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揺るがぬ生き様

作者:刀の道
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NARUTO
  N.6

 
前書き
warframeやってました 

 
 中忍試験受験当日…

「んで、ナルトぶっちゃけどうなのよ…お前が鍛えた奴らは」
 カカシ先生が聞いてくる。

「砂以外の里じゃ恐らく勝ち目がないでしょうねうちに…」

「ったく…だが最初のペーパーテストはあのイビキだぞ」

「アスマ先生、俺の威圧を日々受けてるあいつらがあの程度恐れると?」

「そうだったわね…」
 先生たちも遠い目をしながらそれもそうだなと納得する。

「で、ナルトよ大蛇丸に関してじゃがどうするつもりじゃ」

「まず大蛇丸は既に里に入ってますが、狙いは三代目でしょう
 三代目をフリーにはできませんからね。それと戦が起きた時の落とし所を探らねばなりません。
 大蛇丸は幸い技術者といってもいい程の頭の持ち主、そこにある種の方向性を与えればいいのではないかと」

「だが大蛇丸の残虐性は知っての通りだ。どうする?」
 上忍達は引き入れた後が問題だと指摘する。倒す事に関しては疑っていないようだ。

「問題なのは同胞を手にかける事。なので人体実験等が必要な場合は死刑囚等を使いましょう」

「あい、わかった。ナルトよ特殊警察はワシが動かすぞ」

「お任せします。ダンゾウ様」
 これで打てる手、里の全域に油女の虫と転移術式を散らしておいた。
 さらに原作よりも一般人の性能が全く違う。これで負けたら納得もいくものだ。


 木の葉の森side


「…私たちの『地の書』欲しいでしょ…
 キミたちは『天の書』だものね…さぁ…
 始めようじゃない……」

 (合わせろ!多由也!)

「火遁!! 豪龍火の術」

「(幻遁! 豪火柱の術!)」

 サスケから大きな火でできた龍の頭が大蛇丸目がけて飛んでいく。
 そして多由也はサスケが放った火に自信の幻術成分を混ぜ込み、龍火が炸裂したタイミングで
 巨大な火柱を発生させる。

「あら…中々やるじゃない。さすがウチハ…?!これは」

 そう例え大蛇丸が如何に優れた忍びでも初見の術、それも何をしたかもわからぬ術には対処できない。
 多由也は幻術の奥、幻の火を発生させ熱を感じた瞬間、脳を支配。その隙にサスケは千鳥で体内の巻物を奪取。
 サクラは退却を援護するために、起爆札付きのクナイを木々が連鎖的に倒れやすいポイントに叩き込み
 大蛇丸が幻術空間から抜け出す頃には撤退を完了させていた。

「ふ、ふふふ…やってくれるわ…」

 大蛇丸はそこに迫る一団を感知しその場から消えた。




 トーナメント会場side


「どうじゃ呪印はまだ痛むか…」
 現場に行って大蛇丸の体の一部を巻物の中に封印したのはいいが、現場に一緒にいたアンコが大蛇丸のチャクラに呪印が反応したので
 戻り三代目に少し処置をしてもらった。

「いえ…おかげでだいぶ良くなりました」

「さて、アンコよ何故この場に上忍達が集っているか教えよう。
 実は密かにナルトに呪印の成分を調べさせた所それには大蛇丸のチャクラと仙術チャクラ、そして分体の大蛇丸の意識が入っておる」

「な!そ、それは本当なのですか!三代目」

「うむ、じゃからまずは解呪を行う。気を落ち着かせるのじゃ」
 三代目の言葉にアンコは少々動揺しながらも脱力する。
 アンコがリラックスしたのを確認し、大蛇丸の肉の一部を首に乗せる。
 アンコはその感触に嫌悪の表情を浮かべるが、気にせず作業を続行する。

「解邪法印!」

 術を発動すると首から蛇が現れる。
 周りに緊張が走るが前もって威嚇はするなと伝えてある。

「まさか私の呪印を解読できる人がいるなんてねぇ~……
 それに私を呼び出して何のつもりかしら?」

 狙い通り大蛇丸が出てきた。

「大蛇丸!アンタは!…「待つのじゃアンコよ、大蛇丸。ナルトから提案がある。勿論断ってもよいが
 その時はお主を殺す」

「まるで脅迫ね…まぁいいわ丁度ナルト君にも興味があったしね。若くして他国に恐れられる死神にね」

「それは光栄だな。まずアンタに頼む事は様々な実験、それと研究。
 既存の理ではなく、新たな理を生み出し、創り出すという事だ。」

「…それを受けて私にはどんな利益があるのかしら?」
 どうやら少しは琴線に触れる事が出来た様だ。

「資金や人材、それと施設だな。お前の所では満足のいく研究はできないだろう?
 まぁ今のまま生きるのなら、それも又道の一つだがな」

「そこまで言うならその施設を見せなさい。話はそれからね」

「わかった。取りあえず今はそれでいいだろう」
 話が一段落済んだところで大凡の合格者は会場についたようだ。
 大蛇丸には待機してもらい、会場に向かう。



 ―――――――――――――――――――――――――

「まずは『第二の試験』通過おめでとう!!」

 あまり疲れた様子もなく木の葉の面々は通貨したようだ。
 まぁ俺が三代目の後ろにいる事、つまり上忍以上である証に驚いている面々もいるようだが…

「それでは、これから火影様より『第三の試練』の説明がある。
 各自、心して聞くように!!…では火影様…」

「うむ…
 これより始める『第三の試練』……その説明の前にまず一つ
 はっきりお前たちに告げておきたいことがある!!」

「……この試験の真の目的についてじゃ」
 その言葉にみな緊張する。

「何故…同盟国同士が試験を合同で行うのか?
 『同盟国同士の友好』、『忍のレベルを高めあう』
 その本当の意味をはき違えてもらっては困る…!
 この試験はいわば―――同盟国間の戦争の縮図なのだ。」

「歴史を紐解けば、今の同盟国とはすなわち…
 かつて勢力を競い合い、争い続けた隣国同士
 その国々が無用な争いを避けるため、あえて選んだ戦いの場…それがこの試験じゃ」

「それより、早く試験を始めませんか?」

「フム…ではこれより『第三の試練』の説明をしたい所じゃが…」
 そろそろ出番か・・

「知っている者もいるかと思うが、木の葉のうずまきナルトだ。
 試験の前に、これから本戦の出場を懸けて予選を行う。
 これより直に始まるが、棄権したい奴は今すぐ申しでてくれ」

「あのー…ボクはやめときます」
 そこで原作のカブトが棄権を宣言する。

「木の葉の薬師カブトか、では下がっていいぞ」
 会場から出たカブトを見て、話しを続行する。

「これより予選を始める。これからの予選は個人戦、実戦形式の対戦だ」
「これから合計10回戦行い、その勝者が『第三の試験』に進出できる。
 ただし、勝負がついたと俺が判断した場合…止めに入る。組み合わせはこの…」
 言葉を区切ってアンコに合図を送る。

「この電光掲示板に名前を2名ずつ表示する。ではさっそく第一回戦…
 うちはサスケ、赤胴ヨロイ、前へ」

「他の方は上の方へ移動していただく」
 担当上忍達は上に上がる。若干大蛇丸の視線が鬱陶しいが気にしない。

「それでは……第一回戦、はじめ」
 そう言い手を振りかざし試合は切って落とされた。






 
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