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オズのカエルマン

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第九幕その四

 そのクズリを見送ってからです、カエルマンはジャンプして迷路を上からまた確かめてから皆に言うのでした。
「今度の道はね」
「うん、次はどの道かな」
「こっちだよ」
 右の道を指差しての言葉でした。
「こっちに行けばいいよ」
「わかったよ、じゃあそっちに行こう」
 魔法使いはカエルマンの言葉ににこりと笑ってでした。
 そうして皆を先に案内しました、皆は迷路を先に先にと進んでいきます。
 そしてその中で、です。カエルマンは皆に言いました。
「あと少しで出られるよ」
「この迷路を」
「うん、無事にね」 
 神宝にも答えます。
「何とか日が落ちる前には出られそうだね」
「じゃあ森を出て少し歩いて」
「今日は休もう」
「今日はあれですよね」
 カルロスはこうしたことを言いました。
「お昼は歩きながらでしたし」
「サンドイッチやお握りをね」
 ジョージはそのお昼御飯のお話をしました。
「食べたけれどね」
「美味しかったけれど」
 神宝はジョージにも応えます。
「やっぱり歩きながら食べると」
「しっかりと座って食べるよりね」
「落ち着かなくてね」
「いい感じがしないよね」
「ちょっとね」
 こうお話するのでした。
「どうにも」
「こうした時もあるよ」
 カエルマンは子供達に答えました。
「歩きながら食べないといけない時もね」
「こうした冒険の時は」
「うん、だからね」
「このことはですね」
「いいとしよう」
 神宝にも言うのでした。
「そうね」
「わかりました」
「晩は座ってしっかりと食べよう」
 じっくりと腰を据えてというのです。
「そうしよう」
「ですね、急がずに」
「この森は迷路だしね」 
 魔法使いが言うことはといいますと。
「他の森とは見晴らしが違うから」
「座って食べていると」
「その熊に会ったらって思ってね」
「歩きながら食べることにしたんですね」
「うん、歩きながら食べてもすぐに対応出来るね」
「はい」
「座ったままだとそれが難しいから」
 これは魔法使いの考えだったのです、この人にしても歩きながら食べることはあまり好きではないにしてもです。
「だからね」
「歩いて食べて」
「注意もしていたんだ」
「じゃあこのまま」
「そう、先に行こう」
「またね」
 こうしたことをお話しつつです、そしてです。 
 皆でさらに先に進んでいきます、そのまま先に進んでいくとでした。
 遂に出口が見えてきました、ですが。
 その出口の前にです、よりによってでした。
「熊がいるけれど」
「やっぱりあの熊が」
「その不機嫌っていう」
「そうかしら」
「狼さん達やクズリさん達が言っていた」
 五人はその出口のところに蹲っている熊を見て眉を顰めさせるのでした。 
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