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テイルズオブザワールド レディアントマイソロジー3 【灰村 諸葉が進む道】

作者:Bloo-D
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転生
SCENE1
  第3話

 
前書き
初仕事辺りまで書く予定でしたが、それだとかなり長くなるので、一通りのメンバー紹介辺りまで書く事にします。
 

 
_________________________

モロハが船に乗ったのと同じくして…、

諸葉「……。」
モロハの本体である灰村 諸葉は、医務室で手当てを受けていた。


『……。』
医務室の外では、実践部隊の隊長 迅と校長の四門 万里に加えて諸葉のルームメイトの摩耶が、諸葉の手当てが終わるのを待っていた。

ーーーーーーーーーーーーーーー

それから数分後、諸葉の手当てが終わり、迅達は胸を撫で下ろした。
サツキに至っては嬉しさのあまりに気を失いそうになったが、担当の医師から告げられた言葉がそれを強引に遮った。

ーーーー

万里「今…なんて……?」
「医学的に健康なのですが、意識だけが戻らない…と言うより存在しないのです。
まるで、ただの人形のような感じです。」
迅「なんとかする手は無いんですか?」
「残念ながら。今の我々では、どうする事も出来ません。」
サツキ「それじゃ兄様は、このまま眠ったままだって言うのですか⁉︎本当に方法は無いんですか⁉︎」
「そーですね〜。電気ショックでなら…しかし、一歩間違えれば命の危機に晒されますことも……。」
百地「そっ…そんな……。」
医師の口から発せられたのは、諸葉の意識が戻らない事だった。

「何処かへ消えた灰村君の意識を探し出し、それを灰村君の身体に戻せば、目を覚ますかもしれません。
ただ…それで灰村君が目を覚ますと言う保証はありませんが……。」
万里「灰村の意識を、探せばいいのですね?」
「今の所は、そうとしか言えませんね。」
万里「うーん……。」
その次に医師から発せられたのは、諸葉が意識を取り戻す可能性の事だった。
それを聞いた万里は少し考えると…、

万里「わかりました。灰村君の意識の捜索はこちらが行います。
ですので、彼の身柄はそちらでお願いしますね。」
「わかりました。灰村君の身柄は、私達が責任を持ちます。」
ついに決断した。

ーーーーーーーーーーーーーーー

万里「みんな、灰村君は命を懸けてこの学園を救ってくれました。
なので今度は、私達が灰村君を助ける番です。」
迅「しかし校長先生、それには困難が生じます。幾らなんでも……」
万里「では貴方は、灰村君を助けたいとは思わないの?」
迅「それはありますが……」
万里「危険は承知の元です。ですが私達が命を張らない以上は灰村君は助からないと思います。私はこの学園を救ってくれた灰村君に恩返しがしたいのです。」
迅「……。」
万里の決断に、迅はメンバーを巻き込みたくないと思って抵抗したが、万里に言い切られた迅は黙るしかなかった。

迅「…わかりました。でしたら、私もそれに協力します。」
斎子「なら私も手伝おう‼︎」
サツキ「あたしも、兄様の為ならっ‼︎」
静乃「私も協力するわ。」
レーシャ「私も…兄の為に尽力する。」
百地「なら私も‼︎」
ソフィー「私も協力シマース‼︎」
亀吉「俺もやってやるぜ‼︎」
「俺も‼︎」
「私も‼︎」
摩耶「マーヤも協力するのです‼︎≪ニパッ≫」
万里「みんな、ありがとう。では皆さん、灰村君の為に頑張りましょう‼︎」
『おお〜〜〜〜‼︎』
灰村 諸葉を救う為に実践部隊の皆が結託し、彼等は心を一つにした。

_________________________

一方のモロハは、新しい仲間との顔合わせ。
まずはホール近くの研究室のような部屋…、

「ホールでの話は聞こえていた。オレの名は、ウィル・レイナードだ。」
モロハ「モロハ…です。宜しくお願いします。」
ウィル「そう畏る必要は無い。これから同じ仲間になるんだからな。」
モロハ「はい。」
 ̄眼鏡をかけた長身の男性だった。 ̄
-良かった、怖い人じゃなくて。
と言うか話が聞こえたって、この人なんなの?地獄耳、それとも防音されてないとか?-
俺は心の中でそんな事を呟きながらも、ウィルさんの話を聞き続けた。

