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魔法科高校~黒衣の人間主神~

作者:黒鐡
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原作前~大漢崩壊~
  大漢壊滅

準備期間が終了した俺達は、月中基地支部から出発となった。今回の任務は大漢崩壊で、その為に今回の人員は百人前後。その内五十人前後が、既に地上班として動いているIS部隊と地上部隊。俺達はトレミー3番艦を大気圏突入後、大漢へ向かった。

俺達CBの破壊対象は、研究所・軍事基地・大漢政府関係者が住んでいる住居破壊に、大漢政府の重鎮を鎮圧。主力部隊は、俺達が開発した新型オートマトン部隊とIS部隊と行動する。ただし大漢にいる民間人は殺さずにする理由として、無実な民には攻撃しないのが条件だ。日本時間である朝の九時頃、全世界のテレビ局にリアルタイムでの映像を流した。その姿は会見時の姿でな。

『地球に住む全ての人類達に報告をしておきたい。我々はソレスタルビーイング。先週大漢を崩壊する為、宣戦布告とでも言っておきましょうか。この映像はリアルタイムで流れていますから、総司令官である私のメッセージが終わったと同時に大漢を滅ぼします。ただし、大漢に住んでいる民は攻撃対象ではありませんし、無駄な命を散らせる訳には参りません。我々の殲滅目標は、大漢政府と各軍事基地と最終目標地である崑崙方院本部を落とします。それでは大漢崩壊する瞬間を見て下さい』

リアルタイム放送後、各国の政府達は次は我々ではないか?と思い構えていた。俺達はトレミー3番艦を大気圏突入させてから、日本海の海上を通って大漢へ向かう。トレミー3番艦の大きさは元に戻してあるが、あの大きさだと地球が滅ぶ可能性があるからだ。

俺達の船を見たヘリに乗っている記者達は、空を飛ぶ船を撮影と同時にリポートしていた。大漢の軍事ヘリが攻撃していたが、GNフィールドをしなくてもその程度の攻撃は効く訳がない。トレミーが大漢突入時、MS隊を発進させた。五十機全てが発進して、各々の任務の為に各部隊は分かれて行動開始。

「全MS部隊に告ぐ。民間人が住む住居には攻撃するな。いいな?」

『了解!』

「地上部隊からトレミーへ。今攻撃を開始したとの報告がありましたが、相手は魔法師や銃火器を持った者達ばかりのようです。オートマトンのモードはどうされますか?」

「鎮圧用に設定し、決してキルモードにはするなと言っとけ。俺らの敵はあくまで大漢の政治家や軍隊だが、政府関係者も忘れずにな。フェルト」

「了解です。各MS部隊は予定ポイントに到着時、オートマトン専用コンテナを地上にばら撒いたとの事で鎮圧中だと報告がありました」

「予定時間まで余裕がある。俺達は大漢政府に向かい、トレミー3番艦の砲撃による粛清を開始する」

「了解です~」

「トレミー。予定ポイントまで0930に到着する」

大漢を攻撃している間の全テレビ局は、俺達が攻撃している所を映さないで報道をしていた。無論報道マンには攻撃するな、と命令してあるからな。例え大漢の報道マンでも悪いのは大漢政府。各国のテレビ局は大漢には入れないので、大漢にいる現地報道カメラマンや現地記者から情報収集をして各国のチャンネルを緊急ニュース扱いにした。

『先程ソレスタルビーイング総司令官のメッセージ終了後と同時刻に、攻撃を開始したソレスタルビーイング。有人機動兵器や無人機械殲滅機での攻撃してますが、我々報道記者には一切向けられません。こちらを見たとしてもですが、これは一体どういう事でしょうか?』

全テレビの放送にそう流されていたと同時に、全ての研究所はオートマトンとIS部隊で叩いた。大漢軍事施設は、MS部隊により壊滅状態なので全ての兵器を破壊後と残った軍関係者はIS部隊によるお掃除が開始された。

MSは量産機のジンクスⅣとブレイヴと部隊長機のワンオフで、建物破壊をビームライフルやビームサーベルでの破壊行為。トレミーでは大漢政府の建物に向けて砲撃を開始。GNキャノンやGNミサイルで全ての建物崩壊後、念の為にオートマトンを配備させてまだ残っている政府関係者がいないか捜索させた。

