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千年の魂.

作者:風雅 迅
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第1シーズン 〜千年の謎〜
第五章 【終わりとは、新たな初まり】
  師

 
前書き
今回、最終決戦前の過去編スペシャル
少しいつもより長いです。 

 
カイン「やっと起きたか兵長‼︎」

カインは、やれやれと言う顔でホッとしている
兵長は、家を壊された怒りで大荒れした後、疲れて寝たきりになっていた兵長がおきたのは、あれから3日過ぎてのことだった

兵長「ここは、、、」

兵長は、しばらく寝たきりだったせいで頭がぼ〜っとしている
だが、流石幾つもの修羅場を潜り抜けただけあり、すぐに状況を思い出した

兵長「そうか、、、俺は、あのまま寝てたのか」

カインは、立ち上がりキッチンで何やら食べ物を作っていた、料理をしながらカインは、これまでのことを説明した

カイン「そう、兵長は、あの時倒れて寝たまんまだったよ、兵長はあの時、戦闘機を全部追い払ったよな?」

カインは、兵長が頷くのを待ち、兵長が頷くのを確認してから続きをはなす

カイン「でも、追い払った奴ら、あの後応援を連れて帰って来やがってな、そりゃ多いのなんの、死ぬかと思ったよ、でもその時、空に、浮いてる人間が現れて戦闘機を全て破壊しちまったんだ」

兵長は、自分が今までに聞いたことの無い情報を聞いて混乱している
混乱しているせいでつい言葉がもれる

兵長「空に浮いてる人間?」

迅「おそらくそいつは、ソウルナイトって奴だ」

突然、迅がドアを開けて入ってきた、仮にもカインの家に、ノック無しで。ついには、まるでマイホームのように、ソファに飛び込み肩肘をついて寝ている。そんな、迅を見て、少しムカついた感じにカインは、迅に言った

カイン「ここ、俺の家なんだけど、、、」

迅は、カインのその言葉に聞く耳を持たなかった、そのせいでカインの怒りはMAXになったそして、大声を出して言った

カイン「ぶっ殺してやろうか⁉︎」
兵長「うるせぇ、今は、空飛ぶ人間だろ」

カインは、兵長に黙らされてしまった、兵長は怒るとめちゃくちゃ怖いので、カインは、一瞬で静まり返り後ずさりをして、迅の座るソファに腰を下ろした

兵長「で?迅、そのソウルなんとかってのは一体何なんだ?」

兵長は、真剣な顔で迅に尋ねる、迅は、頷きソウルナイトについて説明を始めた

迅「ソウルナイトだよ、ソウルナイトってのは、俺も詳しくは、知らねぇんだが、いろいろな不思議な能力が使えるらしい」

それを聞くとカインは、笑いながら言った、冗談なのかもわからない感じに

カイン「そんな面白そうなやつ戦ってみてえな」

そんなカインを馬鹿にするかのように迅が説明を続ける

迅「噂に、よるとソウルナイトってのは、基礎的運動能力も、人間より遥かに高いらしい、つまり、人間じゃ勝つ可能性は、ほとんどないな」

カインは、その説明のせいで黙り込む、カインは、馬鹿だがプライドが高い、自分が敵わない奴が、師である兵長以外にいるのが許せないのである
少しの間沈黙が流れた、その沈黙を破ったのは、最悪の事態であった

ガチャ

カイン「ん?今のって戸の音だよな」

カインが、不思議そうな顔をして戸の方を振り向く、そこには、大量の兵士といかにも偉そうなおっさんが立っていた
迅とカインは、構えて言った

迅「なんだお前ら!」
カイン「知り合いならともかく、知らねぇ奴の不法侵入は、許されねぇぞ!」

偉そうなおっさんは、悪い笑みを浮かべながら兵長に向かって言った

偉そうなおっさん「うるさいガキ共だな、風刹よ、おっとこの名でよんじゃいけねぇんだったな」

カインと迅は、驚いて兵長の方を見た
カインと迅ですら、事情があると言って知らなかった兵長の本当の名前を知っているのだから
兵長は、自分を驚いた顔で見る迅とカインに微笑むと、立ち上がり

風刹(兵長)「見つかったのなら仕方ない、、、おとなしくしよう、しかし、条件がある、こいつらには、手を出すな、こいつらは、本当に何も知らない」

おっさんは、少し考えると

おっさん「本当におとなしくなったものだな、《狂気の風刹》と言われてたのは、いつの事やら、、、、まぁいいだろう、俺も鬼じゃない、ガキ共は、無視しといてやろう、ガキの2人ぐらいなんの障害でもない」

迅とカインは、何が起こっているか理解できない
迅が、おっさんに連れて行かれる兵長を呼び止め尋ねる

迅「兵長!どう言うことだ!全然わかんねぇよ、俺らに秘密にするなんて何があるんだよ!」

しかし、兵長は、迅を見て微笑むだけで何も言わない
兵長は、外にあった飛行機に乗せられた
そして、飛行機が飛び立とうとしたとき

ドゴオォォォォォォォォォォオォォオオオオン!!!!

