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アラガミになった訳だが……どうしよう
原作が始まった訳だが……どうしよう
30話
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説があるって載ってるが、本人からの体験談があるってことは確実なんだな。
「山と間違えられたりしてたまに登られたり、苔が生えたり……改めて思い出すとよく起きなかったね、私」
知らん、俺に振るな。じゃあ、なんでアラガミが出てくる前は暴れなかったんだ?暴れない理由なんて特にないだろ?
おい、何故そこでジト目でこっちを見る?何かおかしな事を言ったか?
「マキナは偏食場パルスを認識出来ないから分からないだろうけど、偏食場パルスってアラガミの声みたいなのなんだよ。だから、外ってとてもじゃないけど寝てられない位、他のアラガミの偏食場パルスで煩いんだよ。マキナに分かりやすく言えば、繁華街の真ん中で寝れるかって言えば分かるかな?」
なるほど、そりゃ無理だ。




その後、アリサの素材集めの為に教会のある街に来た訳だが……イザナミ、その馬鹿デカイ神機はなんだ?前に使っていた大剣型の倍近いサイズはあるんじゃないか?
「ん?これでも軽くて困ってるんだけどね」
「……イザナミさんって力持ちなんですね」
アリサが引いているが、正直イザナミと関わるにあたってこの程度で驚いてると、こちらの身が持たないぞ?
「じゃあ、アリサちゃんと私はこっち側を探すから、マキナは向こう側をお願いね」
偏食場パルスでヴァジュラの居場所を探ったんだろうか、イザナミは自分達の行く方向とは反対を指してそう言った。アラガミの種類まで特定した上で位置まで分かるその感覚は便利に思えるが、先ほどの騒音問題があるとなると、利点と問題点でどっこいどっこいだな。
「わかった」
「えっ、おじさん一人で探索なんて……あっ、おじさんなら大丈夫でしたね」
一体、アリサの中で俺が一体どんな化け物と思われているのか少し問い詰めたくなったが、化け物という点では実際アラガミなので否定のしようが無いと思い出して、少し凹んだのは心に秘めておこう。
おい、イザナミ笑うな。例え読んだとしても、そこは態度に出すな、頼むから。
「じゃあ、マキナは危なくなったら信号弾でも打ち上げてね」
その棒読みに加えての半笑いで言うな、イザナミよ少し俺の扱いが雑じゃないか?
「おじさんが危なくなるなんて想像できないですよ、イザナミさん」
アリサ、そろそろ泣くぞ?
そんな下らないやり取りをしてからイザナミに指示された場所を探していると、すぐにヴァジュラを発見する事ができた。しかし、妙に周囲を警戒しているようで無音で倒すの少々難しいな。少し待って、ヴァジュラが警戒を解いてから確実に仕留めるとしよう。
しかし、一体何を警戒しているんだ?俺は偏食場パルスを発していない上に、姿も見られていないので俺を警戒しているんじゃないだろう。
……ああ、イザナミが周囲を調べる時に使った偏食場パルスか。あいつの偏食場
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