| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第百六十四話  報われない傾向

第百六十四話  報われない傾向
 アメリカはまた妹さんに言いました。
「明は生命力があったけれどな」
「色々あっても潰れなかったね」
「しかしだぞ」
 こう言うのでした。
「何か折角忠義を尽くして貢献してもだ」
「それがだね」
「どうも報われていないな」
「有能な忠臣がいてもだね」
「そうした人が粛清されたりするんだ」
 袁さんだけでなくです。
「讒言とかでな」
「そう言うといい王朝じゃないね」
「そうだな」
「よくそれで二百年以上もったね」
「逆に言えばそうだな」
「土木の変なんてのもあったけれど」
 何と皇帝さんが敵軍に捕まったのです、そんな事件もありました。この時も国が潰れそうになりました。
「あの時に貢献した人もだったね」
「どうもそうした傾向があったな」
 明王朝はそうした王朝だったみたいです、その為か前の前の宋王朝に比べて人気はどうにもという感じです。


第百六十四話   完


                    2019・12・2 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