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101番目の百物語 畏集いし百鬼夜行

作者:biwanosin
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ロア達の設定

 
前書き
原作に登場するロアではないので、ちゃんと説明しておこうと思います。
とりあえず、ここに設定を載せるのはロアとして登場した人たちだけとなります。
ある程度ちゃんと登場してから追加していきますので。


それと、これを投稿した日。三月十九日には本編も投稿していますので、そちらを見てからこちらをご覧ください。 

 
神無月(かんなづき) (なぎ)
本作の主人公。県立八霧高校の二年生。
ある日『ライン』と名乗る少女からDフォンを渡され、『畏集いし百鬼夜行』の主人公になる。
イヤホンよりヘッドホン派で、学校にいるとき以外はそれで音楽を聴いているか首にかけている。
学校では射撃部に所属しデジタルピストルという競技をやっている。本人曰く、『競技人口が少ないから上の大会にも行ける』とのこと。事実、一年の時は県大会で優勝しブロック予選まで進んでいる。
今現在、彼がどのような『ロア』なのかは判明していない。



夢宮(ゆめみや) 天樹(てんじゅ)
本作のメインヒロイン。元々は八霧市に隣接する日影市にある私立翠緑学園というお坊ちゃん、お嬢様ばかりが通っている高校にいたのだが、『ペストの魔女』を調べるために八霧高校に転入してきた。現在二年生。
本人は自分の名前に対して『ちょとごつい』と感じており、友人には『テン』というあだ名で呼んでもらっている。
ロアとしての名前は『日影市の正夢造り』。他にも『夢違い』という呼ばれ方もあり、どちらも彼女の名前である。
元ネタとしては『夢と違うことをするなよな』というような呼ばれ方をする都市伝説で、それが日影市にて色々なアレンジをされて生まれたもの。
ロアとしての能力は名前の通り『正夢を造る』というもの。どのような夢でも出来るのだが、元ネタに少し引っ張られて、『相手を殺す』というものになることの方が多い。
元ネタとの違いは、『どんな夢でもできる』、『一度では終わらない』という点。正直、いくら切り抜けても終わらないとか無茶苦茶としか言いようがない。チートもいいところの能力。
カミナが初めて体験した『ロア』であり、カミナの一人目の『物語』でもある。
使用能力。
夢予告(デス・ノウティス)
名前の通り、『夢による予告』を行うもの。これによる夢を見た相手は、目を覚ました時からその夢の再現が行われていく。どうにかして切り抜けることができなければ、その夢の通りの結末を迎える。
一度に見せることのできる夢の数に制限はなく、さらに繰り返しの使用すらできてしまうまあチート能力である。
ルビはデス・ノウティスとなっているが、実際には『死』以外の夢を見せることもできる。



道里(みちさと) (すず)
カミナの中学時代の二つ下の後輩。であり、吹奏楽部に所属していた。
カミナとは委員会で関わりを持つようになり、カミナ自身が人との距離感がおかしかったこともあってか、最終的に『カミナパイセン』と呼ぶように。
本人曰くあまりうまくはないそうなのだが、吹奏楽部ではクラリネットを演奏していた。実力うんぬん以前に本人が練習の時にいる人以外に聴かれていると物凄く緊張するので、まずはそこを直さないといけない。あと、それが原因でミスしたときに泣いてしまう癖も、早めに直しておいた方がいいだろう。
そんな彼女だが、ある日『音楽室のクラリネット』というロア現象に巻き込まれる。
このロア現象が『対象者と完全に入れ替わる』というロアであったために、元々『音楽室のクラリネット』であったものは道里鈴として、完全に人間に戻って生活していき、鈴は『音楽室のクラリネット』のハーフロアとなる。
そんなものを無理やりに押し付けられ、さらには自分が乗っ取られたと知った最初のころは『なんでこんな目に合わないといけないんだー!』と当たり散らしたことも。
だが、『音楽室のクラリネット』として過ごすうちに、その前任者が戻りたいという気持ちが分かってしまったために今ではそう怒ってもいない。
いずれは同じことをして人間に戻るらしいが、それまでは必死に練習しつつ、『入れ替わり』以外の物語を実行しつつ、それに対する人の反応を楽しみつつ過ごしていくとか。
ロアとしての名前はこれまでにも記したように『音楽室のクラリネット』。
一番大本の、元々語られていたものは簡潔に行ってしまえば『クラリネットを演奏している、努力家だがそれに見合う実力のないこと入れ替わる』というもの。これゆえに、一番最初は純粋なロアとして誕生したが、人間の少女と入れ替わってそのロアは『純粋な人間』に。少女は『ハーフロア』となる。それ以降も入れ替わっていく形で代を重ねられてきた、異例のロア。
このロアには他にも、

放課後、誰もいないはずの音楽室からクラリネットの音が聞こえてきて、なんだろうと考えて入ってみるとクラリネットを演奏している少女が。演奏を最後まで聞き、拍手をすると振り返り、笑みを見せて一言。
『ねえ、私の演奏うまかった?』
次の瞬間には、その少女の姿はない。その場には、楽譜とクラリネットが残されるだけであった。

というようなものや、宙に浮いたクラリネットから音が出ているというものなど、一般的にはピアノであることの多い物語が存在する。
『音楽室の』という存在であるために現時点では音楽室から離れることはできない。これから先どうなるのかは分からないが。
カミナが二度目に体験した『ロア』であり、カミナの二人目の『物語』でもある。



絵さん
八霧中学の音楽室に飾られているベートーベンとかモーツアルトとかシューベルトとか、とにかく有名な作曲家の絵のロア。
その日の気分によってどの絵でしゃべり、動くのかは変わるのだが、それぞれに意識が宿っているわけではないので声や話し方などはすべて同じ。
その声は渋く、話すことも大分かっこいい。話し方もかっこよく、歴代『音楽室のクラリネット』の愚痴を聞き、さらに宥め、その子が誰もが認めるほどにうまくなるまで指導してと、もうかなりかっこいい。
なのだが、『音楽室の有名な作曲家の絵が変顔している』という都市伝説であるがために、動いているときは常に変顔である。非常に残念だ。
『音楽室の』という存在であるために現時点では音楽室から離れることはできない。これから先どうなるのかは分からないが。
ロアとしての名前は『音楽室のコンポッサーズ』。翻訳すると『音楽室の作曲家たち』。まあそのまんまだ。



ライン
原作の『ターボ婆さん』とは別の方です。
カミナにDフォンを渡した。
未だに分かっているのは、彼女が『Dフォン』を渡す、という存在であるということだけ。他には何も分かっていない。
 
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