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悪魔と人間

作者:新島幸治
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第二十の罪

 
前書き
ついに二十話になりました。後あけまししておめでとうございます 

 
あっというまに男を瞬殺する芽吹に驚く花宮、そして芽吹は証拠隠滅をするかの如く男をゴミ箱に入れ蓋を閉め、そして再びネクタイを締めなおすと、芽吹は後ろを振り返り
「おい花宮、行くぞ飯が冷めちまう」
「ええ、わかったわ」
と何故かすでに気づいていた芽吹に花宮は驚きを隠せない顔で
「え、気づいてたの」
と驚く花宮に、芽吹は笑いながら
「いやだってこれ落としたら誰だって気づくぜ」
と芽吹は花宮に何か投げた。花宮はそれをキャッチしてそれを見ると急に顔をリンゴの様に赤くする。花宮が落としたのは丸いペンダントで一見すると普通の物だがじつはこれ開けられるようになっていて中を開けると写真が入っていてそこに思いっきり花宮と書いてあったのと子供の頃泣いている花宮を慰めている後ろ姿のみ写っている坊主頭の青年の写真でしかも写真に花宮薫(6歳)という正体バレバレである意味絶対黒歴史的な写真だった。花宮は顔を赤くして焦ってしまい
「別にあの写真は昔の思い出なだけで、過knお☆△ghふじk、@なjんだから」
「いや途中からなに言ってるかわかんねーから、まー来い何か奢ってやるから」
と強引に店に連れてかれた。店の方は先程の騒ぎが嘘かの様に賑わっていた。そして食堂のおばちゃんが笑顔で料理を運んできた
「はいお待ちどー大盛りカツカレーオムライス、牛乳お待ちどー、後チョコレートパフェね」
と料理が置かれ芽吹は花宮の方にチョコレートパフェを置いた。
「え、何よこれ」
「いやさっきの侘びだ黙って食え」
と思いっきりオムライスを頬張ってる芽吹に花宮は
「いや私チョコとかの甘い物きらいなんだけど」
と冷静な顔に芽吹もスプーンを落として
「えっ?じゃあ何がいいの」
と言われると花宮は恥ずかしそうに店の壁に貼ってある。超激辛大盛り味噌ラーメン、30分以内に食べれたら料金全部ただだが料金は二万円と言う大食いキャンペーンポスターを指差していた。それに芽吹はいけるのと言うと花宮はコクリとうなずいた。そして
「はい、超激辛大盛り味噌ラーメン一丁」
ときた味噌ラーメン量は多く、スープは赤くマグマの様にグツグツと煮え立っていて芽吹もオムライスを完食して花宮の食べなかったパフェを食べててとても協力できそうな状態で芽吹も完食出来るかと心配してたが花宮は普通に完食してしまった。そして一段落着いた頃、芽吹はようやく花宮に本題を振る。芽吹は牛乳の入ったコップをお酒の入ったグラスのような仕草で
「お前今日、俺の事尾行してただろう」
とその言葉に震えが止まらず持っていたコップがカタカタと揺れながら
「馬鹿な事言うな私がそんな卑怯な事をするか愚かなものめ、私は買い物に来ただけだ」
花宮は横にあるトランクケースを見せつけるが芽吹も甘くはなくは
「まあそれもそうだな。どうせそのトランクケースの中にカップラーメンでも入ってるんだろ、確かこの近くのヒマラヤでカップラーメンの安売りやってたな」
と言うと花宮の震えが更に酷くなり、試しに芽吹はトランクを開けようとするがそれはやめろと言わんがばかりに止めようとするする花宮だが、時はすでに遅し芽吹はトランクを開けた。とそこから中から大量の日信カップヌードルにUFO、赤いムササビ、緑のムジナなどのメジャーなカップ麺が大量に入っていてこれにはさすがに芽吹も
「なんかごめんなさい」
と謝り、トランクに全部入れた。そして花宮は店を出ようとした時
「お前もう帰るのか」
「ええ」
と言うと芽吹も席を立ちヘルメットを持って
「駅まで送ってこうか」
とその言葉に花宮は
「いいわよ、敵にそこまでされる義理なんてないわよ」
と出て颯爽と店を出る花宮に芽吹は走って大声で
「おーい花宮ー駅逆だぞーー」
と立ち止まる。そして結局、駅改札前
「本当に今日は敵ながら感謝する」
花宮は芽吹に対し一応感謝の礼に芽吹は笑いながら
「まあ気にすんなあれぐらい別に俺お前らの事危ない中二病の集まりとしか思ってないから」
「侮辱だな、でこの後どうするんだ」
と言うと芽吹は一瞬考えた後
「多分、少年院行ってカウンセリングやってると思うな、多分それでマモンのお使い行って帰るだな」
というと花宮は引き気味の顔で
「今思うと、何でお前みたいな奴がカウンセラーやってる方が私は不思議だ」
「侮辱だな、それより早くしろもう電車行っちまうぞ」
とアナウンスが鳴り急ぐ花宮はホームの彼方に消えていった。

