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魔法科高校~黒衣の人間主神~

作者:黒鐡
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入学編〈下〉
  正体を現した人間=ドウターたち

「何なんだ!その盾は!」

「俺達をただの学生と思ったらそれは勘違いにも程があるぞ?俺たちは蒼い翼から派遣された者だからな」

「それに私もお兄様も分かります。貴方たちが、ただの人間じゃないことを。姿を現しなさい!」

深雪の手が光出したと思ったら、ブランシュメンバーたちに照射したら表面上は人間だったが思った通りのドウターだった。そして光が収まると、ブランシュメンバーと司一はドウター化となった。それも人型ではあるが、鬼に見えても中身はドウターとなった。これにはブランシュメンバーを始め、日本支部リーダーの司一さえ正体をバラされたのだから驚くのは決まっていた。

「貴様、僕らが始めからドウターである事を知りながら、入ってきたのか」

「当たり前だ。外でのドウターも、お前がゲートを開けさせて呼んだのだろうよ。元は人間だからなのか、いつものドウターより鬼と言う風な捉え方だな」

「それに私たちもただの人間だと思ったら、大間違いですよ!」

言った瞬間に、深雪はISを展開し装着した。ガーディアン・ドレスを纏い、赤と金の全身装甲となったのは深雪専用機のクィーンアメリアスだ。その姿を見た下っ端ドウターたちは、俺達に襲い掛かるが深雪により防がれる。そしてガーディダンサーでの攻撃により、半数以上が塵となって消滅したことに驚く司一だった。

「だから言ったろ。俺達をタダの人間だとは誰も言っていないことを」

そしていつの間にか持っていたエクスカリバーで、次々と屠る俺とガーディダンサーは自立支援AIゼロによるもので、深雪は近付いてくるドウターに対して無慈悲でビーム・ウィップとサーヴァント・ファンネルで応戦するけど。蒼太はもう出番がないけど、一応ライフルビットを待機させていた。そして司一以外のドウターが塵となったのを見ると逃げ出した。それを見た俺達は、走るのではなく歩くようにしてドウター化した司一を追ったのだった。

一方、裏口にて攻めていた十文字会頭たちは着々と殲滅はしていたが、突如として姿を変わるブランシュメンバー。それを気にしないで倒そうとする桐原先輩だったが、予想外な事に終始驚愕をする桐原。それと同時にドウター化したメンバーたちが突如としたビーム攻撃をファランクスで受け止めようとしたが、呆気なくまるで無効化の如く壁が消えて十文字会頭を貫こうとしたが、それは沙紀のライフルビットとシールドビットたちによって免れたのだった。

「桐原さんと十文字さんは下がってください。それとこれでお分かりになりましたでしょう?」

「あ、ああ。助かった。俺の刀が弾かれるなんて、まさかとは思ったが織斑兄が言っていた通りになるとは」

「俺もだ。まさかファランクスが破られるなど、あり得ん事だ。それで沙紀さんと言ったか、あれの対処方法はその武器でしか倒せないのか?」

沙紀はそれを聞きながらも、ライフルビットとGNピストルビットでの応戦。たまにビームや火炎放射などを撃ってくるが、全てGNフィールドによって防がれている。十文字たちにとっては未知なる敵と認識しながらも、戦闘中である沙紀に問うたのだった。

「小型ドウターであれば、私が纏っているIS以外にも倒せる方法はあります。これは桐原さんと十文字さんが使ってください」

と量子変換されてから呼んだ得物を持った桐原だったが、さっきのよりも重さを感じたのだった。そして十文字にも同じ得物を渡した沙紀であった。二人とも鞘から抜くとそれはまるで金色の刃と見てからその光を受けたドウター達は塵となって消滅したのだった。

「これは何だ?ただの刀ではなさそうだな」

「それは織斑隊長がよく使う得物を量産化したモノですよ。さ、獲物を見ていないで早く倒してください。こっちは防御でいっぱいなのですから」

織斑がよく使うモノの量産化というキーワードを聞いたが、沙紀の言葉によりすぐに向かった桐原と十文字。桐原は剣には慣れているが、十文字の十八番は、攻撃ではなく防御に徹しているが、今は与えられた武器で戦うしかないと思いながら得物を降った。そしたらさっきまでとは大違いにまるでバターを熱を与えたナイフのように綺麗に一刀両断されていく。

