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魔法科高校~黒衣の人間主神~

作者:黒鐡
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追憶編
  朝の鍛錬×作戦行動

昨日のパーティーは夜遅くまであった。貢をハリセンで叩いた光景を見た後、俺らは別荘に戻り寝たのは深夜だった。沖縄到着日、夕方まで遊んだ後のパーティーだったから皆も疲れたのだろう。遊びと仕事の半々だったからな。

早朝起きた俺は、ベッドから起き上がり顔を洗ってからいつもの鍛錬着を着て裏庭に出た。俺の中にいるドラゴン、ドライグとやっと起きたサマエルの小型ドラゴンとヒト型をしたティアを召喚。裏庭は誰にも見られないし、見られたとしても記憶を消すだけだ。

「おはよう相棒。久々に出すという事はこれから鍛錬か?」

「そのつもりだ。サマエルの運動の相手でもしたらどうだ?やっと起きたのだから」

「うん。僕はそのつもりだよ。あとはペルペルも呼んでほしいな」

「はいはい。ティアはどうする?」

「私も軽く鍛錬でもしようかしら」

ペルペルを召喚後、自由に飛び回るドライグ達だった。いつも通りのトレーニングをして、空間にある木刀を取り出す。これはただの木刀ではないが、擬態の力によるもんだ。拠点から使ってるから結構経つと思うし、素振りをしてるとティアに木刀を渡して剣劇を始めた。しばらくすると、後ろから気配を感じたので後ろを振り向いたら深夜、深雪、穂波さんがいた。

「俺達のを見ていたのか?」

「ええ、見事な剣劇ね。というか懐かしさを感じるわ」

「それはそうですよお母様。お母様は前外史では部下だったのですから。穂波さんは見るの初めてですよね?」

「そうですね。お嬢様や奥様と違って、私は前回の立ち位置として警視庁の知り合い刑事でした。こういうのは初めてですね、ドライグ達を見るのは懐かしさを感じます」

まあなと言ってから、また剣劇という舞をティアとやっていた。深夜も深雪も、今後の為として基礎トレーニングをしていた。深雪も深夜も歳は、外見では離れていてもほぼ同じ年齢くらいなのか動きに無駄がない。

全員の朝鍛錬を終わらせた後、各自でシャワーを浴びてから深夜と深雪と穂波さんは朝食の準備をしていた。フェルト達は朝食の時間に起きてたから、昨日は夜更かしでもしたのかと思った。この別荘にもHARで管理されていて自動調理機があるが、前にも言ったように機械で作るのは味気ないと俺を含めた4人が言うから、HARではなく自立支援型AIゼロが管理を行っている。

俺らの食事は手作りが多い、まあ俺が作るのは深夜や深雪の誕生日とかに作る。深夜のは知っているが深雪のはここでいうなら異世界から来たが、何月かは決まっていないが俺らの勘により誕生日会が行われる。

「うむ。やはり手作りは美味いな」

「そうだな。バラキエルが、妻の料理を食べて泣く程ではないが美味しいな」

「パパの言う通りですね。でもパパだって、たまにママの料理を食べると泣く癖にです」

「ミレイナ!それは言わない約束だろうが!」

「ははは。まあ僕もミーナの料理を食べたら、同じリアクションだと思うよ」

「作り甲斐がありましたね。お嬢様に奥様」

と三人はハイタッチをしていたけど、食事が終わる頃に穂波さんが今日の予定について聞いてきた。

「そういえば今日のご予定はどうされますか?」

「その事についてだが、話したい事がある。皆聞いてくれ。トレミーからの報告で、先程海中にて網がかかったと報告が入った」

「網?もしかして索敵システムですか?」

「まあな。一応俺らが楽しんでいる間に敵が来たらと思って仕掛けたら、沖縄付近に船籍不明の潜水艦がいるそうだ」

「船籍不明ですか。では私達はどう動きますか?」

「私は暑さが和らいだら、船で沖にでも出ようとしていたけど」

「船籍不明の潜水艦は、私達が気付いているという事は知っていますか?」

「あちらさんは知らんだろ。潜水艦での索敵は、限度があるが俺らの船に限度はないさ。あちらが来ないからこちらから動くとするが、クルーザーはゼロで変身させる。ここにいるトレミークルーは、船員となってくれ。一応資格は持っているだろ?」

と言ったらラッセ達は頷いた。ラッセはどんな乗り物でも乗りこなす事が出来るように、免許や資格を取らしたからだ。拠点で取得した各免許は、他外史でも使えるようにした。情報分析官であるフェルトとミレイナも、色々な免許や資格を持っている。戦艦とかでは分析官としてとか。

イアンやビリーは、技術師としての資格を取得してある。トレミークルーは、大企業蒼い翼所属の者として身分証明書である写真付きのを持たせている。作戦はこうだ。俺達は民間人として船を出しておいて観光気分とする。

その間に蒼太は、トレミーからガンダムを出して潜水艦が攻撃をしてきたら鹵獲をするよう指示を出した。俺らの船が攻撃されるまで海中にて、ステルス兼光学迷彩で動かないようにと。桜花と沙紀は俺らの船に乗るが、状況によっては鹵獲後に潜水艦から船員を捕獲する為にISを展開してもらう。

攻撃時はゼロが魚雷を撃ち落とすとの事だし、ゼロの装甲はVPSとEカーボン製でハイパーナノスキン装甲と切り替え可能。船はセーリングヨットにするので、ゼロにヨットのスキャンデータを送信。俺らが船で沖に出るまでは自由行動だが、一応との事で蒼太はトレミーに行かせてから乗る時間まで待機。 
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