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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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戦闘校舎のフェニックス
  決着後にドウター戦×兵藤一誠の正体

俺は禁手を解いた後、サーゼクスの元へ向かった。

「サーゼクス勝ったぞ」

「よくやったね一誠君。褒賞はあとでいいかな?勝利の宴をしようじゃないか、それに彼女の事も聞かないといけないからね」

サーゼクスは、黒歌の方に向きながら話していたら突如警告音が鳴った。これはドウターが出た時の警告音。俺は奏に連絡した。

「奏、そっちはどうなっている?」

「智君、こっちはほとんど殲滅したけど千体くらい逃げられたわ。もしかしてそっちに行ってる?援護に行った方がいい?」

「大丈夫だ。人間界本家でいつでも出れるようにしてあるし、ミカエルやアザゼルも軍隊用意しているから俺達に任せろ」

「智君、気をつけてね」

ケータイを切った後、俺はゲートを開けてブラック・シャーク隊を呼んだ。地上部隊とIS部隊だが、上級悪魔達は既に避難したらしいから今残っているのは、俺達とサーゼクス夫婦とグレモリー眷属とミカエルとアザゼルのみ。

「サーゼクス、リアス率いる眷属達を避難させろ」

「分かっています。グレイフィア、リアスと眷属達を城の中へ。ドウターは私達で殲滅するから!」

「畏まりましたサーゼクス様」

「お兄様、私達も戦いますわ。一誠も戦うのでしたら、私達も戦います!」

「小娘がやかましいわ!ここは若者より、我ら強者がやるから雑魚は黙ってろ。黒歌はどうする?」

「私はブラック・シャーク隊歩兵部隊にいるにゃ。回復役がいた方が安心にゃん」

リアス率いる眷属達は、強引にグレイフィアに任せて連れて行った。ミカエルとアザゼルは、自分達の軍隊を呼びに戻った。俺は黒鐵ISモードで装着後、武装はストフリにした。IS部隊は、ラファール部隊とティアーズ部隊で構成されていた。作戦会議をしようとしたら、ミカエルとアザゼルの部隊が到着したので俺達IS部隊は先に戦場に向かったから指揮をするのはサーゼクス達に任せた。

「おいおい、一ちゃん行っちゃったよ。どうするサーゼクス?」

「ここには地上部隊を残してくれたが、BS部隊の代表者は誰かね?」

「私です。副長の劉零と申します。よろしくお願いします」

サーゼクスとミカエル、アザゼルと劉零で、作戦会議をしたが上空はIS部隊に任せて劉零達は地上に降りて来たドウターと戦う事にした。俺達は殲滅中だったが、地上に降り立つドウターがいたが、そこは劉零達に任せて俺達は空の奴らを倒す事にした。

「隊長、作戦はどうしますか?」

「作戦は集中火力でぶっ倒せ。ラファールは左を、ティアーズは右を、俺は中心をやるからそっちは任せたぞ」

ラファールはアサルトライフルやグレネードで倒したし、ティアーズ隊はビームライフルとビットを組み合わせて戦っていた。流石束さんだな、と思いながら俺はフルバーストを使った。千体があっという間に百体になって、地上部隊はマシンガンや光の槍で対抗していた。残り百体は、地上に向かったので地上部隊に任せた。

「隊長がほとんど倒してくれたみたいですが、残り百体になったようです。状況はどうなっていますか。アザゼル様」

「さっき劉零が言った通りだが、それより耳にかけてるのは通信機か?」

「ええそうですよ。これは各部隊の隊員全員つけてますが、最もIS部隊は通信機不要ですけどね」

劉零達は、地上に降りてきたドウター達を殲滅し、大きさで言うと中型のモンスターだった。BS隊は、アサルトライフルやロケット弾で対抗していた。ミカエルやアザゼルは、光の矢や槍で対抗していた。黒歌達回復部隊は、次々と回復して戦場に送っていた。最後の一体を倒したら俺達IS部隊が降りてきたが、ISを解除して戦闘服姿になった。他の隊員達は軍服を着ていた。

「一ちゃんお疲れ。ほとんど倒してくれてありがとな。一ちゃんの部隊の諸君もありがとう」

アザゼルが珍しくお礼を言ったから、驚いたがすぐに冷静になってサーゼクスに言った。

「サーゼクス、部隊をここにしばらく置いて俺達は中へ入らないか?リアス達が心配だし」

「そうだね。ミカエルとアザゼルはどうする?」

「俺達は帰るぜ。久々に暴れたからな」

「私もですよ。戦争以来共闘したのは、実に久しぶりでしたからね。ではそろそろ失礼します」

ミカエルとアザゼルは、部隊に戻って魔法陣で帰っていった。俺達は劉零に言って、警戒態勢とに言ってから俺と黒歌とサーゼクスは城の中に入った。俺達は城内にいるリアス達の部屋に入ろうとしたら、声が聞こえたので俺はドアに耳を当てた。

「どうして私達ではダメなのよ!グレイフィア!」

「一誠様の言う通りにして下さい。お嬢様が成熟したのなら文句はありませんが、お嬢様は半人前では役に立たないからです。それにもう決着はついたようですね。一誠様」

ドアが開いたので、中に入るとグレモリー眷属とケルディム夫婦とウェザード夫婦がいた。なぜここにいるかと聞いたら・・・・。

『きっとリアスが戦場に行くのだろうと思って止めようとしたが、案の定グレイフィアが止めてくれたから私達は静観していた』

と言っていたので納得した。

「グレイフィア、もう大丈夫だ。ドウターは俺達連合軍が始末したから問題ないはずだ」

「ありがとうございました一誠様。と言う事ですので、お嬢様はいい加減落ち着きなさいませ」

「何故一誠の指示を聞くの?一誠はただの人間のはずでしょ」

「確かに俺はただの人間だがな、お前達よりも年上何だよ。オマケに俺はな、お前達で言う創造神黒鐵様なんだぜ!」

第一の姿である大天使化をした事で、聖なるオーラを最小にしていた。そしてオーラ的なのを如何にも創造神黒鐵ですよと言うオーラを出していた。黒鐵改かISを装着したとしても、今はこちらの方がいいと思ったからだ。

