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揺るがぬ生き様

作者:刀の道
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NARUTO
  N.11

 木の葉議会side


 そこでは今後の里づくりについて話し合われていた。
 人員は各族長一名、そして選出された他数名により構成されている。

「うちはとしては今後里を広げる場合、町の区画をある程度整理していただきたい」
 うちはフガクが発現した。

「そうだな…今回の戦いでも交番のシステムは役に立った。だが無作為に広げると効果は得られないな」
 シカクはフガクの言葉を聞き同意する形で意見を述べた。

「あたしら犬塚としちゃ動物たちのための敷地が大事さね、そこは秋道もだろ?」

「うむ、だが牧場もそうだが鍛錬場と畑は隣接区画にしたほうがいいな」

「日向としても依存ない。だが防備に不安はある、そこをどう改善するかだろう」

 議会は白熱したものになり案が並べられ、精査される。

「では、各々の意見を踏まえ顔岩の前の火影邸を中心として扇状に広げるのはいかがかと?
 道はあまりグニャグニャさせず綺麗な形にしましょうか」

「「異存ない」」

 会議は終わりナルトはダンゾウとヒルゼンに挨拶をし、影分身を残し自来也と一緒に出発した。



 道中、俺は自来也先生に鍵の事を話した。勿論念話形式だが

 (自来也先生、俺の中に九尾がいて四代目の息子という事は話しましたよね?)

 (そうだのォ、それでどうした?)

 (あとで蔵の鍵を貰えないかと、一応所持しときたいので。それと大事な事があるのですが、それは宿についてからで)

 (気になるのォ……よし、では急ぐかの)

 自来也先生は俺の真剣な目を見て急ぐことを決めた様だ。
 そこから町につき宿をとった。

「では、先程言っていた事はなんだ?」

「話すより見たほうがいいです。では…口寄せの術!!」
 俺は術を使い二人を表へ出す。

「どうも、先生」 「先生久しぶりだってばね!」

「…ミナト、クシナ……これは一体どういうことだってのォ」
 唖然としている自来也先生


「実はナルトの中に俺とクシナのチャクラを封印に組み込んでまして、そこからチャクラの具現化で出てきたわけです。
 まぁ普通の芸当ではないですけどね」
 父、ミナトが自来也に笑いながら話した。

「成程のォ、お前たちの息子はとんでもないのォ」

 そこからは情報収集をそこそこに三人はお祭り騒ぎだった。
 両親は自来也先生に俺の今までや、異世界の食べ物や動物の事等を自慢げに話し
 自来也先生も笑みを浮かべながら、話を聞き実際に食べたりして楽しんでいた。

 次の日は自来也と共に賭け場を巡り場所を聞き出した。
 俺は変化をし金をある程度稼ぎつつ、聞きまわった。
 自来也先生が途中で風俗で遊んでいたが…
 勿論、後で制裁が加えられた(母によって)
 翌日、短冊街へ向かった。


 短冊街side


「まったく昨日は死ぬかと思ったのォ」

「そりゃ仕事ほっぽって遊んでればな…取りあえずお腹を満たすためにあの居酒屋入りましょう」

「お前、本当外見と中身が合ってないの~」

「そりゃ伊達に長生きじゃないですよ。まぁ今はこの肉体に少し引っ張られていますが」

「ほぉ~……ん!」
 店に入ると目当ての人

「綱手!」 「自来也…!?」

「何で…お前がここに…?」

「今日は何かあるかと思えば…それで、私に何の用?」

「率直に言う。綱手…里からお前に火影後任への指名が出た」

「「!!」」

「…成程、ところで横のガキは何なの?」
 俺に話題が来た。というかガキか…完全に嘗められてるな

「うずまきナルトだよ…四代目の息子だ」

「…で!答えは?まぁ引き受けてくれるか?」

「…断る。大体自来也、あんたがいるだろ」
 当然の疑問だな。だが里を動かしていくのに武力は勿論必要だがそれ以外にも必要なものはある。
 自来也先生はそこをよくわかっている。

「わしは合わん。火影にはなれんよ…まぁ断ると思ってこいつを連れてきたんだがのォ」

「こいつがあたしを連れてくってのかい?」

「今の貴方に負ける気はしないですね」
 俺は笑みを浮かべながら目の前の綱手様に言葉を吐く。

「いいだろう…表へ出なガキ」

「綱手…お前道でやる気だろうがの、もう少し離れた方がいいの」

 怪訝な顔を浮かべる二人だが取りあえず開けた場所に行く。


「じゃあ見せてもらおうかガキ」

「では…木遁 千樹縛り!!」
 俺は手っ取り早く興味を引くために木遁を行使する。
 さすがに大規模な忍術や傷を負わせる者は使えない。今回は拘束メインだ。

「!!!」 「これは!!」

 綱手様はその場を離脱しようとするが甘い。
 地面がある以上逃げ場はない。

 拘束後、腕にチャクラを流し樹を破壊しようとするが壊せない。
 チャクラを吸いあげる俺の木遁に首だけしか出てないような状態では抵抗は無意味。

「では、帰りますか自来也様」 「そうだのォ…ったく木遁まで使うとは」

「まて!!何故お前が木遁を使える!」
 ふむ、興味は引けたようだ。

「それは里に来ればわかりますよ」

 アラホラサッサ、仕事は山積みだからなさっさと帰ろ。
 勿論自来也様にも仕事はしていただく(黒い笑み)

 帰り道、ふてくされる綱手とそれを見て鼻の下を伸ばす自来也がいた。…シズネはずっとハヒィー!っとビビってた。
 
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