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サクラ大戦7人目の隊員

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巴里華撃団の敗北と東方から来る光後編2


ダンスコンテストまで後4日・・・

シャノワール内

昨日の夜突如決まった。帝国歌劇団と、巴里歌劇団のダンスコンテスト。

「皆、聞いてくれ」

大神が、巴里歌劇団の5人に声をかけた。

「何ですか?大神さん」

「何々イチロー」

「何かあるのか?」

「面白い事でもあるのか?」

「御用は何ですか?大神さん」

「皆まずは、このチラシを見てくれ」

「ふむ、これは4日後に開かれるダンスコンテストのチラシではないか?」

「そうだ、これにさくら君たち帝国歌劇団の出場が決まった。君達はどうする?」

「フン奴らが出るのならば、我等も出るぞ」

「そうか、わかった。しかし今の君達では参加資格すらえられないぞ」

「何?」


「あっ本当だ、参加資格に男性がいないと参加が出来ない上に、男性は女装しなければならない」


「「「「何!!---」」」」

エリカの説明を聞いた4人は大声を上げていた。

「だが、何故だ?この条件が付いてるならば奴らも、参加資格はないはずだ」

その時ロベリアがあることに気が付いた。


「そうか!!あいつらはさくらの弟を参加させやがったな」

「そうか直哉をか」

「直哉君がいるならイチロー入れても僕たちの勝ちだね」

「ああそうだな」


そして、強制的に大神の参加で、巴里歌劇団の参加も認められた」


「無知て怖いなあ、俺で直哉君に勝てるわけないのに」

と心の中で呟くのだった。


とある場所・・・

「シゾーにピトンよ」

「「ハッカルマール様」」

「俺様に何の用事だピョン」

「いっヒッヒ、この私に用があるのかえ?」

「左様、主等にもう一度チャンスをやろう。巴里華撃団を消せ」

「「ははーーカルマールさま」」


ついに怪人たちが組織を組み行動を開始し始めた。

そのころ。直哉たちも、すみれとアイリスに説明していた。


「わかりました。丁度よかったですわ、直哉君ように依頼していた衣装もありますから」

「え、すみれさんそれ、本当ですか?」

「ええ、本当ですよ直哉君」

「何だか申し訳ないです、いつも僕だけ衣装代を出してもらうばかりで」

「あら、いいんですよ直哉君の衣装代はお爺様の公認ですから」

「「ええーーーそれはどういうことですか?」」

さくらと直哉がすみれに聞いた。

「ええ、昨年のお見合いの後で、お爺様が、直哉君の支援をする為神崎の、新たな予算枠を作りましたから」

「「「えええーーー」」」


すみれの答を聞いた三人が一斉に大声を上げた。

その後、落ち着いた三人は、ダンスコンテストの話を再開した。


そして翌日から、巴里歌劇団と帝国歌劇団の4人はコンテストに向けて練習を開始した。


ダンスコンテスト当日・・・

コンテスト会場

ダンスコンテストは大盛況だった。残るは、巴里歌劇団と帝国歌劇団のみとなり、巴里歌劇団のダンスが始まった。


そして、ダンスが終わり、残るはさくら達だけになった。

「どうだ、我らと隊長の踊りは、降参するなら今のうちだぞ」

「誰が降参しますか、それと勝ち誇るのは、私達の踊りを見てからにしてくださいな」

「行きますわよさくらさん、直哉君、アイリス」

そして、さくらたちのダンスが始まった。


「分からぬ。ダンス自体は、自分達と、変わらぬと言うのに、何かが違う」


「それはたちいちじゃないかしら、グリシーヌ」

花火が、グリシーヌに説明する。


その直後、アイリスのヒールが折れるハプニングが起きるがさくら、直哉、すみれのチームワークでクリアした。


そして、大神は、さくらたちにあり、エリカたちにないものを、はっきりとチームワークだと伝えた。


そしてさくら達のダンスが終わると、コンテストでは珍しい、アンコールが起きて、それにはグリシーヌ達も驚いていた。

