暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第1章 動き出す日常と新たな仲間
第19話 赤龍帝の逆鱗
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れてなんで立てるのよ? そ、それに、何よその魔力!? これは上級悪魔のそれじゃない!? なんで龍の手(トゥワイス・クリティカル)ごときしか持ってないあんたがそんな大きな魔力を持ってるってのよ!?」

 へへ、やっと気づきやがったか。

「一つ教えてやるよ。俺の神器(セイクリッドギア)龍の手(トゥワイス・クリティカル)じゃない。なんでも赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)なんていうシロモノらしいぜ?」

赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)!? 神滅具(ロンギヌス)が貴様のようなガキに!?」

 おうおう、目に見えて震え始めやがって。一歩踏み出す毎に一歩後退してんじゃねーか。こちとらいつ倒れるか分からねーくらい死に体だってのによ。まあぶん殴るまで倒れる気はねえけどな!

「天野さん。最後になんで俺が怒ってるか教えてやるよ。それは俺の前で愛を侮辱したからだ」

「な、何?」

「お前の愛は薄汚れてる。俺だって愛が何なのかはっきりと分かってる訳じゃねえ。でもてめえの愛が薄汚れてるってことくらいは分かる。人から奪って、蹴落としてまで手に入れるもんが愛であるわけがねえ!! そんな薄汚れちまったら愛なんて手に入るわけねーだろうが!!」

『Explosion!!』

 その音声とともに俺の身体から龍巳が手に纏っていたようなオーラが吹き出した! いける! 俺は一気にかけ出した。ただ一発彼女の顔面に入れるために。

「それでもまだてめえが愛を得られるなんて思ってんならもう一回愛がなんなのか……!」

「ひっ! く、来るなぁ!!」

 な!? まだ槍を作って投げるだけの余力が!? やばい! この距離じゃ避けられ……














「七閃!」

パキィィィィィィィィィィィィン!

 俺の目の前で光の槍が砕け散った。今の掛け声と斬撃、火織か? ヘヘっ! さすが俺の幼馴染! ますます惚れちまうだろーが!!

そして俺の手が逃げる彼女の手を……捕まえた!

「ひっ!」

「考え直しやがれ!!!」

 俺の何回も倍加させた拳が天野さんの顔面に突き刺さり

「ギャァァァァァァァァァァァァアアアアアア!!!!!」

 天野さんは派手にぶっ飛んで壁に激突して動かなくなった。はは、ざまーみろ。

「あ」

 ヤベ、身体が支えらんねー。もう、限界……



ぽすっ



「ありがとうございます。イッセーさん」

 あ、この声、アーシア? 体が暖かい。痛みも引いていく。神器(セイクリッドギア)で治療されてんのか俺。って俺、アーシアの胸にダイブしてんのか!? 身体動かねえけど何とかしてどかなきゃ火織に誤解され

「よく頑張ったわねイ
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