カイン「兵長は、、、、渡さねぇ‼︎」

カインだった、カインは、右肩にロケットランチャー、左手には、ショットガンを持ち、腰には、グレネードを六つ装備している
それを、見て兵長は

兵長「やめろ!カイン、そんなことしたら!」
おっさん「お前は、黙ってろ」

そう言っておっさんは、兵長を飛行機に押し込む、先ほどの爆発は、飛行機の片足にあたり、飛行機は斜めになっている
おっさんは、飛行機から降りると、部下の兵士たちに指示をした
もちろん、カインを処分するように

おっさん「殺れ」
兵士たち「理解‼︎」

するとカインは、一瞬でマシンガンを構えた兵士10人に囲まれてしまった、カインは、逃げ出したいが、逃げ場がない

おっさん「終わりだ若僧」
兵長「カイン‼︎」

ババババババババババン‼︎

銃撃が響き渡った、しかし、カインは、倒れていない
カインは、ゆっくり目を開け後ろを見ると、

迅「ったく、むちゃしやがる、兵長助けんなら俺も混ぜろよ」

迅が、麻酔銃を構えていた、兵長が、いつも使っていた麻酔銃だ
先ほどの、迅の連射で兵士たちは、全員寝てしまっている、おっさんは、飛行機から降りると迅に向かって

おっさん「いい腕だな、是非うちに欲しいな、どうだ?手を組まないか?」

そんな、ことを言われて迅が仲間になるはずがない
カインと迅の目つきは、怒り狂っていた

迅「断るのぐらいわかるだろ」

すると、おっさんは、笑いだし
迅達を見て言った

おっさん「はははは、ならばガキ共よどうするのだ?」

迅と、カインは、剣を構え

迅&カイン「こうするさ‼︎‼︎」

と言っておっさんに切りかかった
しかし、

ガシン‼︎

おっさん「そんなものかガキ共‼︎」

おっさんは、2人の剣を、片手ずつで取り2人を投げ飛ばし、投げ飛ばしたところに、グレネードを投げ込んだ

ドゴオオォォォォォォォォォォォォォォオオン‼︎‼︎

グレネードは、迅たちを巻き込み爆発した
迅たちは、地面に倒れている、

おっさん「ふっ所詮ガキだな、まぁいいだろう、こっちの麻酔銃使いは、なかなか腕がたつ連れて行くとしよう」

そう言っておっさんは、迅を飛行機に投げ込む、
それを見たカインは、

カイン「てめぇ、俺は、なぜ連れて行かない」

おっさんは、カインを見下ろし言った。ゴミをみるかのように

おっさん「連れて行く?ははっ、笑わせてくれる、うちだって戦争が長引いて、食料が足りなくなっているんだ、意味無く弱い奴を迎えるわけには、いかねぇんだよ、分かったか、ザコ」

カインは、それを聞き、自分の動かない身体にムカつきながら、おっさんに言った

カイン「てめぇ、、、、いつか、、ぶっ殺す‼︎」

おっさんは、その言葉だけ聞き、飛行機に乗り込み、飛行機を発射させた
カインは、一人さみしく、自分の弱さを恨んでいた

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

人間迅「そのあと、おれは、この塔の守り役に就任した、そして、確信は、ないが兵長は、死刑にされたと聞いたよ」

人間迅は、悲しみに耐えるようにかたり終えた
それを、聞いた迅は

迅「そんなことがあったのか、俺は、転生するときの事故でほとんど記憶が飛んじまったからな、、、」

そこに、儻矢が補足を入れる

儻矢「おそらく、ソウルナイトの方のカインもその記憶は、無いのかもしれない、もしあったのならあんな穏やかな訳ない」

迅は、心の中で思った

迅《決して穏やかでは、なかったのでは、、、、》

人間迅が、目つきを真剣にして人間カインに言った

人間迅「とにかく、再び会えたのは、奇跡だ、
あれから俺達は、強くなった、一緒に奴を殺ろう」

人間カインは、静かに頷く
それを、見た儻矢が、先導をする

儻矢「よっしゃ、ならば、目指すところは、全員屋上、この上だ。
覚悟は、いいな?行くぞ!」
みんな「おおう‼︎」

そうやって、気持ちを一つにし、最後の階段を上がって行った

迅「待ってろ、コックローチ‼︎今度こそ‼︎跡形も無くしてやる‼︎」 
 

 
後書き
迅とカインの過去が明らかになり、迅は、戦争に対する怒り、恨みと同時に未来への希望
を持ち先に進む‼︎

次回、戦火の中の闇 
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