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東方仮面果物劇

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プロローグ・負けた結末

戦っていた、仲間だった奴………いや、ただあいつは、間違った道に進んだだけなんだ
今まで誰の手も借りずに強くなっていったあいつは
世界を滅ぼして、弱者が虐げられない世界を作ろうとした
それは俺も同じだった
だけど、違う生き方を歩んでしまった俺達は後には退けなくなっていた
あいつが………戒斗が、世界を滅ぼすのなら、俺は全力で止めるつもりだった

戒斗『うぁぁぁぁぁ!』
あいつが武器のデカい剣を振り下ろす

紘太『ふっ!』

それを腕で防ぐ
そしてそのまま立ち上がり腕を振り下ろして武器を破壊しようと―――

戒斗『うぉぉぉぉ!』

紘太『なっ!?』

する直前に、戒斗は『俺に殴りかかり吹き飛ばした』

紘太『ぐぁっ!』

そして、ジャンプして武器を俺に突き立てた

紘太『が………あ………』

戒斗『はぁ………はぁ………はぁっ!』

紘太『がっ!』

更に突き立てる
そして、俺の変身はとかれ、生身に戻る

戒斗『………俺の勝ちだ、葛葉』

紘太『戒………斗………!』

戒斗『確かに、貴様は強かった
…………だが、俺の方が強かった
俺の……世界への憎しみがな』

紘太『くそ………くそ………!』

勝てなかった
守れなかった
そんな気持ちが俺の中で膨らんでいった
けど、そんな俺の感情ごと………命は燃え尽きて、消えていった―――










―――背中に冷たさを感じる
俺は死んだのか?
けど、何か妙に体の感覚があるって言うか―――

紘太「ん………?俺は………ってか此処はどこだ?」

目を開ければ、そこは階段だった
………やけに、長いが………下も上も見えないな……一体何段あるんだ?
それに俺は死んだんじゃなかったのか?

紘太「ん………あれ、鞄か………中には………」

傍らに俺の鞄が置いてあった
中をしらべてみて入っていたのは―――

紘太「ドライバー………それにロックシードも全部入ってる……?」

どういう事だ?
あの時、持ってなかったスイカまであるぞ?

紘太「まぁ………ないにこした事はないか」

それに此処が天国………いや、地獄かもしれないが………どちらにしても味気がないな
とりあえず―――

紘太「進むか……」

此処がどこなのか、そして、俺はどうなったかを確かめに俺はその果てしない階段を上ることにした




それがとても長い、俺の新たなるステージの始まりだという事はまだ、知る由もなかった……… 
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