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ハイスクールD×D~黒衣の神皇帝~ 再編集版

作者:黒鐡
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戦闘校舎のフェニックス
  ライザー・フェニックス対兵藤一誠

婚約は三日後の深夜0時にやるらしいので、俺は鍛錬をしていた。午前・午後、肉体改造をして炎に耐える修行何かもした。剣術は、次元の狭間本家にいるベルゼブブを呼んで、今剣術での鍛錬をしていた。何故か吉音や箒やルシファー達、次元の狭間本家にいる奴らが人間界本家にやってきたのは俺も驚いた。

「一誠、私は楽しいぞ。何せ本気出せるのは、一誠しかいないからだ」

「そうかい。それならば、エクスカリバーの本気をやってみるか」

俺は刀から本来の姿に戻した後、神速でベルゼブブに斬りつけた。避けたつもりでいたらしいが、服がボロボロになっていた。

「それは天閃の力か?」

「ああどうだ。切れ味の方は?」

「ああいいぞ。これなら本気を出せるぞ」

ベルゼブブの背中から腕が生えてきたが、それを見た俺は千手観音かと思うくらい腕が千本あった。俺は姿を消してもう一人の俺を吶喊させてから、本体である俺はベルゼブブの後ろから腕を斬り落とした。今のは夢幻で、幻術で相手を惑わしたりする事ができる能力。

「今のは何だ?一誠が二人いたのだが、前が偽物で後ろに本体がいたとは驚きだ」

「これは夢幻だ、どうだ。お前の腕を斬り落としてやったぞ」

ベルゼブブと俺が、剣を振り落として火花が散っていた。後退すると俺は姿を消したら、ベルゼブブは探している様子だった。俺は、後退したままにして姿を現した。

「これは透明。刃や使い手自身も透明にする事が出来る。基本的に七つの能力が、使える」

「なるほどな。気で探知しようとしても無駄な訳か、ではこれならどうだ」

離れたままだったが、俺はエクスカリバーを振ったら何かに当たった。ベルゼブブに向かって行き、一気に勝負に出たら隙を見つけてベルゼブブの喉元に剣先を当てた。

「この勝負は一誠の勝ちです」

シャルロットがそう判断後、ベルゼブブは座り込んだ。俺は聖剣エクスカリバーを鞘に戻して、ベルゼブブに向かった。

「さっきのは危なかったが、今のは良かったぞ」

「あれで勝てたと思ったが、また勝負してくれ一誠」

もちろんと言った後、シャルロットの元に向かった。俺は汗を流していないが、ベルゼブブは相当な汗を流して服がボロボロだった。シャルロットは俺とベルゼブブに、回復オーラを当ててからベルゼブブは家に入った。

「それにしても流石ですね。剣はエクスカリバーでも、ベルゼブブに勝つ何て。一誠さんはどれくらい強いのですか?」

「そうだな。今ので五割くらいか、本気でやったら瞬殺じゃないのか」

俺はシャルロットの隣で座ったが、吉音や千冬といった剣で戦う者達は、俺と戦って欲しいと言われたのでエクスカリバーを刀にして全員対俺になった。勝者はもちろん俺だったが、皆服はボロボロで使っていた武器もボロボロだった。

あとで真桜に頼んでもっと強化された武器を作ってくれ、と頼んで次元の狭間本家にいた奴らは戻っていった。俺はその後ランニングしたり、軽く素振りなどしていたらメイドが来た。グレイフィアが招待状を持ってきてくれたので、俺はシャワーを浴びて部屋着に着替えてゲストルームへ向かった。

