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大統領の日常

作者:騎士猫
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本編
  第八話 会議からの・・・

 
前書き
皆様・・・・投稿がとても遅れてしまったこと深くお詫び申し上げますm(_ _)m
言い訳をしますとですね・・・テスト勉強したり、マイ○ラしたり、風邪ひいて5日ほど休んだり、等々ありまして、ええ。

・・・・・ホント申し訳ありません(汗

今度からはできるだけ早く投稿できるように頑張ります。ハイ。
 

 
西暦2115年 8月 15日
ペルシャール・ミースト


俺が会議室の大統領席に座っていると、続々と委員長が入ってきた。
15分後には全員集まったので会議を始めた。

「全員集まったようだから、会議を始める。外交委員長、説明してくれ」
俺がそういうと外交委員長のクリーベルが席を立って話し始めた。

「はっ、君主制連合の各国は午後1時25分に我が国に対して宣戦を布告してきました」
クリーベルが言うと、統合作戦本部長のアイフェーンが”よろしいですか”と言ってきたので許可すると、席を立って報告をした。
「その宣戦布告の6分後に旧デンマーク領のコペンハーゲンに艦砲射撃が行われ、戦闘員非戦闘員合わせて三千人が死亡。少なくとも四千人の重軽傷者が出ております。現在のところスカンディナヴィア方面、モスクワ方面、バウスーラ(元イスラエル:バスラ)方面、ラブレンチヤ方面の4方面で戦闘が行われています」
その言葉に委員長たちが”4方面だと””守りきれるのか””あ^~軍事予算減らしたのにまた増えるんじゃ^~”とヒソヒソ言い合っている。一人だけお花畑になってるやつがいたが気にしないでおく。
俺は咳払いをして黙らせると報告を続けさせた。
「現在のところ、どの方面でも攻撃開始直後は混乱しましたが、その後混乱は収拾し膠着状態となっています。我々軍部としましては、敵が今後攻勢に出る可能性を考慮し、平時予備軍の動員を許可していただきたい」
その言葉に再び委員長たちがヒソヒソし始めた。

ロンディバルト軍は主に3つに分けられている。常時動員されている常設軍。平時の予備部隊である平時予備軍。戦時に動員される戦時予備軍、この3つである。この3つを合わせると7500万になる。常設軍はこれの約半分ほどだ。これは君主制連合の国家にも存在するが、常設軍と予備軍の2つのみになっている。

俺は委員長たちを無視してお花畑中のホルスに尋ねた。
「軍部はこういっているが、財務委員長としては何か問題はあるか?」
ホルスは10秒ほどするとお花畑が解けてしどろもどろになりながらもこたえた。
「あ、はい、つい4か月前に軍事予算は減らした”ばかり”ですから、4%増やしても問題はありません」
完全な作り笑顔で少々皮肉を交えてそう答えるとため息を吐いて俯いた。かわいそうだけど、これ戦争なのよね。しょうがないね。
「そうか、だそうだ。早速平時予備軍の動員にとりかかってくれ」
「了解しました」

俺は委員長らを見渡すと、再びしゃべった。
「今後の方針だが、国境付近に住んでいる民間人を緊急避難させ、物資などは敵に渡さぬようにすべて運び出す。もし間に合わない場合は焼き払って処分する」
委員長らは”ふむふむと傾いている。俺はそれを確認すると再びアイフェーンに向いた。
「では、民間人の避難及び物資の運搬・処分を憲兵隊と協力して進めてくれ」
「はっ」

「他に何か報告することはあるか?」
委員長らを見渡したが、特になさそうなので閉会して会議室を出た。


西暦2115年 8月 16日
ペルシャール・ミースト


眠い

今日は12時ぐらいまで軍のお偉方と色々と話し合っていたから眠い。

俺は心の中で”眠い眠い”と連呼しながら玄関のドアを開けた。
俺が住んでいるのは首都郊外の丘にある邸宅で、丘は全部庭。俺がここに住んでいるということは一部の者しか知らない。公式にはギリデルバ兵器開発社のオーナーがすんでいるということになっている。
ギリデルバ兵器開発社は地上兵器を開発、製造している国内9位の大企業だ。俺の親戚のシャイデン爺さんが社長を務めているので、そのことは軽く了承してくれた。
本当は大統領館に住んで、そこで執務などをするのだが、俺がいろいろ悪法とかを廃法にした結果、一部の武装組織が度々プレゼント(爆弾の類)や訪問(襲撃)をしてきたので、安全のためにこっちに住んでいる。

