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真剣で私に恋しなさい! 槍使いの少年

作者:ユリア
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第3話

川神学園の入学試験ではトップとはいかないが上位の成績で入ることができた。
あまり目立つような行動はしていない。川神百代の名はかなり有名だ。戦うにも時期があると思っている。
舞台はマジ恋Sでの川神タッグマッチトーナメントで松永燕の代わりに闘いたいのだ。
だから他の連中にはそこそこの実力だと思ってもらいたい。

Sクラスの面子はそうそう変わってはいなかった。モブキャラは知らないが主要なキャラクターは普通にいるようだ。
俺も気分を変えて伊達メガネを付けて授業に臨んでいる。
休み時間はほんとに皆勉強していてホントに真面目だな大学受験の高校生みたいだ。競争か・・・・・・。
俺は自分の席で本を読んでいると話しかけてくる生徒がいた。

「読書ですか?授業は余裕なんですね」

「えっと葵冬馬君だった?何か様?」

「おや、名前を覚えてくれているとは、もしかして僕に気があります?」

「冗談はやめてくれ。俺は女性の方が好きだ」

「そうですか、残念です。えっと」

「羽柱龍夜だ。よろしく」

葵と挨拶していると頭のさみしいと言うかすでに坊さんのレベルまで達している制服が近づいてくる。

「若と挨拶したのか。俺は井上準。若とは昔ながらの友達でな。よろしく頼むぜ」

「よろしくな準」

髪をそられたんだけど気に入ったからそのままなんだっけ?まあ気に入ったならいじめではないか。
その後榊原小雪と言う女の子と挨拶をして顔見知りが増えた。不死川心とも出会ったが話しかけたりはしなかった。















俺が住んでいるのは部屋が広めのマンションだ。
来年になれば恋もきっとこの部屋に住むだろうから広めの部屋にした。
この部屋からはあの『変態の橋』が見え河原が良く見える。

「あれが本家チートの川神百代か・・・・」

川神百代の戦闘能力は語る必要もあるまい。河原では数十人の不良のような学ランたちが次々と投げ捨てられていく。本来であれば秒殺なんだろうけど遊んでいるのがよくわかる。

「さすがだな。・・・・・・・・・でも武神を語るには少し早いんじゃないか?」

あれぐらいなら今の俺でも余裕で倒せるだろう。

「ここで潰すのはあんまりな。驚く顔が見たいし」

今の俺はきっと黒い笑みを浮かべていることだろう。

「!っと。視線に気づかれたかな?」

不意に川神百代がこちらを見た。少しなめていたので驚いた。

「修行はしとかないとな」

 
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