オズのエマおばさん
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第三幕その十一
「雲もあってね」
「こちらもいいわね」
「下を見るだけじゃなくて」
「こうしたものも楽しめるから」
だからだというのです。
「オズのお空の旅はね」
「いいわね」
「とても素敵だよ」
「色々見てね」
ドロシーはお二人にこうも言いました。
「そうしてね」
「ええ、大地もお空もね」
「どちらも見させてもらうよ」
「どんどん見て」
そうしてというのです。
「楽しめばいいのよ」
「そうね」
「こうして」
「お茶もあるし」
ドロシーは紅茶も出しました。
「こちらも楽しんでね」
「ええ、そうするわね」
「お茶も飲ませてもらうよ」
「お菓子もあるから」
こちらも出すのでした。
「食べてね」
「いや、何かね」
トトは嬉しそうに尻尾を振って言いました。
「普通にホテルにいるみたいだね」
「そうでしょ」
「快適だね」
「そして景色も楽しめるね」
「最高の旅だね」
「そうでしょ」
「僕もそう思うよ」
ドロシーに笑顔で答えました。
「本当にね」
「この度を満喫しながらよ」
「山の麓の街に向かうね」
「それで街に着くのは」
その時はといいますと。
「お昼よ」
「早いね」
「このヘリコプターは凄い速さだから」
それでというのです。
「お昼にはよ」
「着くんだ」
「そうなるわ」
「そうなんだね」
「それで着いたら」
街にというのです。
「早速よ」
「お昼ご飯だね」
「それを頂きましょう」
こう言うのでした。
「是非ね」
「山の幸をだね」
「そうよ、一杯あるから」
その山の幸はというのです。
「だからね」
「全部楽しむんだね」
「そうするのよ」
是非にというのでした。
「早速ね」
「来てすぐにだね」
「美味しいものを楽しめるわ」
「それもいいね、ただね」
「ただ?」
「一体何を食べるのか」
そのことはといいうのです。
ページ上へ戻る