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ハイスクールDxD  ~最強の兵士~

作者:みやとし
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旧校舎のディアボロス
一章
  第三話  オカルト研究部入部です!

堕天使に襲われた翌日の午前4時。俺はいつもより早く起床した理由は新しく会得した悪魔の力を試してみようと思ったからである。

「少し早いがそろそろ「ぽよん♪」ぽよん?」

その感触は柔らかくだが弾力がありほんのり暖かいそんな感触だった。

「おい、イグニ起きろ」
「なんですかマスター?ふぁ~あ」
「この感触は女性の胸の感触だ。しかもこの魔力の波動はリアス・グレモリー……」
「そのようですね。でもなぜ彼女がここに?」
「分からん。だが起こすととても面倒くさそうなので起こさずに行こう」

こうして俺はリアス・グレモリーを起こすことなく着替えを済ませ家を出て近所の公園に行くことにした。

     ◇―――――――――◇

「イグニ、ここら辺に人の気配はないな?」
「オールグリーン、周囲一km範囲に人間、悪魔、天使、堕天使の反応有りません。それでは早速始めましょう」
「そうだな!」

俺は掛け声をあげると自分の両手首に付けてある2つのリストバンド、Tシャツ、靴下に靴の重さを平均500kgまで上げた。もちろんリストバンドは片方500kgである。

「取り敢えずマスター、そこまでが以前の身体の限界でしたがどうですか?」
「まだ上げらせるが今はこの重さでいこう。一週間たてば慣れるだろうから一週間後100kg上げてみる」
「了解しました。それでロードワーク往復100km制限時間は一時間!能力使用禁止デスマッチよ~いスタート!」

~一時間後~

俺は先ほどの公園に戻ってきた。

「ぜぇ~は~ぜぇ~は~………死ぬわ‼」
「またまた~マスターが死ぬはずないじゃないですか~というかマスターの場合死にたくても死ねないじゃないですか~」

この駄石は…………!

「まあまあ、それでは気を取り直して筋トレ各百回ずつといきましょう♪」
「分かってるて~のこのやろう‼」

そして今朝のトレーニングが終わり家に戻った。

「イグニ登校まであとどれくらいだ?」
「あと二時間半で過ぎると遅刻になります」
「ならさっさとやることやっちまうか」

俺は朝食を作る前に黒歌の部屋によった。

「少しいいか黒歌」
「どうぞにゃ~主様。ふあ~あ」

黒歌の部屋に入ると白い着物の様な寝巻が着くずれした黒歌が居た。黒歌は眠そうに目を擦りながらこちらを見ていた。どうでもいい事だが黒歌のその恰好が正直言ってエロい。

「どうかしたかにゃ主様、学校までまだ時間はあるにゃよ?もしかして時間の合間で私の純潔を取りに来たのかにゃあ?良いにゃよ私はいつでも準備ok…………」

ゴツン!

「い、痛いにゃ~殴らなくても良いではにゃいか主様」
「だまらっしゃい。……はぁ~なあ良い本題に進むがお前もこの家にリアス・グレモリーが居ることは分かってるか?」
「もちろんにゃ、で私はどうすれば良いのかにゃ~主様?」
「取り敢えずしばらくの間は俺の力で姿を変えてもらう」
「了解にゃあ!」

黒歌の了解を得たところで俺は意識を集中した。すると俺の体からオーラの様な者が滲み出てきた。

Blowup(ブロウアップ)応用系Paint(ペイント)魔法の絵筆(ストレンガ―カラーリング)!」

そう叫ぶと黒歌は猫又の姿から全く別人の可愛らしい日本人の姿になった。その姿は髪は赤くだが瞳は黒い、胸はまぁ以前より少しというかワンカップくらい小さくなった。

「またこのカガミ・マナとかいう女の姿かにゃ主様」
「お前も嫌いじゃないから別に構わないだろ。あとそれからもし部屋から出ることがあっても家からは出るなよ。取り敢えずお前は人見知りの激しい引きこもりの妹っていう設定だから苗字も火神(かがみ)じゃなくて光瀬な」
「しかもキャラ設定も追加で、ものすっごいブラコンな美少女妹ですねマスター。ぷぷぷ」
「まあ分かったにゃ」
「じゃあ俺は朝食の用意してくるから」