「グレイフィア待たせたな」

「いえ、鍛錬中と聞いたので時間がかかると思ってましたから」

「それで招待状は?」

「こちらになります。ちゃんとサーゼクス様から招待を受けた、という印と裏にサーゼクス様のお名前と印鑑が押されております」

「ふむふむ・・・・なるほどな。サーゼクスには了解したと言っておいてくれ」

「はい。あとこちらをお持ち下さいませ、この魔法陣は婚約会場へ転移出来る物です。確かにお渡ししましたので、私はこれにて失礼致します」

グレイフィアは魔法陣の中に入って転移したので、俺はしばらく招待状を見てたら黒猫がやってきた。黒猫からヒト化となった黒歌は俺の隣に座った。

「それは招待状かにゃん?」

「そうだよ黒歌。これが無いと、不審者と思われるからね」

「レーティングゲーム、見てたけどありがとね。白音を守ってくれて」

「当たり前だ。もしリタイアしていたら、お前はレーティングゲームに乱入する気だったろ?」

「あはは、バレたにゃ。それは妹だからかもしれないにゃ、でも今はどうしてるか分からないにゃ」

「だったら一緒に行ってみるか?妹に会ってみるのも悪くないと思うし、姉妹との関係を修復するチャンスだとは思わないか?」

黒歌はしばらく考えたが、「一緒に行くにゃ」と言ったので俺は了承。明後日行くので、それまでここにいてくれと言った後自室に行った。黒歌は俺についてきて、ベッドに座ったと思ったら俺のベッドで寝てしまった。俺はパソコンで、次元の狭間本家の様子見してたらケータイが鳴ったので、出てみると相手は奏からだった。

「奏、どうした?」

「今、異空間にいるんですけど、はぐれドウターが出てきて今殲滅中です。もしかしたら、千匹くらい逃げてそちらに行くかもしれません」

「了解した。そちらも気を付けろよ」

俺は電話を切った後、ミカエルとアザゼルにメールを送った。内容は、ドウターが来るからいつでも軍の出動できるようにとメールした後、風呂入って寝ようとしたら黒歌がまだ俺のベッドに寝ていたので一緒に寝た。

行く準備を整えた俺と黒歌だったが、俺はいつも通りの戦闘服とサングラスをかけてる。黒歌は黒い和服を着ているが、玄関に集まったらメイドが全員集合してた。代表として月が言う事になった。

「ご主人様行ってらっしゃいませ。もしドウターが現れたら連絡して下さい。ここにいるBS隊員が、向かいます」

『ご主人様、黒歌様いってらっしゃいませ』

「ああ行ってくるよ。一応ミカエルとアザゼルにも、連絡しておいた」

「一誠については、私が守るから心配いらないにゃ」

「黒歌様、ご主人様をよろしくお願いします。私達メイド一同は、ご主人様の勝利を確信しています」

メイド達に言われた後、俺と黒歌は玄関に行ってドアを開けてからグレイフィアに貰った魔法陣で婚約会場へ向かった。黒歌と手を繋いでいるが、到着したらそこは知らない果てしなく広々した廊下。壁にはロウソクが、ずらりと並んでいて巨大な肖像画はサーゼクスかケルディムのどちらかだろう。扉にまで彫り物があるがそこに兵士がいたが、知り合いだったので近づくとそこにはアルスとマルスもいた。

「お久しぶりです。一誠さん」

「久しぶりだなお前達。ここには何しにいるんだ?」

「ケルディム様から、一誠さんの手伝いをして来て欲しいと言われたのですよ。彼女は?」

「彼女は俺の護衛で黒歌だ。元はぐれ悪魔だけどな」

兵士達とアルス達は驚愕したが、静かにするようにしてから説明した。

「彼女はSSランクのはぐれ悪魔だったが、今は俺の眷属だ。安心してほしいが、中の状況はどうなっている?」

「今上級悪魔と招待された、グレモリー眷属とフェニックス眷属がいるよ。まだライザー様とリアス様はいないから、化粧直しでもしているんじゃないのかな」

「黒歌、中の状況はマルスが言った通りか?」

「うん、そうにゃ一誠。全員で百人くらいかにゃ、何なら少しドアを開けるといいにゃ」

そう言った黒歌だったので、ドアを少し開けて中を窺うと着飾った大勢の悪魔達が広場で楽しく談笑していた。人間界で言う社交界であるが、今はそんなのはどうでもいい。

「そうか。リアスが登場するまで、俺達は準備するから手伝ってくれ。アルスとマルスに、俺の知り合いである兵士達よ」

俺の指示通りに着々と準備をし出したが、俺は一応盗聴器を会場内の衛士達に付けているから声を聞きながら準備を待った。それと思い出した事があるけど、ドラゴンの力は天使・悪魔・堕天使の三大勢力ですら手を結ばなかった存在だ。ま、俺もそれに当てはまるから唯一の存在なのだと改めて思えた。