ウィル「そういえばモロハ、君は記憶喪失だと聞いたが。大変なものだな。」
モロハ「ええっ……」
-それ、アンジュさんからも言われたけど……-

ウィル「そうだ、ここに来る前に世界樹が光った所を目撃したか君は?」
-見てませんよ!
て言うか世界樹って何、ユグドラシルとかそういうやつ⁉︎-
 ̄ウィルさんからの問いに、俺は心の中で驚く以外なかった。 ̄
モロハ「いいえ。見てませんが……。」
ウィル「そうか。とはいえ、記憶が無いのでは仕方ないか。
たまたま甲板で目撃してな。何せあんな現象は、今まで観測された事がなかったのでな。
ま、気にしないでくれ。」
モロハ「はい……。」
-そんな事より、世界樹は何かとかの説明って、してくれないの⁉︎-
 ̄俺はウィルさんからの問いに仕方なくそう答えるしかなかったが、心の中では世界樹の件でウィルさんにツッコんでいた。 ̄

カノンノ「さっ、次行きましょ。ウィルさん、ありがとうございました。」
ウィル「構わないさ。丁度話し相手が欲しかったからな。
何かあったら、俺が答えられる範囲で答えてやろう。」
モロハ「ありがとうございます。」
-本当いい人だな、ウィルさんは。今度、世界樹の事を聞こっと。-

カノンノ「さっ、行くわよモロハ。」
モロハ「あっ、うん。」
 ̄ウィルさんが本当にいい人である事を改めて認識した俺は、傍らにいたカノンノに再び手を引かれてその場を後にした。 ̄

ーーーーーーーーーーーーーーー

そして次は、医務室のような部屋…、

「こんにちは、わたしはアニー・バース。主に医務室を持ち場として受け持っています。」
 ̄今度は大人びた女性だった。しかもかなり綺麗(実際のところは読者の考えにお任せします。)だ。 ̄

カノンノ「アニーさん、こちらはモロハ。新しい仲間です。
モロハ、この人はアニーさんだよ。」
モロハ「モロハです。宜しく…お願いします。」
アニー「ええっ、こちらこそ。」
 ̄カノンノの紹介の後、俺はアニーさんと握手しつつ自己紹介した。 ̄
-綺麗だな、アニーさん///。-
この時モロハは、アニーに見惚れていた。モロハが好みの女性は大人か可愛い女性でアニーはその対象に当てはまる。

アニー「どうしましたか?そんなにわたしの顔を見つめて。わたしの顔に何か付いていますか?」
モロハ「‼︎いっ、いえ!なんでもありません‼︎」
その時、モロハが自身の顔を見つめて来るので、気になったアニーはモロハに話し掛けた。これに動揺したモロハは慌てて弁解する。
カノンノ「モロハ、もしかしてアニーさんに一目惚れしたの?」
アニー「えっ、そうなんですか?」
モロハ「いや、そう言うわけでは……‼︎」
カノンノ「じゃあ実際のところはどうなの?」
モロハ「そっ…それは……///。」
 ̄カノンノの言葉で暫し黙った俺は…、 ̄

モロハ「と…とても綺麗で優しい人だなぁと思いまして……///。」
 ̄と答えるしか浮かばなかった。 ̄
アニー「あら、そんな事はありませんよわたしは……////。」
一方のアニーはモロハに綺麗と言われて恥じらっている。
アニー「とにかく、これから宜しくお願いしますね。」
モロハ「こっ、こちらこそ。」
カノンノ「さっ、次はクレスさん達を紹介するね。」
モロハ「おおっ……」
 ̄アニーさんに会釈した俺は再びカノンノに手を引かれてその場を後にした。
その後俺は、アニーさんと歳があまり変わらない事を聞いて驚いてしまった。 ̄

ーーーーーーーーーーーーーーー

次に案内されたのは寝床のような部屋の一つ。

「やあ。新しい仲間だね。僕の名はクレス、クレス・アルベインだ。」
「私はミント、ミント・アドネードです。」
モロハ「俺はモロハです。」
クレス 「モロハかぁ、いい名前だね。これから宜しく、モロハ。」
ミント「宜しくお願いします、モロハさん。」
モロハ「こちらこそ、宜しくお願いします。」

