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オズのカエルマン

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第三幕その二

「あっ、抹茶の」
「そうよ」
 恵梨香ににこりと笑って答えました。
「お抹茶のクッキーよ」
「それにチョコレートのですね」
「そちらも作ってみたわ」
 緑と黒の二色のクッキーがそれぞれあります。
「どうぞ召し上がって」
「はい、そうさせてもらいます」
 恵梨香は目を輝かせて答えます、そして。
 神宝もです、そのクッキーを見て言うのでした。
「いや、いいものですよね」
「神宝もそう言ってくれるのね」
「僕日本に来て驚きました」
「このクッキーに?」
「はい、日本のお菓子に」
 クッキーだけでなく、というのです。
「驚きました」
「こうしてお抹茶を使うから」
「そしてそれがです」
「また美味しいのよね」
「こんなお茶の使い方があるなんて」
「あれ、中国でも普通じゃないのかい?」
 こう尋ねてきたのはムシノスケ教授でした。
「君の国でも」
「お茶をお料理に使うことはですね」
「そう、普通だよね」
「はい、そう言われますと」
「茶卵もあるし」
「あれ僕も好きです」
「他にもあるね」
 その茶卵以外にというのです。
「何しろお茶は中国が本場だから」
「そうです、ですが」
「それでもなのだね」
「このお抹茶みたいなお茶はなくて」
 しかもというのです。
「こうした西洋のお菓子に使ったりすることは」
「日本独自なんだね」
「はい、驚きました」
「色も奇麗でしかも美味しい」
「凄いですよね」
「普通こんなの考えないよね」
 ジョージもそのお抹茶のクッキーを食べつつ笑顔で言います。
「お抹茶のクッキーとかね」
「そうそう、その発想が凄いよ」
「これまたね」
「そう、しかもね」
 さらにと言う神宝でした。
「身体にもいいし」
「お茶だからね」
「お茶は栄養も豊富だから」
「ビタミンの塊よ」
 ナターシャもそのクッキーを食べています。
「まさに」
「ただの嗜好品じゃないんだよね、お茶は」
「命をつなぐものでもあるわ」
 こうも言うナターシャでした、そしてナターシャもそのクッキーを食べます。
「健康にもいいから」
「ううん、じゃこのクッキー健康にもいいんだね」 
 カルロスもそのクッキーを食べつつ言います。
「凄いね」
「クッキーもね」
 ここでまた言うケーキでした。
「こうしたものがあるのがね」
「実に素晴らしいね」
 カエルマンも食べています、そのお抹茶のクッキーを。
「しかも美味しい」
「言うことなしよ」
「そうですね、私も好きです」 
 作ったクッキー自身もというのです。 
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