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魔法少女リリカルなのは〜破壊者DCD〜

作者:仮面
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DRACU-RIOT!編
  第二話「吸血鬼少女と破壊者」

 
前書き
番外編第二話目です。
 

 
〜翔saide〜
俺はディケイドの姿に戻り倉庫に隠れている奴に声をかけた。
「いつまでそこにいるつもりだ?」
すると物陰から二人の少女が出て来た。
「いつから気付いていたのかしら?」
と赤髪の少女が聞いて来るので
「戦っている途中からだ。」
と言うと、少女は少し笑い手を挙げたすると俺や少女達を囲む様に警察官が居た。
「私は特区管理事務局所属、矢来 美羽(やらいみう)よ。」
「同じく特区管理事務局所属、布良 (めらあずさ)です。」
と言って来たので、変身を解除しながら、
「旅人の門矢翔だ。」
と言うと、周りに居た警察官がざわつく。
「貴方、人間だったの?」
と言われ頷く。
「市長の所へ連れて行くわ。車一台回して?」
と矢来が言うと警察官が一人車を取りに行き他の警察官に指示を飛ばしていた。
パトカーが一台来てそれに俺、矢来、布良が乗り込み市長の居る所へ行く。
矢来の後について行き市長室へ入る。
「失礼します。荒神市長、旅人と名乗る人物を連れて来ました。」
と言いながらドアを開けて入る。
一緒に中に入ると其処には和服を来た少女が居た。
「うむ、矢来は下がって良い此奴と二人きりで話したい。」
と言うと矢来は下がり俺と市長だけになる。
ソファに勧められて座る
「お主、旅人と言いよるが何処から来たのじゃ。」
「俺は違う次元から来た人間だ。」
と話した。
この世界にある組織が創り出した装置を破壊する事を話した。
「なるほどの、お主はその『特務』でいろんな世界を周りそのショッカーとか呼ばれる組織殲滅とはな。うむ、お主の、滞在を認めよう。」
と言われ了承をもらい、滞在中は矢来と共に行動する事が義務ずけられた。
俺は市長室を出ると矢来の元に向かう。
「しばらくよろしくな、矢来。」
「美羽でいいわよ。」
と挨拶をしここ最近おかしな事件について話を聞いていた。
そして現場に向かう、俺はケータイでメールを打っていた。
「貴方、こんな時にメールを打ってられるわね。」
「報告書がてら向こうの状況の確認だからな。」
と言ってケータイをしまった。
ちなみに美羽ともメアドと連絡先を交換した。
現場に着きしばらく探してみるが見つからない。
「ないな。」
とつぶやくと美羽が倒れていた。
俺は駆け寄り身体を起こすと
「おい、大丈夫か?」
「…血…血が欲しいの。」
と彼女の目が紅く光っていた。
すると俺の首筋に甘噛みして来た。
「……っ‼︎」
少し痛みを感じ身体が震えてしまう。
(こいつは、吸血鬼だったのか。)
と思っていると、彼女はバッと俺から離れて、震えていた。
「私もしかして貴方の血を?」
「あぁ。」
と聞かれ答えると。
「貴方は、怖くないの?私は吸血鬼なのよ。」
と言われ俺は立ち上がり彼女のそばに行き
「吸血鬼ねぇ。別にいいんじゃない?君は君なんだからさ。」
と言って手を差し伸べて立ち上がり、彼女を寮に送り届け俺は
トライドロンの中でメールを見ていた。
はやてからのメールによると、
どうやらロストギア『レリック』の出現で大変らしい。まぁ、明日でケリを付けて帰らないとな。

〜美羽saide〜
私は翔と一緒に探索していたが見つからなかった。
少しフラつき倒れてしまい翔が起こしてくれた、その時の私は酷く喉が渇いていた。
彼の首筋に顔を寄せ甘噛みをして血を吸う。
ーーあぁ、甘くてとても美味しい。ーー
と思うほどの美味しさだった、しかし気がつき彼に自分が吸血鬼であることを話すと、
「吸血鬼ねぇ。別にいいんじゃない?君は君なんだからさ。」
と言ってくれた。
寮まで送ってもらい部屋に帰ると
私の顔が真っ赤になっていた。
ーー私は彼の事が好きなのかな?ーー
と思ってしまうのであった。

 
 

 
後書き
番外編は三話構成とします。
またストーリーの間に入るのでご注意下さい。
次回「吸血鬼少女の恋」
お楽しみに。 
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