-クレスさんにミントさんかぁ〜。
クレスさんは騎士っぽい格好で強そうで、ミントさんはアンジュさんみたいにシスターのような格好でなんだが格式を重んじてそうな人だなぁ〜。-
 ̄今度は俺と同年代くらいの男女だった。
男性の方がクレスさんで、女性の方がミントさん。
クレスさんは胴に鎧を身に付け、その姿は勇者のような姿であり,ミントさんは白色が基調の衣服で、ローマ法王を連想させる姿だった。 ̄

ミント「アンジュさんとは同じ教会で共にした仲で、世界中のみんなを助けるギルドを立ち上げたとの連絡を受けて合流しました。」
クレス「僕の場合は、自分の故郷にギルドを立ち上げる為に、その勉強を兼ねて加わったんだ。」
モロハ「そうなんですか。」
 ̄俺ら3人がそんな会話をしていた時…、 ̄

ーーーー

クレス「そういえばモロハ。君が腰に差してる剣を見せてくれる?」
モロハ「えっ、これですか?」
クレス「うん。…うわぁ、良い剣を持ってるね。手に取るだけで解るよ。」
モロハ「<聖剣サラティガ>って言う剣で、俺の相棒です。」
ミント「‼︎」
クレス「せっ、聖剣⁉︎道理で良い剣だと思ったよ。ありがとう。」
-クレスさん、俺が腰に差してる<サラティガ>に気が付いたみたいだな。しかも<サラティガ>の価値が解るみたいだし。-
 ̄<サラティガ>を返してくれたクレスさんを見て、俺は心の中でそう呟いた。 ̄

ーーーー

クレス「モロハ、今度僕と手合わせしてくれるかな?
なかなか強い相手が居なくて困っていた所なんだ。」
モロハ「俺で良ければいいですよ。」
クレス「本当?ありがとう。」
 ̄早速クレスさんとミントさんの2人と打ち解けた俺、この調子なら大丈夫か。 ̄

クレス「とにかく、これから宜しく。」
ミント「以後、宜しくお願いします。」
モロハ「はっ、はい。こちらこそ。」
 ̄2人からの挨拶に、俺も深々とお辞儀して返す。 ̄

カノンノ「じゃあ、次の人を案内するね。」
モロハ「う、うん……。」
 ̄俺は再びカノンノに手を引かれてその場を後にし、次の部屋へと案内された。 ̄

ーーーーーーーーーーーーーーー

次に案内されたのは寝床ではなく、食堂のような所。

 ̄次はアニーさんよりかなりの美形の女性と小さい宙を飛ぶ生き物(?)だった。 ̄
「あら、また新しい方ですね。私はクレア、クレア・ベネットです。」
「僕はロックス、ロックスプリングスです。ロックスとお呼び下さい。」
-一応…喋るんだ……。-
モロハ「モロハです。宜しくお願いします。」
 ̄心の中でツッコむ所もあったが、とりあえず自己紹介する俺。 ̄
ロックス「ご丁寧な方ですね。僕はこの<アドリビトム>で主に家事を担当する“コンシェルジュ”と言う存在です。」
クレア「ロックスはとても物知りで、とても気が利く方ですよ。」
ロックス「はい、その通りです。何か御用がありましたら、気軽に声を掛けて下さいね。」
モロハ「そうします。」
-コンシェルジュね。大変だな〜、ロックスも……。-

クレア「では、今後も宜しくお願いしますね♪」
モロハ「こ、こちらこそ……。」
 ̄一応表向きには、平然な俺だが…… ̄
-やば。クレアさん、アニーさんみたいに綺麗だ///。で…でも、何かあったら厄介だし、今回は思い留まるぞ。俺‼︎-
 ̄と、この有様……。 ̄

カノンノ「じゃあ、また次の人を紹介するね。」
モロハ「あ、うん……」
 ̄カノンノが再び俺の手を引こうとしたその時…、 ̄

ロックス「あ、お嬢様。あんまり危険な事はなさらないで下さいね。」
カノンノ「解ってるって‼︎」
モロハ「⁉︎」
-お嬢様?
カノンノが?どうゆうこと⁉︎-
 ̄ロックスの一言に、俺は衝撃のあまり硬直した。 ̄

ロックス「どうかしましたか、モロハさん?」
クレア「ロックス、カノンノの事よ。モロハ君は知らない筈よ。」
ロックス「あっ、その筈でしたね。モロハさん、実は……」
 ̄俺が硬直したのでロックスは気になったが、クレアさんの指摘で気がついて事を話してくれた。 ̄