木場side

僕達は、部長の招待を受けてパーティー会場にいる。アーシアさんも不慣れなドレス姿だけど、可愛いよね。僕は髪を整えてタキシードを着ているけど、ここにいるのは僕達とゲームで戦ったフェニックス眷属と招待された上級悪魔達だ。あれは完敗だったよ。

部長の元に行けたのに、僕自身がボロボロになってたからね。気づいたら、朱乃さんや小猫ちゃんも寝てたが、一誠君が瞬殺してくれたのに無駄になってしまった。彼には申し訳ないと思って、招待状を送ろうとしたらグレイフィアさんが来て代わりに渡してくれたそうだ。でも彼は来ない。

フェニックスには勝てないと思って逃げ出したのか、と思ったけど彼を信じる事にしたよ。彼は来てくれるとね。フェニックス眷属の周りには上級悪魔達がいて、真ん中にはレイヴェル・フェニックスがいて彼女はこう言ったんだ。

「お兄様は、レーティングゲームでお嫁さんを貰ったのですよ。こっちは、分かっている勝負でございましたが見せ場は作った所ですのよ」

彼女はそう言いながらも上級悪魔達に話していた。言いたい放題だな、と思ったら話しかけてきた人がいた。

「中継されてたのを忘れていたのでしょう」

「ソーナ会長」

「結果はともかく勝負は吉向、いえ、それ以上のものは明らかでした」

「ありがとうございます。でもその心配はいりませんわ」

と朱乃さんは言った。

「多分まだ終わっていない。僕達はそう思っていますから」

と言った後フェニックス家の紋様が出てきたから、ライザーが登場したのだった。

「冥界に住むご参集の皆様、フェニックス家を代表して御礼申し上げます。本日皆様に参集下さったのは、この私ライザー・フェニックスと名門グレモリー家の次期当主リアス・グレモリーの婚約という歴史的な瞬間を共有して頂くので願っての事であります。それではご紹介致しましょう、我が妃リアス・グレモリー!」

部長が登場後、上級悪魔達は駆け寄った。

「リアス様は御綺麗だ」

「流石ライザー様ですな」

とかね。その時壁から爆風が出たら、壁に穴が開いたと思ったら男女二人組が出てきたのだったが少し時間を巻き戻そうか。

「さて、そろそろ行くぞお前ら。爆弾セット完了か?」

「はい一誠さん。中をご覧になられますか?」

手元に映ってたのは、各衛士に付けてる監視カメラの映像だった。するとライザーが出てきたので、俺がリアスが出てきてから五秒後に爆破だと言って、俺は結界を張ってスタンバイ。リアスが出てきた後に爆破後、計算通り壁は穴が開いて俺は穴から中に入って行く。

俺と黒歌は、煙の中から進み出して、後ろにはアルスとマルスが俺を追いながら進む事なる。彼らは、ミカエルとアザゼルの為のカメラ中継役。俺が進んだら、一番後ろにライザーがいたので俺は挨拶した。

「ようライザーにリアス。久しぶりだな・・・・と言っても三日ぶりか」

「お、お前はあの時の人間!何故ここにいる?招待されてないはずだが、後ろにいる女と彼らは誰だ。カメラを持っているぞ」

「彼女の名は黒歌であり、俺の護衛。彼らはこのステージ中継する為に、手伝っているのさ」

すると身内や関係者達は困惑していた。

「どう言う事だ、ライザー?」

「リアス殿。これは一体?」

俺は堂々と前に進んできたので、ライザーは衛士達に向かって取り押さえよ、とか指示を出したが彼らは俺の知り合いだ。なのでその場で待機をし、俺が近くに寄ると軽く臣下の礼をしながらライザーの元へ向かった。すると第三者の声が聞こえた。