「ペルシャールさん今日遅かったですね」
俺がドアを開けて家に入るとセレステアたちが玄関まで走ってきた。
俺はただいまと言うと自室に行って荷物を置くと、リビングに向かった。
これはテレビを見るためでもなく、飲酒するわけでもなく、セレステア達の通う学校の話を聞くためだ。
セレステアとアリシアが通う学校は私立ナリコリア中学校。クロイツェルが通っているのはその隣にある私立ナリコリア小学校。主に政治家や大企業お坊ちゃんやお嬢ちゃんが通う最高ランクの学校である。
最初は彼女たちが普通の生活を送っていることも考えて普通の一般的な学校に通わせようとしたのだが、ハイドリヒがそれだと警備がしづらいと言ってきたので、仕方なくナリコリアに入学させた。
一応一通りの作法やマナーは教えたので今のところは上手くいっているらしい。彼女たちが俺の子供だということは実は誰も知らない。入学させるときもハイドリヒが裏ですべてやってくれていて、教師たちももちろん知らない。これは万が一彼女たちが俺のことどもだということがばれた場合、めんどくさい金持ち連中が集まってきて彼女たちにも被害が及ぶ可能性があるからだ。(まあそんなことがあったら全員SSに逮捕させるけど)

今日は社会でやった授業の事についてだった。
「ペルシャールさん、この国って君主制から民主共和制になったんですよね?今日社会で習ったんですけど」
セレステアが質問してきたので答えた。
「ああそうだ、建国時は君主制だったんだが、初代皇帝がテロで亡くなって家族も全員その時に亡くなっちゃったせいで後を継ぐ者が誰もいなくなった。この国には貴族制度がなかったからほかに人を立てるわけにもいかず、その翌年に民主共和制に鞍替えしたんだ。」
俺がそういうとセレステアとアリシアは”そうなんですねー”と傾いていた。クロイツェルはまだよく理解していないようでセレステアに説明を求めて、セレステアが丁寧に説明した。

君主制連合と戦争をしていても国民が君主制をあまり恨んでいないのはこのことが大きな要因の一つだ。貴族があまりにも圧政を敷いているのでそれで隠れているということもある。

俺はセレステア達に学校ではちゃんとやっているかと聞いて、とても楽しいと返事されたので、もう寝るように言って俺も自室に行って眠りについた。


西暦2115年 8月 23日
ペルシャール・ミースト


俺は今太平洋にいる。
太平洋にいるといっても水上艦ではなく飛空艦である。

つまり・・・・

「閣下、まもなく敵侵攻軍と接触します。ここは大統領に一言、将兵に対して檄を飛ばしていただきたいのですが」

そう、俺がいるのは前線、確かハワイ諸島?とかそんなところだ。

やべーよやべーよ、どうしてこうなった。
えーと確か

 回想

俺 「防戦一方とかやばくね。これ大丈夫なの?軍弱すぎね?」
元帥 「・・・申し訳ありません(´;ω;`)」
副大統領 「閣下、ここは閣下自ら陣頭指揮をとって兵士の士気を上げてはどうでしょうか」
俺 「は?何言ってるの?大統領が前線で敷きとるとか何言ってるの?ばかなの?死ぬの?(特に俺が」
各委員長(一部除く)「それはいい!」「副大統領の策こそ用いるべし!」「うむ、一理あるな」
俺 「え・・・・ちょっと・・・まじで?」

 回想終わり

てなことがあって・・。

結論 副大統領のせい(だと思う)

・・・・・ファ○ク!

ううううう、ヤベーよヤベーよ。どうすんだよこれ。前線で陣頭指揮とかなんなの!?
これでも俺准将まで行ったけど、まともに指揮とったことなんてないぞ!

どうすんだよどうすんだよ、あばばばっばばっばばっばばあっばば

「閣下?大丈夫ですか?汗がすごいように感じますが」
は、そうだ。冷静に、冷静にならないと。指揮官がパニクってどうする・・・・

「だ、大丈夫だ。も、も、もんだいないいい」
「そうですか、ご無理なさらないでください」
「も、も、もちろろろんだ」

大丈夫な訳無いだろ。あ?まじでどうすんだよ。

そういえば、昨日ホーランドのやつがなんか芸術敵艦隊運動がどうとか言ってたな。それに老練のクレムスト中将もいるし・・・
まぁ何とかなるだろう。というかなんとかならないと俺が死ぬ。
もうやけだ!どうにでもなれ!!

ペルシャールがヤケクソになった数分後戦闘は開始された。

      ロンディバルト軍   ガルメチアス軍

飛空戦艦  3個艦隊900隻   3個艦隊およそ1050隻

艦隊数は3個艦隊と同数であるが、ロンディバルト軍は1個艦隊の艦艇数は300隻であるのに対してガルメチアス軍は1個艦隊の艦艇数は350隻と50隻ほど多いため、ロンディバルト軍は苦戦を強いられることとなる。


 
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