だよ」 
 先生達が今いる国だというのです。
「ライトノベルにもね」
「その漫画やライトノベル読んでみたくなったよ」
 しみじみとして言った先生でした。
「読んでいいかな、僕も」
「うん、紹介させてもらっていいかな」
「お願いするよ」
 微笑んで応えた先生でした、そんなお話をしてでした。先生達は今度は晩御飯を楽しむ時を迎えるのでした。 
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