「私が用意した余興ですよ」

一番奥にいたサーゼクスが歩み寄ってきた。俺はその場で握手後、リアスはしばらくフリーズしてた。

「人間の底力が見たくてね、ついグレイフィアに頼んだのですよ。それに彼は神器を持っている」

「サ、サーゼクス様!そのような勝手は」

どちらの身内かは知らんが、中年風の男性悪魔が慌てふためいていた。

「いいではないですか。この間の『レーティングゲーム』実に楽しかったが、しかしながらゲーム経験も無い妹が、フェニックス家の才児であるライザー君と戦うには少々分が悪かったかなと」

「・・・・サーゼクス様は、この間の戦いが解せないと?」

「いえいえ、そのような事は。魔王の私があれこれ言ってしまったら、旧家の顔が立ちますまい。上級悪魔同士の交流は、大切なものですからね」

言いたい事は正直に言えばいいのに、と思ったがアイツは一応魔王だ。笑顔でそう答えたら、次はケルディムに話しかける。

「ではサーゼクス。お主はどうしたいのかな?」

「父上。私の可愛い妹の婚約パーティは、派手にやりたいと思うのですよ。人間対フェニックスというのは、最高の催しだとは思いませんか?彼からは、神器いや神滅具の感じがしますけどね。話は脱線しましたが、伝説の生物対最強の人間で会場を盛り上げる。これに勝る演出は無いでしょう」

げっ!バレてるな。まあドラゴン系統までバレていないからいいのか。

『もうすぐお披露目だから、良いのではないのか相棒』

『確かにそうだが、まさかサーゼクスにバレるとは思っていなかったぞ』

会場はざわめき始めたが、何せ神滅具を所有する人間対フェニックスだ。これ程面白い戦はない。

「一誠君、どうやらお許しが出たよ。ライザー、リアスと私の前でその力、今一度見せてくれるかな」

サーゼクスの願いを聞き、ライザーが不敵に笑う。

「いいでしょう。サーゼクス様に頼まれたのなら断れる訳もない。このライザー、身を固める前の最後の炎をお見せ致しましょう」

奴はやる気だが、これで俺とライザーの舞台は整った。あとは褒賞を貰えるだけでいい。

「一誠君、一誠君が勝った場合の褒賞は何がいい?」

「サーゼクス様!?」

「何と言う事を!?」

サーゼクスからの申し出に、身内の方々が非難の声をあげる。悪魔ならまだしも俺は人間だが、褒賞無しと言いたい所だが貰えるなら一杯貰ってやるさ。

「人間なのに褒賞無しというのは無難かと、何せ彼は私の盟友だ。こちらも、それ相応のものを払わなければならないでしょう。では一誠君、褒賞は何にするんだい?」

「一つ目はリアス・グレモリーの婚約破談。二つ目はレーティングゲームに出れるようにして欲しいが、もちろん異種戦とな。あと悪魔の駒一式をよこせ。これが俺の願いであり三つの褒賞となる」

俺が言ってやったら、悪魔共は反乱しそうになったが、俺の殺気を浴びせたら大人しくなった。

「父上も賛成でよろしいですか?」

「もちろん賛成だ。そこにいるフェニックス卿も賛成でしょうな、ねえフェニックス卿」

サーゼクスの横にはケルディムがいて、更に横にはウェザードがいた。上級悪魔達は驚きで一杯だったが、もちろんグレモリー眷属やフェニックス眷属もだった。

「お、お父様、いつ来ていたのですか?」

「お父様にお母様も来ているわ」

とか言っていたような気がした。

「いつ来ていたとかではなく、早く戦ってくれたまえ。一誠君の神器が早く見たい」

「お前は子供かウェザード。まあいいが、それと俺の眷属に指一本入れてみろ?俺が容赦なく燃やしつくすからな」

「おや・・・・よく見るとSSランクのはぐれ悪魔ではないのかね一誠君」

サーゼクスがそう言ってきた瞬間、グレモリー眷属は臨戦態勢に入った。そういえば昔黒猫を庇ったからなのか、今はどうでもいい。サーゼクスは、臨戦態勢になった者達を止めた後こう言った。

