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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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進級試験とウロボロス
  北欧へ帰るロスヴァイセ×中間テストに関してと二天龍の投薬治療

「ロスヴァイセ、ヴァルハラにアテがあるのか?」

「はい、そちら専門の先輩がいましたので。・・・・ヴァルキリー候補生時代、攻撃魔法の授業を重点に単位取っていたのがここに来て徒になりました」

「確かにそうだな、パワーとディフェンスを持つ『戦車』だが。俺らのゲームでは魔法攻撃までは良かったけど、防御が薄かったもんな」

ロスヴァイセは俺らのゲーム後、実力が発揮しきれてなかったと言っていた。それに俺らには魔法攻撃が通るけど、こちらには魔法使いが二人いる事で鍛錬メニューを増やしたからな。

魔力と魔法は似ているようで違うと言っておくが、魔力は超自然現象を起こす力で具現化出来るだけのイメージ力が必要。魔力をイメージすれば、複雑と強力な魔力が具現化する。魔法は超自然現象を発生させる法則を術式、法式で操る力と言ってもいいかもしれん。魔法陣を展開させて、術式と法式を常に計算できるだけの演算能力が重要となっている。

『ルフェイにゲオルグ、魔法とは悪魔の魔力を悪魔以外の者でも使えるようになったと言っていいモノなのか?』

『そうですね。独自の術式として、法式で作り出したのが始まりと言われています。今だと種類やバリエーションも増えていますし、悪魔の魔力では出来ない事を出来てしまうと考えた方がいいでしょう』

『僕ら魔法使いにとっては基本的な事だけど、一誠らは魔法をほとんど使わないからね。教えておいて損は無いと思うけど、魔法では出来ない悪魔の魔力もあるけどそれは純血上級悪魔の御家ごとに伝わる特性・特色とも言える。一族の者でしか扱えない特別な力とされているから、魔力と魔法は似て非なる存在となっている。魔法を扱う力は「魔法力」または「法力」とされている』

『なるほど・・・・とても勉強になった。ありがとよ』

するとアザゼルが言う。

「リアスチームのバランスを見ると魔法の使い手は居た方がいい。出来る事なら『兵士』か『僧侶』でロスヴァイセの長所を伸ばした方が良かったかもしれん。リアスの眷属は圧倒的に火力が高いが、全体的に見ると防御面が薄くテクニックと言うハメ技にやられやすい。一方黒神チームのバランスは整っているんで、魔法使いもいれば神器使いと剣術・槍術・体術で戦う者が多い。一ちゃんらの眷属は圧倒的な攻撃力と防御力を備えているから、簡単に隙は生まれないしチーム全体が攻守共にとても良いチームとなっている」

「それを言うならグレモリー眷属は、全体的に脳まで筋肉傾向だろうな。『やられる前にやれ』とな、それを魔法で補えばいいんだがな。だがこちらは最強の座として君臨しているから、常に弱点を克服し無くす傾向がある。そっちが特攻タイプであるなら、こちらは万能タイプだと言えるね」

「確かに一誠君の言う通りだけど、そちらの方が好みだと言うファンはとても多いよ。戦術タイプのチームやテクニック重視のチームだと一目で判断が付きづらくなるし、派手さも少なめだから玄人のファンが好むからね」

「そう言う事で言うならば、リアスとサイラオーグのチームは派手さを売りにしつつ、戦術を高めた方が将来のプロ戦で盛り上がりそうだな。そう言う事だからパワーを補う力はこの先でも必要になって来るし、ロスヴァイセがヴァルハラに行ってもいいんだろ?リアス」

「まあね。自ら伸ばしたい点があるのであれば、断る理由はないわ」

俺が聞いた事でリアスは合意した事で、ロスヴァイセは一礼してから駒王学園の中間テストの方は問題用紙を作成済みだそうだ。そう言えば学園でもテストが近いが、二年生の二学期は体育祭・修学旅行・学園祭・中間テストと連続で来る事をな。