ーーーー

 ̄なんでもカノンノは医者を務める両親の下に産まれた子で、ロックスはそれ以前から両親の家で使用人を務めていた。しかし、カノンノがまだ幼い頃に両親は戦争の最中に起きた伝染病で死に、以来ロックスがカノンノをずっと守り続けて今に至る。 ̄

モロハ「そう…だったのか……。」
カノンノ「私がまだ小さい頃に親が亡くなったから私、家族の顔はロックスくらいしか憶えがないの。」
モロハ「嫌な思いをさせちゃったね。ゴメンな…カノンノ。」
カノンノ「気にしないで、別に平気だから。それに、モロハだって記憶が殆どないからお互い様だって。」
モロハ「うん……。」
 ̄話を聞いた俺はカノンノが可哀想に思ったが、逆に励まされた俺、本当大丈夫なのか? ̄

カノンノ「じゃあ、次に案内するね。」
モロハ「あぁっ、宜しく。」
 ̄俺は3度カノンノに手を引かれてその場を後にする。 ̄

ーーーーーーーーーーーーーーー

続いては…、

「始めまして。私はヒルダ、ヒルダ・ランブリングよ。」
モロハ「モロハです…宜しく…お願いします。」
 ̄またも女性、しかもどこか貫禄のある雰囲気を醸し出している。 ̄

ヒルダ「私はこう見てもカード占いが出来るけど、どうかしら?」
モロハ「占い…ですか?では、お願いします。」
ヒルダ「解ったわ。
少し待ってね、準備するから。」
 ̄ヒルダさんはそう言うと、目の前に小さなテーブルを起き、その上に複数枚のカードを裏返しにして均等に並べた。 ̄
ヒルダ「さぁ、どれか一枚カードを選んでください。」
モロハ「うーん。じゃあ…これ。≪パッ‼︎≫」
 ̄ヒルダさんにカードを選ぶよう言われた俺は、悩みながらもカードを選んだ。 ̄
ヒルダ「どれどれ……なるほど。あなたは何れ、大切な何かを背負う事になるわね。」
モロハ「大切な何か?」
ヒルダ「何とは言えないわ。とにかく、何かって事だけよ。
解るとすれば、明るい事もあれば暗い事もあるって所ね。」
モロハ「……。」
 ̄ヒルダさんは俺が選んだカードの表面を見て結果を俺に言った。俺が選んだカードに描かれていたのは、表面に天使と悪魔が描かれたカードだ。 ̄
ヒルダ「けど、信じるか信じないかはあなた次第だから、気にしないで。」
モロハ「はい。」
-大切な何かって、なんだろう?
まっ、いっか。-
 ̄ヒルダさんの占いに俺は疑問に感じる所があったが、結局は棚上げする事にした。 ̄

ーーーー

カノンノ「さっ、これで一通り挨拶が終わったからアンジュさんに報告しに行こ。」
モロハ「他にも居るの?」
カノンノ「うん。でも今は仕事に出てるから仕事終わりにまた紹介するね。」
モロハ「解った。」
カノンノ「ほら、早くホールに行こ。」
モロハ「うわっ、引っ張るなって!」
 ̄一通りの挨拶が済んだので、アンジュさんに報告する事となり、再びカノンノに手を引かれてその場を後にし、ホールに向かった。他にも居るそうなのだが、今はまだ戻って来ないのでまた後となった。 ̄

ヒルダ「……。」
2人がホールに向かうのを見届けたヒルダの顔は、どこか不安げな表情であった。
 ̄そして、ヒルダさんの占いが後々的中するなど、今の俺達はまだ知るよしもなかった。 ̄

 
 

 
後書き
次回、モロハの初仕事で早速波乱⁉︎

____________________

唐突ですが、読者の方。特にテイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー3をクリアされた方にお聞きします。
私はTOW3をプレイしていますが、ジルディシャマン,ジルディキャバリエ,ジルディシュバリエの時点で完全に行き詰まっています。
プレイヤーのレベル75で職業がガンマンの状態で撃破するにはどうしたら良いのかアドバイスをお願いします。そして出来れば、レイヴン以外の同行者と撃破に必要なレベル等のアドバイスもお願いします。


*とはいえ、先程プレイした結果、奇跡的に勝ってしまったので上記の件は訂正します。ご迷惑をお掛けして大変申し訳ありませんでした。 
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