俺は数十分で朝食を作り終えリアス・グレモリーが何故か寝ている俺の部屋へと向かった。

「グレモリー先輩起きてください。グレモリー先輩!」

寝ているリアス・グレモリーを揺らすと彼女は欠伸をつき起き上がった。

「あら、おはよう光瀬悟志くん」
「おはようございますリアス・グレモリー先輩。で、なんで貴女が俺の部屋で寝ているんですか!しかも裸で!」
「別に良いじゃない。ここで寝てたのは新しい下僕と親睦を深めようと思って、それで私が裸なのは単に私は裸じゃないと眠れないのよ」

なぜだろう………この人が俺の主だと思うと非常に先行きが不安な気がする。

「まあ良いですけど。それじゃあグレモリー先輩………」
「リアスよ」
「はい?」
「私のことはリアスと呼びなさい。もう私たちは赤の他人ではないのだから。それと貴方のこともサトシと呼ぶから」
「っ……はぁ~それでは改めてリアス先輩朝食の用意が出来ているので着替え終わったら早くリビングに来てくださいね。ごはんが冷めてしまうので」

そう言って俺は部屋の扉を閉めた。しばらくすると駒王学園の制服を着たリアス先輩が降りてきた。ちなみに俺の部屋は二階で黒歌は一階の部屋である。最初は嫌がっていたが黒歌が一階なら何かと便利なので(主に黒歌が逃げる時に)何とか説得し一階に居てもらっている。たまに俺の部屋に夜這いに来るが別に叱ってはいないやることはやっているが……

「改めておはようサトシ、そしてこれからよろしくね」
「こちらこそよろしくお願いします。リアス先輩」

そして俺らは朝食をとり終えると少し俺の身内の話になった。

「そういえばサトシにはご両親はいないの?他のご家族の方は?」
「両親は共に俺が小学生の時に事故で死にました。妹が一人いますがあいつは極度の人見知りなんです。それに昔酷い虐めにあって家族以外を信じられなくなって部屋に引きこもっているんです。先輩、変な気だけは起こさないで下さいよ下手をしたらあいつは俺すら信じられなくなってしまいます」

するとリアス先輩は「分かったわ」とだけ言い立ち上がった。正直少し罪悪感はあった、だがこうしなければ黒歌が消されてしまう。まぁやろうと思えば世界を相手にできるがそういう訳にもいかない。あ、別に男女関係で大事とかそんなのではなく家族としてでの大事という話である。まぁもちろん黒歌のことは一人の女としても好きではあるがな。

「マナ、俺はこれから学校行ってくるからな。朝食はテーブルの上に昼食は冷蔵庫の中に入れておくから適当な時間になったら食べろよ。それじゃあ行ってくる」

俺は取り敢えずマナ(黒歌)に声をかけリアス先輩と学校に登校した。
まぁ登校道では予想通りの反応だ。まぁ予想していない声もあった。

「くっそう~光瀬の奴~」
「リアスお姉様良いなぁ~光瀬くんと一緒に登校出来て~」
「意外とあの二人お似合いかも………」

などなど、まぁ俺は気にしてはいないがな。そのあと学校に入るとリアス先輩が放課後使いを送ると言って自分の教室に帰って行った。
その後なぜか逆恨みした松田と元浜から殴られそうになったが普通に一発も喰らわずによけ自分のクラスに入って行った。

~放課後~

放課後になり俺はリアス先輩の使いを待っていた。

「なぁ光瀬、俺たち親友だよな」
「悪いが俺には逆恨みで他人を殴るやつはいない。それに今日は用事があるからお前らとは付き合えない」
「今朝は悪かったって、でもなんだよ用事って?」
「リアス先輩にちょっと呼ばれててな、たぶんそろそろ迎えが……」

するといきなりドアの方から「「「「「「「きゃ~!!!!!」」」」」」」という女子たちの黄色い声援が聞こえてきた。よく見るとそこには成績優秀スポーツ万能でイケメンという女子にモテる為に生まれてきたともいえる木場祐斗(きばゆうと)だった。

「君が光瀬悟志くんだね?」
「ああ、そうだ。そういうお前は木場優斗だな?」
「うん。リアス部長の使いできたんだ、来てくれるね?」
「ああ、分かってるよ。そういう訳だから松田、元浜また明日な」

