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目が覚めたらカロス地方

作者:焼きそば
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第四歩『コイキングを探せ』

 
前書き
凄く今更なのですが、この
『目が覚めたらカロス地方』の作者
つまり私は最近色々忙しいので更新がバラバラです
早かったり、遅かったりと、
まぁ現状後者なんですが( ̄▽ ̄;)
こんな駄作者ですが、今後ともよろしくお願い致します

そして、読者様にアンケート…の様なものをだしたいのです

アンケート内容は『主人公ルークの
“二人目のパートナー”』です

出来ればゲーム基準、カロス地方の
ジムリーダー&四天王&チャンピオンと、
バトルタワーなどの施設キャラは無し

そのほかはモブ以外ならなんでもOKです

男性でもよし、女性でもよし

よろしくお願い致します(・ω・)ノシ 

 
つぎの日の朝、俺は目を覚ましたあと
ベッドやソファーで寝ているシオ達を
起こさないように洗面所に行き、
顔を洗ったあとシオ達を起こした

「お前らー、朝だぞ」

「…ブィ〜…」

「ピカァ…」

「…チィ」

皆は眠たい目を擦りながら目を覚ました

「じゃあ俺、朝ごはん貰ってくるから
ここで大人しく待ってろよー」

俺がそういうと、皆元気良く返事をした
そして俺は食堂へ続く廊下を歩いている途中で
ある事に気が付いた

「…あ、そう言えばシロナさん起きてるかな」

ゲームでもアニメでも、シロナさんは
意外にもだらけ癖がある。

もしかしたら…そう思い、俺は
シロナさんの部屋の前まで行った

「シロナさん?起きてますか?」

…返事がない、ただのカラカラのようだ

ではなく、ただ単にいないだけかもしれない

「食堂に行ってみるか……ん?」

そこで俺はあることに気が付いた

「鍵が…掛かっていない?」

さすがのシロナさんでも、鍵をかけ忘れる
なんてことはしないだろう

…まさか、昨日の赤い奴が!?

「シロナさん!」

嫌な予感がした俺は急いで扉を開けた

…そこには、

「…すぅ」

「………」

涎を垂らしながら眠っているシロナさん
の姿があった

「なんだ…ただ寝てただけか」

「…むぅ?」

扉を勢い良く開けた音で目が醒めたのか、
シロナさんは起きあがった

「…あれ?ルークくん?」

「…あぁ、おはようございますシロ…ナ…さ」

「?どうしたのルーク君」

俺は目を見開いて固まった

…何故なら、今のシロナさんの姿は

「シ、シロナさん。その…服を、」

「…服?」

シロナさんはそう言って自分の姿を
見る、今のシロナさんは黒の下着姿なのだ

「…!?イ、イヤァ―――――ッ!?!?」

「ふぐぁっ!?」

シロナさんは近くにあったイシツブテ型の
目覚まし時計をぶん投げてきた

シロナ の なげつける !

きゅうしょに あたった !

「おおお…!?」

俺はあまりの痛さにうずくまってしまった

「あ、ご ごめんなさい…だ、大丈夫…?」

「大丈夫…です、なんとか
俺、先に食堂行ってますね…」

「え、ええ…」

俺はフラフラときゅうしょを抑えながら
なんとか食堂にたどり着いた

俺はゆっくりと椅子に座ると、
食堂のおばちゃんが声をかけてくる

「ゆうべはおたの(ry」

「言わせねぇし違ぇよっ!?」

股間抑えてる理由を勘違いしてやがる

「なんだい違うのかい、まぁいい。
なに食べる?」

「…朝のA定食で」

「はいよー」

おばちゃんはパタパタとスリッパを鳴らし
ながら裏手へ行った

それから少ししてシロナさんが起きてきた

「………おはよう」

「……おはようございます」

「…え、と…さっきは…その、
ごめんなさい…ね?」

「いえ…勝手に勘違いしたのは俺ですし
えーっと…裸見ちゃいましたしむしろ
謝るのは俺の方で…すいません」

「「……………」」

気まずい空気が、食堂に流れた

「そ、それじゃあお互い様ってことで…」

「そうですね…」

その後、シロナさんと朝食を一緒にとり、
旅の支度を整えて宿の前に集まった
シロナさんは服を変えていた
水色のノースリーブに限りなく白に近い
水色のロングスカートを履いていた
一応俺も黒のパーカーにチノパンと服装を
変えている、地味なのは仕方ない

「それじゃあ、行きましょうか」

「はい」

「クチっ!」

なぜかニンフェはモンスターボールに入らず、
俺のパーカーのフードに入り込んでいる

「ニンフェ?モンスターボールに入らないのか?」

「クッチッ!」

ニンフェは首をプイっと拒否するような仕草をする

「モンスターボールが嫌いなポケモンはたまに
いるから…まぁニンフェちゃん軽いし、
大丈夫じゃないかしら」

「んー…まぁ、いいか
落っこちるなよ?ニンフェ」

「クチッ!」

俺はニンフェをパーカーのフードに入れたまま
“4番道路”に入った

「お、あれってパールル…の、石像ですかね」

「綺麗ね…花も沢山咲いていて、草ポケモンも
元気に走り回ってるわ」

そこで俺は4番道路にある看板を見た

『完全なる 調和を 目指して 造られた
庭園が 自慢の道 “4番道路”』

完全なる調和…か、確かに色々な種類の草花が
植えられているが、花の色は全て他の花を邪魔
しないように植えられている
なるほど、確かにこれは完全なる調和、だな

少し歩いていて、俺は1人の子供が泣いているのを
見掛けた、外見からして…幼稚園児、だろうか

「どうしたんだい、そんなに泣いて」

「うぅ…コイキングが…僕のコイキング…」

「コイキングがどうかしたの?」

「ひっく…赤い服を着たおじちゃんが
持ってっちゃった…」

「…!」

「…外道が」

赤い服の男、そしてここら辺でポケモンを
誘拐するのは…アイツらしかいねぇ

「なぁ、僕 名前は?」

「…ユウイチロウ」

「よし、ユウイチロウ君
その赤い服のおじちゃんって、どっちに行った?」

「…ん」

ユウイチロウ君は庭園の外側の森の方に指さした

「ユウイチロウ君、君のコイキング
俺達が取り返してあげるから、ここで待ってて、ね?」

「ほんと!?」

「ああ、本当だ
必ず取り返す、約束だ」

「ありがとうおにーちゃん、おねーさん!」

「ふふっ、どういたしまして…それじゃあ、
行きましょうか、ルーク君」

「はい」

俺は少し抵抗気味のニンフェを謝りながら
モンスターボールに半ば強制的に入れて、
代わりにシオを出した

「シオ、お前の鼻でなにか分からないか?」

「ブ〜イ…」

シオは犬みたいに(犬だけど)鼻をクンクンと
鳴らして匂いを探る

「ブイ」

「無理か?」

「…ブイ」

「そっか…ありがとう、シオ
一旦戻ってくれ」

恐らく庭園に咲いている花の香りが強くて
シオの鼻が効かなくなったんだろう

「とりあえず、森の中を探してみましょう
はぐれないように気をつけてね」

「はい!」

そして、俺はゲームでは行ったことがない
所謂“マップ外”に足を踏み入れた 
 

 
後書き
シロナさんでやりたい事の1つが今回できました(ほっこり) 
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