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ソードアート・オンライン handle a system

作者:ハマT
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66繋ぐ道

アインクラッド百層
リュウヤとユイが一時間程かけたどり着いていた。ユイの案内で百層までの最短ルートを通ってきたが途中転移門を使えないか冗談で試したら百層に転移出来きしっかりと準備を整えていた。
リュウヤが宮殿の中に入ると辺りが明るくなる。その奥の玉座には一人の人物が座っている。男はかつてALO事件の黒幕、オベイロンの姿をしている。
「ここまで来たか……まぁいいお前を簡単に消すことが出来るしな………」
「俺を消す?」
「我が名はクロノス!!十二星のってうぉ?!」
クロノアの言葉を聞かず攻撃するリュウヤ。しかしクロノアのHPゲージは一ドットも減っていない。
「リュウヤさん!!クロノスの防御力は最大値を越えています!!現状ではリュウヤさんの攻撃は何一つ通じません!!」

星の聖域最深部
大きな扉の前でキリト達が休憩していた。ストレアの力を借りて星の聖域にたどり着いたキリト達はストレアの指示道理に仕掛けを解除してボス部屋の前にたどり着いていた。
「よし行くぞ!!」
休憩を終えボス部屋にはいるキリト達。全員が部屋に入るとドアが閉じボスの姿が現れる。《The Ortholoss》ーーキリト達が今まで何度も戦ってきたボスモンスターだ。ボスの出現と同時にキリト、クライン、リーファが突撃する。それにエギル、リズ、シリカ、フィリアが続く。シノンは遠距離から弓で攻撃しアスナは補助魔法でみんなを援護している。ボス戦の前に決めた作戦と陣形、息のあった連携により確実にボスを追い詰めていた。

ーーボスのHPが半分を切ったとき異変は起きた。

「パターン変わるぞ!!」
ボスのHPが半分をきりキリトが皆に注意を飛ばしたその時だった。
『グォォォォォォォォォォ!!!』
ボスが雄叫びをあげるとその体が2つに別れた。先程まで存在していたHPゲージは消滅し新たに二つのHPゲージか現れる。《The Ortholoss Jr.》。新しいボスモンスター。その一体が近くにいたクラインに攻撃する。それを刀で受け止めるがあっさりとガードを崩しクラインに攻撃が命中する。
「き、気を付けろ!!こいつの攻撃は………」
フラクメントととなり消滅するクライン。もう一体のボスは後衛のシノンめがけて炎のブレスを放つ。それをアスナが水の魔法で相殺しようとするがあっさりと押し負け二人とも炎に包まれHPゲージを消滅させる。わずか5分でアスナ達を倒したボス。あまりの状況にキリト達が呆気に取られていると2体のボスはそれぞれ別の相手を狙い始める。
「キリト!!現段階でこのボスを倒すことは無理!!私なら三十秒だけあの扉を開けられるわ!!」
ストレアが指を指したのは入ってきたのとは反対にある扉、七星剣の眠っている方の扉だ。
「分かった!!皆!!作戦を変更する!!俺がカウントダウンしてから十秒後にストレアが三十秒だけ向こうの扉を開ける!!その間に飛び込め!!誰がやられても振り返るな!!3.2.1.GO!!!」
キリトの合図で同時に全員が扉めがけて走り出す。無視されたボスはそれぞれリズとエギルに攻撃を仕掛ける。ーー扉が開く
攻撃に気付いた二人はそれぞれ受け止めようとする。レプラコーンとノームと耐久力にものを言わせて受け止めるがASOで前線を支えたエギルはともかくリズは力の入れ方になれておらず少しずつ押される。そこにシリカとフィリアが助太刀する。
ーー残り十五秒
「キリト!!行きなさい!!」
「リーファさん!!私達に構わず行ってください!!」「こいつらは私達が食い止めるから!!」
「また分裂したぞ!!」
エギルが食い止めていたボスが分裂し三体目のJr.が現れる。
ーー残り十秒
キリトが方向転換し三体目のJr.に向かって走り出す。Jr.の攻撃をキリトが受け止めた瞬間リーファが扉到着する。ゆっくりとしまっていく扉を止めようとするが扉は無情にもしまっていく。
「お兄ちゃん!!皆!!」
キリトはリーファの方を見ると少しだけ笑った。それと同時に扉が完全に閉まった。

リーファとストレアがボスを突破してからたった三分で視界左上のパーティーメンバーのHPゲージが全て消滅した。

リーファとストレアが扉の奥に進むと広い場所に出た。まるで夜空を飛んでいるかのように星に囲まれた神秘的な場所。その真ん中に一本の剣が台座に刺さっている。
「これが………七星剣グランシャリオ………」
リーファが剣に近付き抜こうとするが全く抜ける気配はない。
『この剣を抜く者よ我が問いに答えよ……汝は誰が為にその剣を振るう?』
何処からそんな声が聞こえる。
「この剣を必要としてるのは私じゃない………でもリュウヤなら大切なものを守るために使うって言うわ!!」
『次に汝にとって仲間とは何だ?』
この問いにボスとの戦闘で散ったキリト達の事を思い出す。
「遠くにいても心で繋がっている………大切なものです!!」
『この問いが最後だ……汝が真に守りたいものはなんだ?』
「仲間………その答えはありきたりかもしれません……でも私は皆に支えられてここに来ました……だから今度は私がその思いに答える番!!」
リーファの言葉に反応したように剣が光だす。
『汝ならこの剣を正しき事に扱えるだろうさぁゆけ………愛する者の元へ…………』
「リーファ!!リュウヤのとこに転送されるよ!!」
(待っててリュウヤ…今行くからね!!)
 
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