| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

オズのカエルマン

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六幕その十二

「ナイフ程度だから」
「ああ、ナイフならね」
「相当いい場所に命中させないとね」
「漫画みたいに一撃じゃ相手倒せないね」
「とても」
「そうなの、あんまり強い武器zyないの」
 それが忍者の武器である手裏剣だというのです。
「あれはね。それで隠れる方がメインだから」
「消えたりすることも」
「あまりないんだ」
「確かに身体能力はあるけれど」
 このことは確かだというのです。
「それは隠れたり逃げたりするものだから」
「イメージ違うね」
 カルロスも唸る様にして言うのでした。
「漫画とかゲームとかと」
「それは私も思うけれど」
「実際にそうなんだね」
「忍者は戦士でも格闘家でもないの」
「スパイだけれど」
「スパイは見付かったら駄目だから」
「隠れるんだね」
 カルロスも納得しました。
「だから忍者なんだ」
「そうなの、忍ぶ人なの」
「そういうことなんだね」
「けれど考えてみたらそれが当然ね」
 ナターシャが言ってきました。
「忍者は隠れる人達ということは」
「ええ、情報を集めたりが仕事だから」
「暗殺も」
「するけれど」
「それは主な仕事ではないわね」
「実際に戦ったら武士の方が強いわ」
「侍の方が」
 ナターシャはここであえて侍と言いました、その方が格好いい言い方だと思ったからです。彼女個人は。
「強いのね」
「だっていつも身体を鍛えてるから」
「剣道や弓道で」
「武士の方が強いわ」
「実際に戦ったらそうなのね」
「だから新選組の人達になると」
 恵梨香は幕末の京都で戦った人達の名前も出しました。
「物凄い強さだったらしいわ」
「近藤勇局長?」
「土方歳三副長に」
「沖田総司一番隊隊長」
「斎藤一二番隊隊長ね」
「あの人達は本当に強かったのよ」
 そうだったというのです。
「もう今じゃ考えられない位に」
「そんなに強かったっていうと」
 ここで神宝が言うことはといいますと。
「水滸伝の好漢みたいな」
「あの人達も強いよね」
「うん、ただね」
 神宝がジョージにお話することはといいますと。
「あのお話は架空だから」
「実際にはなんだ」
「ああして百八人いなかったし」
「ああした好漢達もなんだね」
「殆どいなかったよ」
「じゃあ魯智深さんみたいな人も」
「いなかったよ」
 実際はそうだったというのです。
「あの人も凄く強いけれどね」
「物凄く重い錫杖振り回してね」
「あと三国志でも関羽様はね」
 神宝は今度はこの人のお話をしました。
「青龍偃月刀持っていなくて」
「へえ、関羽さんもそうだったんだ」
「あの時代あの武器なくてね」
「普通の武器で戦っていたんだ」
「そうだったんだ、呂布だってね」
「あの方天戟の」
「あの人も方天戟持っていなかったよ」
 そうだったというのです。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