暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第23話 目覚め
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や、うちとしては娘が増えて嬉しいんだが……」

「はい、じゃあ決まり! この話はこれでおしまい! 白音、次シャワー浴びて来ちゃいなさい。その次はイッセーね。早くしないと朝ごはん食べる時間なくなっちゃうわよ。朝食はその間に準備しちゃうから。アーシアと夕麻は荷物ほどいて学校行く準備。部長も朝ごはんまだですよね? 良かったら食べていって下さい。ほらみんな! 早く動いて! 遅刻しちゃうわよ!」

 その言葉にみんな急いで動き出す。た、助かった。黒歌姉たちはまだちょっと不満そうな顔してるけどそれでも渋々納得してくれてる感じだ。良かった良かった。一時はどうなることかと……って3人ともアーシアたちの方に? ま、まさか刺したりしないよな?

「アーシア、レイナーレ。負けないからね?」

「負けない」

「負けません」

 ……そういうのは俺のいないところで言ってくれよ。意味分からないふりするのにも限界があるんだぞ? それにアーシアもレイナーレもそんなんじゃねーって。出会ってまだ二週間も経ってないしそもそもレイナーレには好きな奴がいるんだぞ?

「……ふんっ」

「うぅ……私だって負けません!」

 レイナーレはいつも通りだとして……アーシア? ちゃんと意味分かって言ってるか? って分かってたらあんな返事しないよな。まったく勘弁してくれ。こっちも顔赤くならないように耐えるの大変なんだぜ?

「ほら! そんなところに突っ立ってないでさっさと動きなさい! 遅刻するわよ!」

 やべ! そうだった! みんなも慌てて火織の声に従って動き出す。なんかもう火織が家長って感じだなこれじゃあ。じゃあ俺は白音ちゃんがシャワーから上がるまでの間に着替えと学校の準備を済ましちまうかね!



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