「色々聞きたい事はあるが、まずはこの戦いから見ようではないか。彼女は私の近くに来てくれ」

やり取りによって、俺対ライザーの決闘がこの会場で執り行われる事になった。会場の奥に行ったサーゼクスと黒歌を見送った俺は、急遽作られたフィールドに向かうが、カメラマンであるアルス達は連れて行けないからどうしよう?と思って通信機でサーゼクスに聞いてみた。

周囲には悪魔達が好奇な視線で見守っていたが、部員メンバーもリアスと共に関係者席に座っていた。リアスの隣にはサーゼクスがいるがその隣には黒歌がいるし、フェニックス家側には身内と下僕悪魔とライザーの妹も列席している。

「サーゼクス」

「何だい一誠君」

「アルス達は連れていけないから、どうしようかな?と思っているんだが連れて来てもいいか。席はサーゼクスの隣の隣で」

「誰かね。もしかしてミカエルとアザゼルかい?」

「そうだよ。今は中継で見てもらってるけどいいかな?」

俺はサーゼクスに聞いてみたら、許可が出たので俺はフィールドからサーゼクスの元へ向かった。グレモリー眷属や身内達は頭に疑問符を浮かべていたが、空間を二つ出して手を突っ込んだ。俺は手を掴んで引っ張ったら、ミカエルとアザゼルが出てきた事で、身内とグレモリー眷属は驚いて離れた。

「一ちゃんどうした?いきなり俺の手を引っ張って・・・・ここは冥界悪魔領の婚約会場のようだな」

「本当ですね。さっきまで画面見てましたが、いきなり目の前に手が出てきましたからね」

「これから戦うんだけど、カメラでは追えないから直に見てもらおうと思って呼んでみた。ちゃんとサーゼクスの許可は取ってある」

周りを見ると、皆は臨戦態勢に入ってたのでサーゼクスが止めた。

「彼らは一誠君の友だ。悪いけど自己紹介してくれるかな」

マイクを渡されたミカエルとアザゼルは自己紹介後、黒歌の隣に座って俺は再びフィールドに向かう。空間の中央にいるが、フィールド自体が悪魔式のリングとなっているな。

「ライザー待たせたな」

「ふん、天使や堕天使が来たから俺が滅ぼしてやろうと思ったら、トップとは驚きだぜ。まあいいか。さあ始めようか、クソガキ」

『試合を開始して下さい』

「その前に俺の神器を説明しようか。ブーステッドギアスタンバイ!」

『Boost』

俺は左腕に装着されたが、しかも手の甲は宝玉があって関節部分にも宝玉がついていた。手の甲には、ドラゴンの紋様がついていた。

「ブーステッドギアだと!一ちゃんのは、神滅具であり二天龍の片割れだぞあれは!」

「これは驚きですね。普通の神器は、人間のはず何ですけど何故なのでしょうか?」

ミカエル達は解説者になっていたが、まあ俺の神器は詳しい者がいた方がいい。

「そして俺は禁手まで至っているんだぜ『行くぞドライグ』」

『おうよ。いつでもいけるぞ相棒』

「禁手化!」

『Welsh Dragon Balance Breaker!!!!!』

「禁手化『赤龍帝(ブーステッドギア)(スケイルメイル)』だ。俺を止めたいのなら、サーゼクスに頼むんだな。まあ聞いてくれないけどな!」

俺は禁手化後、波導弾をライザーに直撃した瞬間ライザーは壁にぶつかった。俺の波導弾は、鎧化する前より力は上がっているが、今はまだ一割しか力を出していない。立ち上がった瞬間、俺はライザーにアッパーしてから空中から拳で殴りまくった。頭や腕・腹・腰と言う風に滅多打ちとなった。