「何なんだこの切れ味は!さっき俺が使っていたのより、十倍いや百倍くらいの切れ味があるぜ!『危ない!』あ、ありがとうございます」

「沙紀さんが防御してくれなかったら今頃死んでいるぞ、桐原。それにしてもこれはよく斬れる刀よりも斬れるな。フン!」

「その調子ですよ。お二人さん。防御はこちらで任してください、今頃隊長も化けの皮を剥いだ者たちを粛清してますから」

言いながら桐原はスピード重視に自己加速術式を使いながら、十文字は向かってくるドウターを力強く切り倒していくのだった。そして数分後には、ここら辺にいるドウターの殲滅は完了。同時に倒されたドウター化する前の人間に戻ったのだった。生きてはいるけど切り倒された威力により、しばらくは意識を刈り取られたと沙紀から聞かされたらしいが、進むと同時にまた出てくるので得物を持つ二人と正確に狙い撃つ沙紀だった。

『隊長、裏口から侵入した私たちの前にもドウター化した者たちが立ち塞がっていました』

『こちらもだ。と言っても深雪が正体を暴いてくれたけどな』

俺達は、歩いていたが突如として、通信が入ってきた。どうやら裏口から潜入した沙紀からの通信だった。深雪はまだ展開中だったが、頭の装甲だけを解放させながら待ち伏せていたドウターをビーム・ウィップで叩いていたけど。

『こちらは倒したら人間の姿に戻りましたけど。そちらはどうなんです?』

『そうなのか。こっちは倒したら塵になったまま消えて行ったそうだが、おや、一応偵察機を残してきたが。どうやら人間に戻ったそうだ』

『やはり人間からドウター化になると元に戻るのですね。こちらも戦闘中なので、また通信します』

通信を切ったけど、あちらも活躍中のようだった。あと外も粗方片付いたようで、地上班は戦闘終了後にエリカとレオに武器を返してもらった。この武器はただの武器じゃないからな。地上班はゲートだけを見張っていろと通信で言っておいた。残りは奥にいる人間いやドウター化した人間たちだな。あちらは待ち伏せはあったようだが、こちらはなかったからもう残存している人間は最奥にいる部屋なのだろうと。この建物の中は既にスキャン済みだ、今頃はドウター化した人間が待ち伏せているのだろう。部屋に足を踏み入れると、飛んでくるのは銃弾ではなく空虚な笑い声と、不可思議な聴音だった。

「どうだい、魔法師?本物のキャスト・ジャミングは?」

俺らが使っている兵器も魔法で構築されているのだろうと勘違いをしているようだったけど、深雪のガーディダンサーがいつも通りに動くのを見て圧倒したのだった。何しろこの妨害電波となるのは、魔法を妨害するためと機械に命令を発するのを妨害している電波を発していたからだ。でも深雪と蒼太のビットやガーディダンサーはいつも通りに動くので驚いている最中だった。

あとはアンティナイトは産地が極めて限定された軍事物資となっている、旧アステカ帝国の一部、旧マヤ諸国地域の一部、チベットの中心部、スコットランド高地の一部、イラン高原の一部など。高山型古代文明の栄えた地にのみ、アンティナイトは産出する。最も創造した時点である物資でもあるけど。この大量に用意されたアンティナイトを見て呟いた。

「雇い(パトロン)はウクライナ・ベラルーシ再分離独立派。そのパトロンのスポンサーは大亜連合か。それと魔法師ではなく、超能力者兼軍人でもある」

動揺が伝わってきた、まあ俺らにとっては心底つまらないしこいつらは三流のようだった。テロリストなら、そのしょうもない動揺する暇でもあるのなら攻撃して来いとな。

「やれ!魔法が使えない魔法師など、ただのガキだ!」

「忘れては困るが、俺達は魔法師ではないことを。そしてお前ら全員がドウターであることを、深雪!」

「はい!姿を現しなさい!」

再度同じことをしたので、ここにいる司一以外の者は銃火器を持ったままドウター化となり、銃火器は腕に吸収されていった。それを合図に吸収されていった銃火器で撃って来るが、シールドビットで防いだあとに司一以外の者たちを俺の剣と深雪のガーディーダンサーで塵となっていく。それを見た司一は、さらに力を増していく。これは完全にドウターになるつもりらしいな。だが、それを許すはずもなく俺は斬り捨てた。と同時にドウター化した人間が元に戻り、司一も終わったと思いまた逃げようとすると、壁が切れていく。細かく煌めく金色の刃は恐らく沙紀が貸した量産型の聖剣エクスカリバーなのだろう。

「ひいぃっ!」

腰を抜かしたのか、それともドウターの力が無くなったのかという無様な姿となり壁から飛び退いた。壁が崩れてきて空いたところから出てきたのは、桐原先輩と沙紀だったけど。恐らく裏口からのを全て排除したらしいな。