「う、嘘よ!貴方があの創造神黒鐵様なんて!」

「ですが僕達の目の前には、確かに黒鐵様がおります。今の御姿は第一の姿ではありますから、第二と違う姿を持っています」

「あらあら・・・・これは本物ですわよリアス」

「・・・・本物です。何より魔王様よりも波導が違います」

「とても神々しい光景ですよ!一誠さんから発せられるこのオーラは、まさに主と同じくらいのだと思います」

三人は言った後、サーゼクス達は俺に臣下の礼をした。俺はそこまでやらなくてもいいと言って、第一の姿から人間に戻った。

「本当に一誠は黒鐵様なの?」

「ああそうだ。だがこの事は秘密にしといてくれないか。そうしないと俺はもう、この世界にはいられないからな」

その後黒歌の話題になったが、俺の隣には黒歌がいる。小猫ちゃんを見ていたが、俺については後程になる。

「君が黒歌か?」

「ええそうよ。妹が世話になったわね」

「主だった悪魔を殺して逃走しなければ、君の妹はあんな可哀想な目で合わずに済んだのだ・・・・何故、主を殺したのだ?そのお蔭で深い傷を・・・・」

「本当の事を知らない癖に知った風な事を言うな。私は・・・・私は妹を守る為にしてきた事だと思ったのに!」

黒歌が泣きながら言っていたので、ここからは俺が代弁する事にした。

「サーゼクス、悪魔は皆優しいと思うなよ?時には自らの欲で、手籠めにする悪魔もいる。黒歌が悪魔になる事を断っておけば、もっと幸せになれた。小猫ちゃん・・・・いや今は白音と呼ぼうか。姉が悪魔になったお蔭で、幸せに暮らせると思った黒歌だったがそれを裏切られたのは主だ。だから黒歌は、主である悪魔を殺して罪を自分だけにして逃走したのだから白音よ。姉の気持ちが分かるか?姉である黒歌が、お前を守る為に自らはぐれとなったのだぞ。その気持ちをどう答えるのが、白音の問題だ」

白音はしばらく考えた後・・・・。

『姉様と二人っきりにして下さい』

と言ったので俺達は退散したが、俺は言える事は言ったのであとは姉妹の問題だから俺が言えるのはここまでである。二人で解決してもらう事が、解決するだろうと判断。リアスは最後まで二人っきりにさせる事を反対したが、俺が覇気を当てて静かにしてもらった後サーゼクス達と一緒に別部屋に行った。

『話し終わったら念話で俺を呼べ。俺はいつでもお前の味方だ』

と言い残し、俺も部屋を出た。

黒歌は、白音の隣に座って話し合ったそうだ。詳細は知らんが念話で・・・・。

『終わったにゃん』

と聞いたら、俺だけ部屋に戻ると黒歌と白音が抱き合いながら涙を流していた。俺は、黒歌と白音に手を頭に触れて撫でた。よく頑張ったな、と言って黒歌と白音に抱き合った。泣き終わると、いつもの黒歌と白音になったが二人は手を繋いでから、俺と一緒にサーゼクス達がいる部屋に向かった。

「サーゼクス、姉妹問題は無事に解決したぞ」

リアスはこちらを見て驚愕したが、姉妹は仲良く手を繋いでいて目が赤くなっていた。相当泣いたらしいが、そして黒歌と白音はリアスの前に行ってこう言った。

「これからも白音をよろしく頼みます。私は一誠の眷属だから離れ離れになるけど、たまに会いに来る許可が欲しいです」

「・・・・お願いします部長。たまには私も黒歌姉様に会いたいので」

リアスはすぐに承諾したてから、一緒に宴をしたが久しぶりに黒歌の笑顔は忘れられない程の笑顔だった。俺は部屋の隅っこで飲んでいると、サーゼクス夫婦とケルディム夫婦がきた。ウェザードは、ライザーの事を気にかけて先に帰ったがいつか私達の家に来てくれと置手紙に書いてあった。

「どうした一誠君。そんな所で飲んでいるならこちらに来なさいよ」

「俺はいい。久々に良い事をしたからな、それも今まで険悪だった姉妹問題を解決できたからな」

「その事は私達も感謝してるよ。ありがとう」

「これで姉妹猫は幸せになりますよきっと。痛感しましたが、一誠さんがあんなにも熱弁してる所は」

「そうか。この宴が終わったら悪魔の駒を貰って帰る。もちろん黒歌もな。俺の大切な仲間だからさ」

俺は黒歌達を見て幸せになった。俺が黒鐵の事を誰にも知らせるな、と言ったら了承してもらった。その後サーゼクスから悪魔の駒一式をトランクで貰い俺と黒歌は、空間を歪ませて帰った。ついでに外にいた劉零達もゲートを開けて人間界本家に戻した。悪魔の駒を技術者達に渡してしばらく経過したら新たな駒が完成した事で、俺の魔力を流したら黒の駒と命名して俺達の眷属達に与えたのだった。 
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