主催者のにも観客の気持ちが伝わり、アンコールが認められた。


アンコールには、さくら、直哉の二人が出て、姉弟ならではの、ダンスを見せつけ、会場全体を釘付けにし、ダンスがおわると、会場全体が、大喝采をしていた。

そして、結果発表の最中に、復活したシゾーとピトンが、襲い掛かってきた」


「大神さんここは、4人で何とか抑えるので、光武を」


「わかったさくら君、直哉君、アイリス、すみれ君、無理はするな」

「「「「了解」」」」


そして大神達は、一度、シャノワールに戻った。


「逃げるピョンあいつら」

「ほっとけばいい、どうせやつらは戻って来るさ、私らがここに居る限りね」

そう言ってピトンは不敵な笑みを浮べる。


そして暫くして・・・

「巴里華撃団参上!!」


「ウーササまた懲りずに出てきたなピョン」

「貴様らでは、私達を倒すことは出来ないよ」


そして、戦いは始まったが、やはり強化されたポーンに苦戦する華撃団だった。


そのころ帝国華撃団のメンバーは・・・


「どうするの直哉君、もうお兄ちゃん達を助けに入る?」


本当ならそうした方が、いいけど、嫌な予感がするんだ」

「「「嫌な予感」」」


その時直哉の予感の正体ががわかった。



「おまえたちぐずぐずするなピョン、エッフェル塔を爆破できないピョン」

「あの馬鹿」

「成る程そういうわけですか」


「お姉ちゃん、すみれさん、アイリス準備いいですか?帝国華撃団出撃せよ!!目標地点エッフェル塔、巴里華撃団の援護です」

「「「了解」」」


「クッやはり性能差は無理なのか?

大神が、諦めかけた時、奇跡が起きた。

「大神さん諦めないでください。大神さんには私達も付いてますから」

「その声・・・さくら君か」

「破邪剣征・桜花欄満」

双天武が、巴里華撃団を囲んでいた敵の一部を破壊し、「イリス グラン・ジャンポール」


そして、アイリスが、大神達の光武を回復した。

「アイリス」

「お兄ちゃん待った?待たせてごめんね」

「神崎風塵流・不死鳥の舞」

そして、すみれが残りの敵を倒し、帝国華撃団に、所属する3機が大神の元に揃ったのだった。

「お前たちは何者なんだい?」

「帝国華撃団参上!!」

「帝国華撃団だと」
「キャハハ、あれがお兄ちゃんの敵?ウサギと蛇だ。ヘビはおばちゃんなんだ」

「誰が!!おばちゃんだってーーーこのくそがき許さないよ」


「大神さん。私達が怪人の一人相手します。どちらの怪人がいいですか?」

「大神さん命令してください」

「わかった。さくら君たちは、ピトンの蒸気獣を頼む」


「わかりました」

「それじゃあ中尉先ほど直哉君にかけて貰いましたけど、中尉もお願いしますわ

「・・・よし・・・帝国華撃団出撃せよ・・・」

「「「「了解」」」」


「はあーー長年やってたことありますね」

「うむ見事だな」

「今のイチローかっこ良かったよ」


そしてさくら達は、ピトンの蒸気獣と戦い始めた。

そして戦いは・・・

巴里華撃団VSシゾー、帝国華撃団VSピトンとなった。

「帝国華撃団貴様等を、殺してやるよ」

「なに言ってますの?この三下風情が」

「何だと!!小娘が粋がるんじゃないよ」

逆上したピトンは、すみれに突撃をかける。

「今ですわ、直哉君、さくらさん」

「何!!」

「「破邪剣征・桜花爛漫」」

「神崎風塵流・不死鳥の舞」


「馬鹿なああ、このピトン様がこんな奴らにーー」

ピトンは前後から放たれた、二つの必殺技を受け、自身の蒸気獣と共に爆発した。


帝国華撃団の戦いが終わると同時に巴里華撃団の戦いも終わっていた。


そして二つの華撃団は、一緒に勝利の・ポーズを決めて、シャノワールに戻っていった。


そして翌日・・・すみれとアイリスが帝都に戻った直後、コンテストの主催者から、さくらと直哉の元に、トロフィーが届けられた。




 
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