「よぉ。コイツらをやったのは、お前か?」

「まあな。それにしても、俺の剣の量産型を使いこなすとはさすがと言いたいくらいだな」

「ああ。この剣には俺の想像以上の力が込められている気がするぜ、感謝するのはこの剣を貸してくれた沙紀さんだな。あとは貸し与えてくれた織斑兄にもな。ところでこいつは?」

怯えた顔で壁に張り付く男を、蔑みの目で桐原先輩は指した。

「そいつが、ブランシュのリーダー、司一です。なお先ほどドウター化しましたがもうその力はないようです」

「こいつが・・・・・?」

変化は一瞬であった。俺にとっては、普段通りの顔をしておくけど、普通の人ならたじろぐ桐原先輩の怒気が籠った身体から放射された。

「こいつか!壬生を誑かしやがったのは!」

「ひいぃぃぃぃぃ!」

憤怒の表情で詰め寄る桐原先輩に、窮鼠の力を振り絞りサイオンノイズが浴びせられるが残念ながら桐原先輩が持っている剣は、自前の刀ではなく俺の剣を量産化した剣であるから魔法剣とは違う。なので、効果がないのを知ったのか逃げようとする。

「テメエの所為で、壬生がぁぁ!」

「ぎゃああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

真剣そのものなので、腕を斬り落とした桐原先輩はトドメを差そうとしていたが、沙紀に止められてから俺は司一の腕を絶対零度のように凍らせたのだった。そして止血してから俺らの戦いは終わったが、あくまでこの中だけだが。俺達は外に出たあとに地上班がいた。そしてゲートがあるが、もう出て来なさそうだと言っていたので、俺はゲートを閉じさせようとした。

『闇より暗き深淵より出でし―其は、科学の光が落とす影!』

呪文を言いながら、重力球が出てきたと思ったらそれを圧縮してから放つ俺。それを見る深雪たちだったが、数分後になるとゲートを消滅させた。少し体力が無くなったが、少し休んでからレオたちがいるところに行った。どうやら桐原先輩と十文字会頭は沙紀に剣を返していたところだった。

「よお、織斑兄。あのゲートと言ったのを閉じたのか?」

「ああそうだ。あれは俺だけしか閉じる事ができないが、・・・・どうやら空中戦ではこちらに降りてくるドウターがいるそうだ」

「ホントですか、お兄様」

「じゃあまたさっきの剣、貸してくれない?」

「無理。大きさが違う」

言った数分後になったら、降りてきたドウターでありそれはゼットンと普段の大型ドウターが数体だった。大きさに驚くが、俺らは驚いていない。そしてこちらに向けて攻撃をしようとしてきたら、空中からの攻撃で回避した。それはインジャスとサバーニャだった。

「さてと、俺も倒しに行こうか。深雪たちはここにいてくれよ、これからあいつをぶっ倒しにいくから」

「ぶっ倒すって、どうやってだ?」

「まあ見れば分かるよ」

言いながらロストドライバーを腰に装着したあとに、俺はあるメモリを鳴らした。

「さてと、変身前に来いドライグ!」

そして小型ドラゴンだったのが、大きくなったのだった。

「『God Emperor』変身!God Emperor!」

鳴らしたあとにそれを倒してからの変身。それはかつて前回行った外史で使った簡易赤白龍神皇帝だ。今はヴァーリもいないからか、ドライバーで変身したのだった。そして巨大化になった一真を見たレオたち。

「一真君が巨大化になった!」

「おいおい。俺は夢でも見ているのか?一瞬にして巨大化になったぞ」

「これがお兄様のお力の一つです。この姿での名前は赤白龍神皇帝です」

「確かあのメモリが鳴ったときに、ゴッドエンペラーって言ったよな?その意味は神皇帝だったはず」

「あの姿になった織斑は神にでもなったつもりなのか?」

それぞれが感想を言っている合間に、地上班では戦闘終了したので廃工場にいるブランシュメンバーを拘束して次々と車の中に入れる。俺らが戦闘中にちょうど蒼い翼関連の軍事関連というか警察関連と繋がっている者たちが来て後始末をしていたところだった。そして俺は神皇帝専用の剣で、次々とメモリの力を使った。今回使ったメモリは、Blade、Luna、Heat、Railgunで、最終的にはBlack Steel Joker!MaximumDrive!で終わらせた。そして終わらせると同時に、他の数体いたドウターも葬り去ったあとに俺は変身解除した。 
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