そして夕方太陽がそろそろ沈む時間帯、何処か路地
「ふう、やっと終わった、マモンの野郎簡単なお使いって言ってやがった」
と芽吹の袋に入っているのは、特等特上松葉蟹8匹&国産野菜&黒毛和牛高級鍋セットと三等大一級酒一ダース分のダンボールと芽吹の強力なくじ運で取ったものでこれを取るのに二時間並んだためかなり苛立ったが高級鍋にテンションが上がって隙ができていて突然前から来た三人組が現れる。最初は気にしてなかったが、彼らが芽吹の左右目の前を通った瞬間、芽吹が両手に持っていた景品すべてすられていて慌てて芽吹はさっきの三人組を急いで追いかけるが彼らは何気に逃げ足が速く中々捕まえられず、暗い路地裏に追い詰める。芽吹は拳を鳴らしながら
「さーててめーら言いたい事あるか」
半分怒った顔で脅していると。突如上からパンパンと手拍子がなり三人はそれを合図かの様に三人は荷物を上に投げたそれに芽吹は驚いた顔で
「おいてめーら何やりやがる正気か」
と思いきり上に飛んだ景品が空中で止まり、余計に驚きを隠せない芽吹。とそこに
「へー花宮君、あれが七つの大罪の契約者か以外と普通の人だね」
「そうですが気を付けてくださいよあいつは素でも危険ですから」
と三階建ての丁度いい建物の屋上に花宮と大津宮がいた。そして先程から景品が空中に浮いているのは大津宮が操る数珠が景品を縛っているからだ。そして芽吹は
「おい花宮とそこのお前一体これは何だ新手のドッキリか」
と戸惑っている芽吹に大津宮は冷静な態度で
「失礼失礼ちょっと事詰めすぎましたね、僕の名前は大津宮錬星エクソシスト救裁東ユーラシア地区長以後お見知り置きを、後横にいるのは部下の花宮ちゃんだよ」
と丁寧な自己紹介をする大津宮は下にいる芽吹は
「へーで用はなんだ、こんな大掛かりなことしやがって花宮のボスはてめーか」
というと大津宮は目を閉じた表情で
「うーん一応合ってるけど厳密に言うと僕はただ上司ってだけで僕より上の人もいるよ」
と言われると芽吹はネクタイを緩め
「そうかいでも今はそんな事どうでもいいんだおい大津宮まずその荷物降ろしてくれない」
と言うと大津宮は深い顔をしていて芽吹や隣にいる花宮も息を飲んで表情している。そして大津宮は
「別にいいけど」
とその軽い言葉に芽吹や回りの人はひっくりかえる。と芽吹は頭を抱えながら
「いいのかよ、ならすぐ返せ」
と芽吹は呆れた顔で言うと大津宮は
「うーんでもただじゃないよ」
「ただじゃない、条件付きか何だ蟹か」
と言うと大津宮はにこっとした顔で
「いやいやそんなのいらないよ、僕が欲しいのは君のその七つの大罪の腕輪なんだけど」
大津宮のまさかの発言にさすがに芽吹も動揺を隠せなかった。 
 

 
後書き
ちなみにあのくじでマモン狙ったのは、特等高級鍋セットと、一等の豪華旅行券、残り景品は二等は今話題の魚介ウォッチに魚介メダルパック二箱に三等一級酒は四等岡山産のもも五等足つぼマッサージ機六等クーポン券1000円分×10七等お菓子詰め合わせ八等ティッシュ箱一袋という感じのよくあるくじ 
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