暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第29話 お茶会
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話



「「「先程は大変申し訳ありませんでした」」」

 と、うちのおバカ3人は言ってそれぞれ頭を下げた。もちろん龍巳はグレイフィアさんに、黒姉と白音はミラというライザーの眷属さんに。まあ殺すような攻撃をしようとしてたから当然だよね。

 ちなみに私が部屋に入る前にどういう攻撃をしようとしてたのか再現させたら驚いた。見た目的にはオーラを手に纏っているようにしか見えないけど、長年一緒に修行してきた私には分かる。あれはヤバイ。龍巳はもし攻撃を外して地面に当てようものならこの学校が消し飛ぶほどの魔力を凝縮してたし、黒姉と白音の纏っていたのはミラという眷属さん程度の実力では一瞬で命を刈り取ってしまうような類の仙術だった。一体何を考えてるのかと思ったよ。

 ちなみにこの時これらがどういったものか、周りの人達には説明せずに殺しにかかってるとだけ言っておいた。さすがに詳しい内容を教えるとショックが大きすぎる気がしたからね。多分行うであろうレーティングゲームにも影響が出ちゃいそうだし。ただ、グレイフィアさんだけはどんな攻撃だったか見て察したみたい。無表情が若干引きつってたし。

 で、それを確認した私はちょっといつも以上にブチギレちゃった。イッセーが理不尽に害されそうになって思わずやっちゃったってのは分からなくないけど、それでもこれはやりすぎだったから。そもそも、彼女たちには以前大切な約束をさせたのよ。はぐれ悪魔みたいなどうしようもない場合を除いてなるべく殺しはしないようにしようって。だからこの間の堕天使の件だって私たちは一応誰も殺さなかったんだし。なのにはっきり敵対しているわけでもないのに殺しにかかるのはいかがなものかと。しかも相手は元凶のライザーではなく命令されただけの眷属と止めようとしたメイドさん。ここまで来るとこちらのほうが圧倒的に悪いわよね。

 というわけで盛大に怒った結果黒姉は魂が抜かれたような状態に、龍巳と白音は盛大に大泣きという部屋の中の人全員がドン引きする状況になっちゃった。でもまあ悪い事した人にはお仕置きが必要だからしょうがないよね。

 で、3人が謝れるようになるまでの約1時間、オカ研メンバーが3人をあやしている間に私が何をしていたかというと……もう一度ライザーに説教をしていた。いやまあ当然でしょ? さっきは食べ物を粗末にしたことで怒ったけど、まだ理不尽に攻撃しようとしたことに対しては怒ってないし。だから、この程度で怒ってるようでは器が小さいだとか、魔王輩出のグレモリー家に入ることがどういうことか分かっているのかとか、そもそも結婚するという自覚があるのかとか、そのままの態度ではグレモリー家にとって害悪にしかならないとか、最後には強制的に追い出されるだろうとか、グレモリー家のみならずフェニックス家の名前まで落とすことになる
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