すると地下に作られたシェルターがあったので、IS部隊を向かわせた事によりシェルター内に首相らしき人物がいたので処分された。大亜細亜連合は大漢を救う為の派遣部隊を送ってきたが、すぐにお釈迦となって大亜細亜連合に送り返した。大漢崩壊後に、再び俺のメッセージを各国のテレビ局に送った。

『これを見るがいい全世界の諸君。大漢政府・軍事基地・研究所を全て我々ソレスタルビーイングが破壊したが、残ったのは無傷の民間人だけで残った場所は最終目標地である崑崙方院本部へ向かう。その時、またリアルタイムでの映像を流そうではないか。大漢が滅びる様を見るがいい。もう一つ言っておくが、我々の武力介入はこれで最後ではないと言っておく。我々はどこにも属さない組織だ、もし我々の敵となるのなら如何なる国家や組織でも滅ぼすとここに宣言しとく。では大漢の崑崙方院本部にいる魔法師達よ・・・・精々瞬殺されないように準備でもしておくんだな』

発言後のメッセージ送信終了と共に、トレミーは一時期的に高度一万フィートにて待機となった。任務を終わらせたIS部隊とMS部隊は、各軍事基地や政府関係の建物が破壊跡を付けてから帰還。そして今に至る事だが、格納庫に行って任務遂行させた部下達にトレミーで待機任務だった部下と共にドリンクや食べ物を配っていた。

「任務遂行した者達よ。お疲れさん。ゆっくり休んでくれ」

「我々は隊長の命に従ったまでです『それにもしこの中にスパイがいたら、この声は聞こえないでしょうね』久々に戦ったので疲れましたよ」

「お疲れさん『全員、この声が聞こえるのなら何か素振りをしてみせろ』深雪、皆に配給をしろ」

皆に配給後、この中に俺達以外の者がいたのでそいつを呼んでから射殺した。死体は消滅の魔力で塵と化し、発信器や盗聴器が付けられていないかチェック後に破壊してから本当の休憩を行った。俺は通信機で四葉家にいる深夜達に伝えると、もうテレビで見ていると言っていた。

四葉家の報復をしないで済んだから、感謝されたがまだこれからだとな。破壊活動をした為に、大漢政府と軍事基地に研究所にいた者達は数えられない程だったけど数にすると数千人から数万人殺した事になる。

そろそろ俺と深雪による、最後の審判をする時が来た。俺と深雪だけで片付ける事なので、カタパルトデッキに着いてから大天使化。最終目標地点である崑崙方院本部と言う要塞に、最後の砦とも言う場所に二人の神々しい者が現れた事に驚く魔法師。まるで神が降臨したかのようだが、その姿を全世界のテレビ局に送った。

『我の名は創造神黒鐵。そして隣にいるのは、我の娘である女神雪音。我らは一人の少女を誘拐し、人体実験しようとした事に我らは非常に怒りを覚えている。なので我らだけで、崑崙方院本部にいる魔法師を殲滅しに来た。まずは前菜として受け取るがいい』

発言した矢先に、我らの目の前にあった強固の扉が一瞬にして崩壊した。今のは光と闇の破壊光線だ。我らは進むと同時に、映像を切った後正門にいた魔法師を瞬殺されて、魔法師や事前に避難していた研究者と権力者達がいるポイントに向かう途中で監視カメラを発見。

『お、監視カメラを発見したから実験してみるか。死神の刃を改良した死神の眼をな』

『私の魔法を改良したとは、流石は一真さんですな』

我らを見ていた者達に幻術を見せたら、一瞬にして頸が無くなっている現象が起こり首を押さえた全員はホッと一息をした。四葉家の研究テーマは『精神干渉魔法を利用した精神改造による魔法能力の付与・向上』だ。そして我がやったのはそれと同じ事をしたまで。

第四研は、精神干渉系統の異能を集めたと聞く。他人の人格を丸々作り変える本物の異能者もいれば、陽炎のような幻影を見せる事しか出来ない者もいる。それらの精神干渉能力者の異能を強化・淘汰、その能力を以て素体となった魔法師の魔法演算領域を直接改造する。それが第四研の採用した魔法師だ。

