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サクラ大戦7人目の隊員

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1章 最終回 新たな地へ向けて

太正13年3月・・・

悪魔王サタンとの、世界を賭けた戦いから半月後、それは突然やって来た。

その日大神は米田に呼ばれ、支配人室に来ていた。

「米田支配人。大神入ります」

「おういいぜ」

「米田支配人お話とは、何ですか?」

「ああ、落ち着いて聞け、大神今しがた、連絡が届いたんだが、お前が海軍の教官として、南米演習の参加が決まったぞ」


「ええーー俺が、教官ですか?」

「ああ、出発は1週間後、それまでに準備をしとけよ、話は以上だ」

「とう言う事は、俺海軍に戻れるんですか?」

「そうだ、大神一年間よく頑張ったな、俺は正直不安だったがな」

そして、大神は自分の部屋に戻り、1週間後の旅立ちへの準備をを始めた。


それから数日後・・・

花組全員に、米田から長期休みのことを聞いたアイリスやすみれは、長期休みの予定を立てることに夢中になり、その後、ここから去る大神の事を聞いてそのうかれた表情ではなく、真面目な表情になった。


「何でなのお兄ちゃんが出て行くの?やっと8人まとまる事が出来たのに?」


「そうですわ、やっと直哉君も、少尉に慣れ始めたのに」

「アイリス、すみれ君」

「でも良いじゃないかな、ここでの大神さんの仕事が評価されて出て行くんだから、それは僕達にとってもいいことだと僕は、思うよ」

「直哉君・・・そうね、大神さんは元々海軍の人で、漸く元の場所に戻れるチャンスが出来たんだから」

「直哉君、さくら君」

「そりゃそうだな隊長も、帝劇だけにいて良い男じゃないしな」

「隊長には、もっといろんな場所での、経験が必要ですし」


「それにな、大神はんうちらは、8人揃って帝国華撃団なんやからな」


「カンナ、マリア、紅蘭」

その後・・・

大帝国劇場にいるメンバーで、大神の送別会が行われた。


送別会の最中・・・


一人送別会会場の食堂を抜け出した、直哉は中庭に来ていた。


「あの時大神さんとアイリスが来る前に、僕とさくらお姉ちゃんを殺そうと思えば、あやめさんは出来たはずなのに」

「直哉君、どうしたの?こんな所に一人で」

「さくらお姉ちゃん」

「直哉君、今度の休みの時私行きたい所があるんだ、付いて来てくれる」

「どこに行く気なの?さくらお姉ちゃん」

「それは直哉君の故郷だよ、私直哉君のパートナーなのに、直哉君の過去をよく知らないから」

「お姉ちゃんそれは、無理なんだ、僕がその街自体を消滅させたからね」

「え、そんな事になってるなんて」


「お姉ちゃんが知らないのも、仕方がないよ」

「しかし、僕にも破邪の血が、流れてたなんて驚いたよ」

「うふふ、私も忘れてたわ」


二人の会話が終わる頃、大神の送別会も終わった。

そしてついに、大神が大帝国劇場を離れる日が来た。

花組全員で大神を見送った。またあえる日を信じて。





 
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