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『小さな街の、大きな闇。』

作者:零那
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『怜の意地/唯の決意』



怜は、今迄以上に躍起になった。
何振り構わず多少なら乱暴な事もするようになった。
何が何でも海斗の行方を掴む。

賢い怜らしくない手段を選んだりもした。
以前と違い、常にリスクを背負った。
敵も作ってしまった。

唯は、怜を支えたい一心で、怜の実家に嫁いだ。
唯の描く幸せな新婚生活には程遠い生活...
それでも怜を支えたいからって。

それに『海斗とまた冗談言い合ったり双子の息ピッタリな漫才とかハモリの歌とか聴きたいし...また皆でワイワイ飲みたいし♪』って...無理に笑顔を造る唯...

うん...自分達が諦めてしもたらあかんわな!!
泣くより笑わななっ!!
こんな時やからこそっ!!

頭では解ってるけど、元々笑顔なんか不得手な零那にとっては無理があった。

痛々しいと感じてた唯の笑顔...今は、そんな唯の笑顔に救われる。
怜は多分、唯の此の笑顔にチカラを貰ってる筈...。


 
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