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仮面ライダーディケイド 〜覇者の帝具〜

作者:カツゲン
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合流

レオーネと出会った翌日の昼、
士達は、帝都から遠く離れた所にある
ナイトレイドのアジトへ来ていた

朝からレオーネが写真館まで来て、
連れてこられたのだ

来たメンバーは
士、大樹、ユウスケの三人
夏海は「おじいちゃんに何かあってはいけないので」
と言って、キバーラと共に残っていた

「ここがお前らのアジトか…中々広いな」
「そうだろ?今からこの施設の案内をする
お前達の部屋も含めてな
その後は、ボスの元でみんなと顔合わせだ」
「どんな人がいるか楽しみです」
「僕は帝具というものに興味があるね」

皆思い思いのことを口にする




アジトを一通り案内された後に
士達は大きな広間のような所に連れてこられた
すでに数人がその場にいた

「私が、ナイトレイドボスのナジェンダだ」

大きめの椅子に座っていた銀髪の女性が言う

「俺は門矢士
こいつは小野寺ユウスケで、
こいつは海東大樹だ」

自分の自己紹介と同時に
残り二人の紹介も済ませる

「うむ、大体の話は聞いている
特に士、君の力はとても興味深い
ここで少し見せてくれないか」
「わかった」

士はベルトを装着し、カードを取る

「変身!」

【カメンライド ディケイド】

「なるほど、聞いていた通りか
やはりそれは鎧型の帝具なのか?」
「いや、帝具というか…」

士が話そうとした時に
ユウスケが肩を叩いた

(もう、帝具ってことでいいんじゃない?
説明もめんどくさいし…)
(…そうだな、わかった)
「まあ、そんなとこだ」
「どんな名前だ?」
「え」

士は一瞬戸惑う
レオーネの話を聞いていた限り
どうやら、帝具には四字熟語のようなものがついていた
急いで頭を働かせる

「これは…は、破壊首領ディケイドライバーだ」

今までの旅からそれっぽい単語を並べる

「だっさ」

ピンクの髪の少女が呟く
一瞬ブラストでも発動させようかと思ったが
なんとかおさえる

「その姿からまた別の姿にもかわれるんだろう?
どのくらい種類があるんだ?」
「ざっと…7、80はいるはずだ
どんどん増えていくけどな」
「そんなにか!素晴らしい!
ところで…君たち二人の能力に関しては何も聞いてないな
教えてくれないか?」

ナジェンダが
大樹とユウスケの方に問う

「いいですよ」
「構わない」

二人とも答える

「なんなら外で実践形式で
やった方がいいんじゃないか?」

緑の髪の男が言う

「確かにそれがいいかもな」

変身を解除した士が
ユウスケと大樹を見ながら言う

「いい考えだ
では、訓練場へと向かうとしよう
その前にメンバー紹介だ」

ナジェンダが立ち上がり、それぞれのメンバーを示しながらいう

「こいつはマイン
凄腕のスナイパーだ」
「よろしく」

先ほどのピンク髪の少女が愛想がない声で
あいさつをする

「こいつはラバック
手先が器用で、糸の帝具を使う」
「よろしくな!ラバって呼んでくれ!」

緑の髪の男がマインとは対象的なあいさつをする

「レオーネはもう知ってるからいいだろう
次に…アカメだ」
「よろしく頼む」

一番まともそうな黒髪の少女だと士は感じる

「で、こいつがタツミだ
こいつも鎧型の帝具を使う」
「よろしくな!男手が増えて嬉しいぜ!」
「あと二人いるんだが、帝都に調査に行っている
戻ってきたら紹介しよう
では…訓練場へ行こう」

そう言ってナジェンダは全員を率いて部屋を出た











 
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