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戦え!!正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー

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第二話 大角少佐!!柔の道の奥義を見よ!その十二

「おい、何だよ俺達の人気!」
「酷いにも程があるだろ!」
「何処ぞのボクサー一家より嫌われてるぞ!」
「大阪の恥って言われてるな!」
「あの猿みたいな顔のな!」
「やたらガラの悪い自称カリスマ一家のな!」
 その彼等の様だというのだ。
「というか俺達世界規模で嫌われてるな」
「俺達が何をしたってんだよ」
「日帝衆の野望から日本を守ってるんだぞ」
「それが何だよ、日本どころかな」
「全世界が敵かよ」
「有り得ないだろ」
 その『人気』に唖然としていた、アスキーアートでも散々だった。
 そして実際にだ、決闘を見守っている日本人具体的に言うと大阪人達がだ、彼等に怒りの言葉を浴びせていた。
「負けんかいおどれ等!」
「前は卑怯なことしくさりおって!」
「おどれ等日本の恥じゃ!」
「日帝衆の邪魔すんな!」
「ナベツ○とか猿ボクサー一家より子供の教育に悪いわ!」
「さっさと負けていね!」 
 実に大阪人らしい言葉だった、夜の難波に行けば幾らでも聞ける。
 その彼等にだ、二人はというと。
 武器であるビームガンをそれぞれ向けてだ、こう言い放った。
「うるせえ!御前等から始末するぞ!」
「要は勝てばいいんだよ!」
「勝てば官軍なんだよ!」
「人間結果が全てだよ!」
「皆さん、聞きましたか今の言葉を」
 イギリスのニュースキャスターが呆れた顔で言う、何故イギリス人が日本語をよく理解していてしかも視聴者に言うのかは突っ込んではならない。
「あれが彼等の偽らざる本音です」
「何て奴等だ」
「一般市民に武器を向けてか」
「勝てばいいとか」
「スポーツマンシップの欠片もないな」
「屑だ、屑がいる」
「屑中の屑からさらに厳選した屑のエリートからさらに鍛錬した完璧な屑だ」
「キング=オブ=屑だ」
 ジャスティスカイザーの称号が正式に決定した!次回から作品のタイトルは負けろ!!キングオブ屑兄弟戦士ジャスティスカイザーとなります。
「そんな訳ねえだろ!」
「次回もタイトルそのままだよ!」
「正義の兄弟戦士のままだよ!」
「最終回までな!」
 二人は怒って抗議してきた。
「打ち切りにもならねえぞ!」
「絶対にな!」
 それは残念。とにかく話を続けろ、マジで打ち切りにするぞ。
「出た、作者の強権!」
「この作品限定らしいな!」
「何でこの作品だけこんな扱いだよ!」
「人気が出ないと打ち切りとかな!」
「週刊少年ジャンプかよ!」
「俺達虐待されてねっか!」
 こうしたことも言いながらだった、二人は何はともあれ。
 鈴木に身体を向けて彼をびしっと指差してだ、こう宣言した。
「俺達のバイト料と未来の就職と熊田曜子写真集の為に戦う正義の兄弟戦士ジャスティスカイザー!!」
「御前達日帝衆の余計な野望を打ち砕く!」
「正義を恐るのならば!」
「いざ!」
 そしてだ、誇らしげに二人で背中合わせに立ち腕を組み。背には旭日旗を配置してそのうえで言い切ったのだった。
「かかって来い!」
「望むところだ、前置きは長くなったが」
「ああ、それはこの作者の作風だから」
「いつもやたらと台詞多いんだよ」
「それ色々指摘されてるけれど」
「うちの作者はっきり言って下手だから」
「小説の才能ないからそうなるんだよ」
 決定、マジで打ち切り。坂田火魯志先生の次回作にご期待下さい!! 
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