そう言って俺らはクラスを後にした。
しばらく校内を歩いていると目の前に旧校舎が見えてきた。予想通りリアス先輩はここで何かしらの活動をしているらしい。
校舎内を歩いているとある程度大きな扉がありそこを開けると一つの部屋があった。そこに居たのは真っ白な短髪の髪で胸はちっぱいで少し不愛想な顔でパンを食べている女の子いいや女の子は失礼だな。女性がソファーに座っていた。彼女は昨日リアス先輩と一緒に居た確か……塔城小猫(とうじょうこねこ)さん。すると、となりから水の音が聞こえてきた。どうやらここにはシャワー室もあるらしい。そこから二人の女性の声が聞こえた。一人はリアス先輩もう一人は分からないがすぐにそのもう一人が現れた。その女性は小猫さんとは大きく違いとても長い黒髪ポニーテールの姫島明朱乃(ひめじまあけの)さん。リアス先輩と同じくらい大きな胸いくつあるのか正直気になるが男として自重しよう。
しばらく待っているとシャワー室からリアス先輩が出てきた。何でも服装も何もかもが昨日のままだったためシャワーを浴びていたらしい。
リアス先輩がシャワー室から出てきたところで全員がソファーに腰を落とした。

「それでは改めて私はオカルト研究部部長リアス・グレモリーよ。光瀬悟志くん貴方を歓迎するわ」
「私は副部長を勤めている三年の姫島朱乃です。どうぞよろしく」
「塔城小猫です。一年ですよろしくお願いしますサトシ先輩」
「僕は二年の木場優斗よろしくねサトシ君」
「俺は光瀬悟志です。改めてよろしく」

一通り自己紹介が終わったところでリアス先輩は俺の方を向き直した。

「それじゃあ、どちらから先に質問するのかしら?貴方は一通りはこちら側のことを知っているみたいだけど」
「そうですね、でしたら先輩側からどうぞ。そうしてくれたらこちらとしても無駄な問いかけに応えなくて済みそうですし」
「そう、だったら単刀直入に聞くは。貴方は一体何者?貴方が悪魔に転生する前から貴方はただの人間ではなかったわよね?」
「その通りです。俺はもとから人間ではありません。俺は異世界から来た「神さま」ですから」

俺がそう言うと俺以外の全員がキョトンとしている。リアス先輩が「どういうこと?」と当然の質問をしてきたので俺はすかさず答えた。

「言葉通りの意味です。と言ってもこの世界に居る聖書の神とはまた違う存在であり、俺自身は異世界から来た神。あと木場と同じもとは人間です」
「「「「!!!」」」」」

俺がもとは人間だと言うとまあ予想通り皆さん驚いていた。

「それは一体……」
「こちらも言葉通りですよリアス先輩。俺は人間から人間の姿をしたまま神になりました。皆さんは悪魔や天使、人間はどうやって出来たと思いますか?」

みんなは少し考えているが当たり前の答えしか出ず俺が続けた。

「では一番最初に生まれた天使や悪魔、生物は?人間の中には様々な化学現象で生物が誕生したという奴もいるが化学現象で人間が出来ると思いますか?答えは〈NO〉です。すべては創造の神が生み出したものです。もちろん今の発展もとは言いませんが全ての最初の種くらいが神が生み出したものです」
「まさかそれが君だというのかい?」
「違うよ木場。俺はあくまでも二代目、俺の居た世界に初代が居たがいろいろあって俺がその後を引き継ぎとある人間の願いにより俺はすべての世界の他種族の戦争やいざこざを解決する使命を背負って今は行動している」

そう話すと四人は何も言わなかったいいや言えなかったが正しい。当たり前だこんな突拍子もない話を聞かされて「はいそうですか」と納得できる奴はそういない。だからこの状況になるのは当たり前である。
だが数十秒後この沈黙を破ったのはやはりリアス先輩だった。

「考えてもらちがないから今はそういことにしておきましょ。それで昨日貴方が堕天使の光の槍を防いでみせたあの花の様な盾は何なのかしら?」
熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)。それがあの盾の名前、この盾はトロイア戦争の大英雄が唯一投擲を防いだと言われる盾です。俺には異世界にその様な様々な伝説上の武器、主に剣をの大半を投影出来る力を持っている友人が居ましてねその人の技を真似ただけですよ。そしてその力とは魔術。まぁざっくり言うとこの部活が研究している内容みたいなものですよ、少し違うとしたら魔術回路という魔術師が魔術を使うための力を持って居ることですね。まあ俺は持っていませんが俺自身の力によって無理矢理投影している感じですかね」
「それでその力というのは何かしら?」
「自分の生命力つまり寿命を削って使う力、魂解放(スピリット)という名で俺たちの世界では言っています。この力は自分の寿命を使い様々な事が出来ますが、寿命を使い切ると死にます。まあ俺の場合は魔章石(ましょうせき)という永久延命供給装置の様な物が俺の中にあるため死にませんがそれが俺の力の正体です」

そうこれが俺の力の正体だ。 
 

 
後書き
取り敢えず長いので一旦きります
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