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オズのベッツイ

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第八幕その十一

「そうしたものよ」
「そうなのね」
「その証拠にあんたこれまで色々な人と出会ってきたでしょ」
「素晴らしい人達とね」
「どんどんね」
「オズの国に来てから」
「そう、だからね」
 それでというのです。
「何でもそうなのよ」
「これで終わりはなくて」
「どんどんよくなっていくものであって」
「そうでないといけないのね」
「そうしたものなのよ」
 猫はこうベッツイにお話します。
「オズの国にしてもね」
「そういうことなのね」
「成程ね」
「それに何でも変わっていくわ」
 猫は今度はこうしたことを言いました。
「よくなるってことも変わるってことだけれど」
「何でも。オズの国でも」
「オズの国では誰も歳は取らないけれどね」
「私達は少し成長したけれどね」
「それはあんた達が少し大人になりたいって思ったからよ」
 そう思ったからなのです、ベッツイ達が。
「元に戻ることも出来るじゃない」
「それはね」
「けれどオズの国でもね」
「他のことは」
「そう、変わっていくでしょ」
「この辺りもそうだし」
「何でも変わるのよ」 
 それこそなのです。
「オズの国でも何処でも」
「そういうことね」
「そうよ、だからここももっとよくなるわ」
「変わっていって」
「そう、奇麗になっていくし賑やかになっていって」
「その時また来たいわね」
「是非そうしましょう」
 猫はここでは笑ってベッツイに言いました。
「変わっていって。よくなっていくことを観ることも楽しいから」
「それじゃあね」
 こうしたお話をしてです、一行は真実の池に向かうのでした。ですがこの時はまだ誰も道中に思わぬことがあるとは想像していませんでした。 
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