今回、四葉家専属魔法師を犠牲なくして出来たのは我らのお蔭と言っていい程だ。結果的に生み出された『四葉』は二つの系統の魔法師を内包した。一つは生まれながらに精神干渉系の異能を強化者で、もう一つは強力で歪な魔法演算領域を備えて生まれた者。二つの系統が並立をし、混ざり合い『四葉』を形成される。

血を分けた肉親同士でも、この二つの性質はランダムに現れる。深夜は前者の特徴を色濃く受け継いで『精神構造干渉』と言う深夜だけの精神干渉魔法を操り、真夜は後者の典型として精神干渉系統の能力を持たない代わりに極めて特殊な魔法を生まれながらに修得している。と殲滅中の我らに、脳量子波で現当主が説明をしていた。

「本来ここに攻め入る四葉家の三人が披露するはずが、我らが代わりにやるとはな。精神干渉系統魔法を使わないが、せっかくだしここで実験してみるとするか」

『人間の認識を固定魔法によって、五感による認識を媒体させた事で「状態維持されている」と固定概念を植え付ける。接続時間は本来九分間で、織斑総司令官が隠れたとしても動いていないと認識されるのでしたか?』

「正確には我を見た視覚情報を媒体にし、魔法によってそこの遮蔽物から動いていないと言う事に疑わないようだ。仮に物陰から堂々と出てきたとしても、その魔法によって我がそこに隠れていると思い込んだままとなるからだ。警報が派手に鳴っていたとしても、正々堂々と行くし死神達が頸を刈り取っているさ」

『もう一つは相手の意思支配魔法で、本来だと最長一分で対象人数は最大七人で効果範囲は最大で十二メートル。自傷を命じる事が出来ずに、己を上回る魔法干渉力が無い限り効果は薄いと言う制約はあります』

「それについても知っているが、術中に落ちれば相手は術者の命しか聞けない状態となる。命令はサイオン波で概念送信される為、例え分厚い壁や言語の壁があったとしても問題ない。本来の接続時間は数十秒から一分となり、一つの命令執行する事が出来る魔法に関して日本以外にも確認されている。確か呼び名として『ワン・コマンド』で、要塞化された研究所を簡単に侵入出来てしまう」

我とフェルトで会話をしながら直進するが、警備員排除しながら進むと目の前に分厚い隔壁が降ろされていた。女神雪音は実験として、滅を使ってみると消滅させた事により管制室到着となった。銃撃戦となったが、大天使化による神化となっているので当たらない。

大天使化による神の守護結界がある為、どんな攻撃されようとも全て跳ね返す力を持っているので、銃撃をした敵に跳ね返り滅殺。ライフルビットやソードビットで使用不能後、近づく者達には自然発火現象により燃え上がって怖がる者達。

「ようやく一番奥に辿り着いたようだが、本当の死神の眼をやってみるとしようか」

「例え壁があっても全てを見通す目をお持ちのお父様、我らの技術によりスキャン後の建造物データを見れば一番奥にいる者を確認出来ます。デスサイズによって、本当の死を見せた方が宜しいかと」

相手の精神に強力な『死』のイメージを与える魔法で『死』のイメージを与えられた者は、そのイメージシンボルを実際に見る事で、何倍にも増幅されて肉体に作用して死に至る。敵を直接会う事が必要だが、今回は必要性がなかったようだ。我は一番奥にいる者達の排除、雪音は残存部隊がいるのであれば破滅させる。ここに近付く部隊はトレミーの指示にて排除。

崑崙方院本部にいた者達を全滅させたのは、我達が撤退後に大亜細亜連合の部隊が突入した。そうしたら見事に殲滅されていたので、大漢は壊滅したと同時に大亜細亜連合に吸収となった。撤退後、俺らは一国を崩壊した組織であるが犯罪組織として国際的に指名手配されなかった。中華大陸による現代魔法の研究成果を全て破壊し尽したCBの完璧過ぎる勝利は、歴史に残る程の事件であり歴史に刻まれた。 
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