「そう言えばアザゼル、グレモリー眷属のマネージャーに関してはどうなっているんだ?」

「そこについてはまだだが、いずれ自分で見つけてくるだろうよ」

「ま、それに関して私からも自分自身で見つけてもらいたいね。そろそろ私らはお暇させてもらうが、二人をよろしく頼んだよ一誠君」

「家庭教師と言う感じでやるのなら、雇い主はグレモリー家か?『そこら辺は俺が払ってやるよ』アザゼルが雇い主なら納得だ」

と言う事でグレモリー眷属とサーゼクス&グレイフィアとアザゼルは、魔法陣で各自帰って行くが朱乃と祐斗を今日からしばらく預かる事となった。今日はもう遅いけど明日から悪魔稼業を早めに終わらせてからとなる。俺らのマネージャーはここにいる部下達であり、今更見つけてくると言う事は野暮である。

「朱乃、姫島家にいる朱璃さんは俺から連絡入れるが冥界領堕天使領にいるバラキエルには朱乃から連絡を入れてくれ。それとアーシアもこっちに来させるようにしておけ、あっちで一人だけぼっちにさせる訳にはいかないのでね」

「分かりましたわ。それに今日から一誠さんと一緒に暮らせると言うのも楽しみにしてましたの。アーシアちゃんには先程言っときましたから、すぐに魔法陣でこちらに来るでしょうね」

「僕もかな。一時的とはいえ師として教えられてきたし、これからの試験対策やらで忙しくなりそうだしね」

「ま、今日はもう風呂に入って寝ろよな?悪魔稼業もだが、本来よりも切り上げてここに帰って来い」

ヴァーリーチームと英雄チームと人間界本家組は既に風呂や食事を済ませたので、遅めの風呂と食事を済ませた祐斗と姫島家+アーシア。朱璃さんとバラキエルは連絡後、すぐにこちらに来たが俺が零達也だと言う事は知っている。

あれから数日になるが、今は昼休みとして机の上にある教科書を片付けてからヴァーリらのとこに行く。俺、ヴァーリ、シーグヴァイラ、イリナは中間テストの為に日々勉強していたが、イリナとシーグヴァイラはアーシアとゼノヴィアをサポートする為に俺らから少し離れた席にいた。

「ふむ、これは一体どうやったら解けるのか?」

「ヴァーリ、余り追い詰めているとオーバーヒートするぞ」

「一誠か。今回覚える事が多すぎなのでね、戦いもあったが駒王学園でのイベントも多すぎだ。体育祭に家族旅行と同時期にあったレーティングゲーム、だが昇格試験と中間テストのブッキングを回避したのは好都合だったな」

「確かにそうかもしれんが、俺ら黒神は魔王らの頼みとして毎夜は勉強会をしている。俺は教える側とテストやる側だから、板挟みなのは変わらんさ」

そう言うとヴァーリが解けない問題を見てやりながらだったが、ロスヴァイセはやり取り後に日本を発った。テスト作成も済んでいたし、憂いを残す事なく北欧に向かった様子だと同じ蒼い翼北欧支社から随時報告が来るからな。するとクラスメイトの女子からの呼び出しで、エロバカ二人組がまた教室にエロDVDを持ってきていると報告を貰った事で行ってみた。

「全く女子からの通達で来てみるとお前らは、また持ってきたのかよ~反省が無いからそれは没収させてもらう」

「おい返せよイッセー!お前には関係ないだろ、モテる奴は敵だと思っている俺らには見てもいいだろうよ」

「テストでも憎い敵だとは思っているが、イッセーには関係ない事だから返せよな」

「バカ野郎、女子からの通達で来たし俺は生徒会公認の執行人でもある。だから教師からの没収よりも早めに出来るし、これを返却すると増々クラスメイトにバカが増えるだけだ」

そんでエロパッケージを見ると紳士的なエロDVDで、確か今だと入手困難な超人気作品である『新・爆乳戦隊パイオツジャー爆裂生乳戦争編』だったか。どうせ元浜独自ルートで入手したんだろうよ。これを手に入れる為ならば、コイツらは色々と犠牲しただけの価値を持っている。ま、俺には関係ないしエロ系に触れる前に妻子持ちだからか興味はあるが情事やっているからな。