「一ちゃんが、禁手化まで至った何て知らなかったぜ。ちなみにさっきの魔弾は、一割も出していないんじゃないのか?」

「そうですね。一誠さんならまだ本気のホの字も出してないと思いますよ」

アザゼルとサーゼクスは解説したが、まだ一割も出していない事にグレモリー眷属もフェニックス眷属も驚愕していた。

「これだけかライザー?いや今だけはお前の事を雛と呼ぼうか、弱小雛か種無し焼き鳥野郎」

「俺は雛じゃない!ライザー・フェニックスだ!」

再生後のライザーは、俺に向かってきたので拳で対応した。俺が殴ると相手も殴ってきたので、カウンターで蹴りを放った。

「赤龍帝のクソガキ!悪いが手加減しないぜ!認めたくないが、今のお前は化け物だ!ここにいる者達の前で散れぇぇぇぇ!」

咆哮を上げるライザーの背中に巨大な炎の両翼が出現したが、奴の全身を炎が渦巻きながら会場を激しく熱気が包み込む。俺はハイドロカノンでライザーに向けて放った瞬間、突然座り込んでから炎の翼がグニャリとしていた。ライザーは苦しんでいたが、何をしたのかは分からなかった。

「今何をした。アザゼルは分かるかな?」

「今のは水を圧縮して放ったように見えるが、なぜ苦しむかは分からんさ。ミカエルは分かるか?」

「あれは聖水だと思いますが、作り方は知らないはずです。一誠さんが実際やって見せたので、あれは濃度が高い聖水かと」

マイクで解説していたが周りにいた悪魔は、聖水にかからないように防御魔法をしていた。

「くそ!貴様何をした」

「今のは聖水を圧縮して放っただけだが」

「だが俺は負けんぞ。火の鳥と鳳凰!そして不死鳥フェニックスと称えられた我が一族の業火!その身で受けて燃え尽きろ!」

火炎に包まれたライザーが、高速で迫ってきたので俺はドラゴンオーラを纏って吶喊した。五分五分ではあるが、拳をライザーの頬に当てた瞬間血反吐を吐いた。

「今のは何だ」

「これは十字架だぞ。神器で更に倍化したから、相当効いたらしいな」

俺は十字架をしまって近接格闘戦に入ったが、ライザーはあくまで炎での攻撃での遠距離で攻撃してきた。その時業火クラスの火炎放射を放ってきたので、俺はあえて攻撃を受けたらライザーは勝ったと思ったのか笑っていた。

「はははは、やったぞ。俺の業火は、骨すら残らないはずだ。俺は勝てたんだ。あははははは!」

「一ちゃんくらいだと、あんなのは弱火だと思う。しかも全身鎧着てるし、赤龍帝の力を舐めているぞアイツは」

「確かにそうですね。しかも相手は聖水のダメージがまだありますから、恐らく調子に乗ってると思いますよ」

業火の柱が上って行っているが、まだ俺は業火の中にいた。しかも扇子を仰ぎながら。

「おー暑いねぇ・・・・でもこのくらいは弱火だな」

「バカな!俺の業火を扇子の風で防いでいるだと」

「そろそろ決めるぜ」

俺は背中のブースターをふかして、空を飛び再び波導弾撃った後に踵落としをした。ライザーの頭に直撃した事で地面に激突してから、すぐに再生したので長期戦になりそうだったのでそろそろ終わりにする事にした。

「そろそろ終わらせるぞライザー!」

「ま、待て!わ、分かってるのか!この婚約は、悪魔未来の為に必要なもの何だぞ!?お前のような何も知らない小僧が、どうこうするような事じゃないんだ!」

「難しい事は知らねえよ。それに俺には関係ねえ事だぁぁぁぁぁぁ!」

『BoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoostBoost!』

『explosion!』

「ドラゴンブラスター!」

「!!!!!」

俺は拳を両手に集中させて、キャノン砲を放って拳に聖水をかけて十字架を握ってから、ライザーの腹を殴った。ライザーは血反吐を大量に吐きながら倒れた。

「勝者!兵藤一誠!」

俺の勝利で終わった。俺はライザーに近づいたら妹が来たので、禁手を解除しないで左腕を突き出して言う。

「文句があるなら、俺の所へ来い。いつでも相手してやる!」

覇気に圧されたのか、ライザーの妹はライザーをタンカーに乗せてメディカルルームへ向かった。 
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