「これに関しての価値は俺でも知っているが、健全な男子高校生がこれを見ないで何が青春か等と考えるなよ?だがまあ没収する前に桐生にでも聞いてみるか、どう思う?桐生」

「あらあらまあ、テスト前だってのにエロ二人組はお盛んね。でもこれはこれで面白いと思うわ、まあその前に兵藤に没収されたんじゃ一生見れないでしょうね」

「相変わらず良い一言だ、女子代表として礼を言うぜ桐生。と言う事でこれは没収させてもらうぞ、生徒会公認の執行人である俺がいるからには権限を持っている。証拠品として風紀委員や生徒指導の先生に通報してやるが、とっとと勉強しろバカ者共」

証拠品を没収後、バカがうつるからとハリセンで殴ってから丁度先生が来たので報告をしたのだった。すると先生は慣れたように証拠品を紙袋に入れてから、エロバカ二人組は軽く説教を受けてから放課後補習と言う罰ゲームが待っている事を告げた。それとケータイにバイブが鳴った事で、俺とヴァーリは素早く屋上に行ってから人払いの結界をしてから神器を起動させた。

「さてと、ドライグとアルビオンのカウンセラーをするとしようか。ま、アザゼルからの紹介によりドラゴン専門を教えてもらったから増々知識が増えた」

『悪いな相棒、いくら万能でも俺らのカウンセラーまでは知らないだろうからな』

「そう言う事ならば早めに終わらせようか一誠。俺の背中に塗り薬を塗ってくれ」

『赤白龍神皇帝になる前からだったが、私らは自然と心労をしていたらしいからな。それも歴代からの心労が溜まっていたとは』

俺は籠手を取り出し、ヴァーリは光翼を出してからそれぞれ合った薬を取り出した。籠手には液体タイプので、光翼には塗り薬タイプのを処方されてから成分解析により俺特製として創った。専門カウンセラーは心労しているドライグとアルビオンを診てもらったが、まさかカウンセラーをしてくれたのがあの玄奘三蔵だったとはな。今では旃檀功徳仏(せんだんくどくぶつ)と言うらしいが、闘戦勝仏=孫悟空だと思ってもいい程だ。

「この塗り薬を背中に塗るから、上を脱いでくれヴァーリ」

「もう脱いでるから早くしてくれ・・・・いくら人払いの結界をしていたとしてもグレモリーらに勘付かれてしまう」

「そこら辺はソーナも認定しているから大丈夫さ。ついでに背中と光翼にも塗っておこう・・・・これは俺特製の塗り薬だから、どういう効果を得るかは知らん」

『・・・・あーあー、とても気持ちいいぞ相棒』

『・・・・私もだ、いつもより気持ちが軽くなったように感じるぞ』

いつもより気持ちが軽くなったドライグとアルビオンだったが、前代までの心労が溜まっていた事で今代である事で気付いた俺。なのでアザゼルに頼んで専門カウンセラーに学んでから、俺オリジナルの薬により随分と和らいだ様子だった。肉体はあるが、魂を封印されたドラゴンと言うかなり特殊な存在である事で最初は現世に出て来た事で心労回復を試した。

「神器封印型のドラゴンと言うのは珍しい事だが、ドラゴン用の心労による薬を試した事は今までなかった。仙術や肉体を持たせた事で、一見楽しんでいるかに見えたが心と肉体は別々何だと最近になって気付いた。二天龍の心が繊細なのは知っていたが、きっかけがまさかのアレだったとはな」

「アレとは一体何なんだ一誠。その事になるとアルビオンやドライグが口を閉ざしてしまうが、一体何があったんだ」

『ホントなら相棒と俺らと龍王だけの秘密にしたいが、流石にヴァーリには隠せないようだ。喋ってもいいか?アルビオン』

『いいぞドライグ、この際だから話した方が楽になるかもしれん。ヴァーリ、ここから先は私ら二天龍と龍王と一誠だけの秘密を知る事となる。誰にも喋らないと誓うと言うならば、私らは喜んで話そうと思うぞ』

「ああ。俺は現白龍皇であり、神器に封印される前の事に関してを知っている一誠の口から知りたい。それと誰にも話さないと誓うよ」

との事でここから先については、俺とヴァーリだけの会話となったが『二天龍の恥』についてを語った俺。それとティアを召喚したのか、一緒に語ってくれたがあれは若気の至りだと思うよ。話した後、そんな事があったのかと自分の相棒に聞いた後に改めて誰にも話さないと誓った。そんで早めに終わらせてから、教室に戻ろうとしたら丁度匙と会った。 
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